猪名川河川事務所

「河川敷の保全と堤防天端や高水敷の利用について」円卓会議 平成15年12月8日~

今までの説明会など

テーマ:淀川水系河川整備計画策定にむけて

【淀川水系河川整備計画策定にむけてのご意見及び回答】


自治体からのご意見
みなさまからのご意見
「河川敷の保全と堤防天端や高水敷の利用について」円卓会議
平成15年12月8日~
その他のご意見と回答

■ みなさまからのご意見 【 平成15年12月8日~ 】
ご意見・ご質問  大変 有意義でした。ありがとうございました。
 会議前までは、どちらかというと保全優先の考え方でしたが、傍聴の途中から少し考えが広がりました。
 川は川に戻すことには基本的に同感ですが、川も山も平野も全てあって自然らしさになると思いました。山がどんどんと削られ開発され、河川敷もグラウンドなどで人工的になり、平野部のみどりも少なくなると息苦しくなるように思います。河川敷を今までのようにグラウンドに譲るなら、景観としての山を保ってもらいたいですし、山についてそうでないなら、都市部の河川敷を今後は自然の一部分として保全していただきたいと考えるようになりました。(これ以上は人工的にしない。)
 環境への負荷があるということですが、流域の部分部分によって河川敷に求められるものが違うのかもしれませんが、保全は意識していなければできないというご意見には説得力を感じました。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後は「生態系が健全であってこそ、人は持続的に生存し、活動できる。」との考え方を踏まえて、河川環境の保全・再生を図ります。また、河川の利用については、環境教育を推進する場という観点も含めて、本来河川敷以外で利用する施設は、縮小していくことを基本としますが、河川保全利用委員会(仮称)を設置して意見を聴くとともに、住民からも広く意見を聴き、個々の案件毎に判断します。

ご意見・ご質問  自然破壊はダメ、自然は守るべきが正論であるかのように言われるが、その進め方に疑問が残る。
 自然はそこの住人が守り続けてきた結果であり、今日の姿がある。
残された自然の周囲も20世紀には大半が自然であった筈である。そこに居住し、生活基盤を持つ人は自然破壊の共犯者である。自然破壊の共犯者が今日まで自然を守り続けてきた人に対し更に自然を守りつづけよと言うのは身勝手すぎる。自然の大切さは理解するが、まず自然破壊して建てた住居の一部を元の自然に戻すなど各自の生活拠点を中心に自然復元を行うのが自然保護の公正な進め方と思う。いたみも共有すべき。
 自分達のしたことを棚に上げて、自然破壊云々と言う資格はない。自然保護を唱える人に一考を促したい。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 流域委員会の提言をも踏まえ、これまでの河川整備が河川環境に及ぼしてきた影響を真摯に受け止め、「生態系が健全であってこそ、人は持続的に生存し、活動できる。」との考え方を踏まえて、河川環境の保全・再生を図ることとしています。
 余野川ダムについては、狭窄部上流の浸水対策、渇水に対する安全性の確保、既設ダム群の再編成に留意し、計画の見直しを行います。また、余野川ダムの事業効果やダム以外による治水対策の方法について併せて検討します。これら検討結果が出た時点で、流域委員会や流域住民、関係自治体に改めて説明し、意見をいただいた上で決定していきます。

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