猪名川河川事務所

余野川ダムについて頂いたご意見と回答 平成16年10月4日~10月9日まで

今までの説明会など

テーマ:淀川水系河川整備計画策定にむけて

【淀川水系河川整備計画策定にむけてのご意見及び回答】


自治体からのご意見
みなさまからのご意見
余野川ダムについて頂いたご意見と回答
平成15年6月24日~7月5日まで
平成15年7月5日 意見交換会
平成15年7月6日~平成16年1月24日まで
平成16年1月25日 箕面会場 第1回討論会
平成16年2月14日 箕面会場 第2回討論会
平成16年8月21日~9月4日まで
平成16年9月5日 川西会場 説明会
平成16年9月6日~9月10日まで
平成16年9月11日 尼崎会場 説明会
平成16年9月12日~10月2日まで
平成16年10月3日 川西会場 第3回討論会
平成16年10月4日~10月9日まで
平成16年10月10日 箕面会場 第4回討論会
平成16年10月11日~
その他のご意見と回答

■ みなさまからのご意見 【 平成16年10月4日~10月9日まで 】
ご意見・ご質問 10月3日の「余野川ダム住民対話討論会」参加時の感想を述べます。結論として、このような討論会はこれ以上行っても無意味だと思います。国土交通省は即刻方向性を示すべきだと思います。以下に理由を示します。

1. 意義ある討論の欠如
反対意見を理解する努力が希薄。現実を無視(知らない?)した理想論が大半。
広域視点論と局地視点論の混在。法律軽視、好都合データ偏重による自己主張。
2. 悪影響の深刻化
結論引き延ばしによる沿川住民への被害。過去データ固執、未来予測軽視による不安。事業停滞・調査検討による計画外投入税金増大。
3. 自然保護に偏重
土地は第一義的には所有者又は当該地域の生活向上、発展の為、次いで沿川住人、最後に広域エリア住人のために寄与すべきもの。この順序を無視し、且つプラス面のみに視点をあてた議論。自然再生議論の欠落。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 10/3、川西会場で討論会を聞いて申し上げたいこと

1. 銀橋より下流の神崎川との合流点までの破提の恐れのある部分の堤防補強がすすめられることに敬意を表します。
2. 余野川ダムに限らず治水に関しては、去る7月28日(水)の朝日新聞、夕刊にけいさいされた『窓』らんの意見に賛同するものです。
3. 三重県宮川村の台風21号による土砂崩れが指摘されましたが、人間が植林した針葉樹林は近年、手入れ不充分で間伐されず、落葉樹林のように冬季に葉が落ちて日光がさしこまず、下草もはえないので、保水力や地面の崩落防止力が低下しています。
余野川ダム湖底に沈むところは落葉樹林が多く余野川上流も含めてその心配はないと思います。
4. 止々呂美地区の活性化について
余野川ダムが出来て本当に活性化するのでしょうか。
「水と緑の健康都市」計画は、府財政、箕面市財政からは、どう考えても取り組める見込みがありません。
残るは、国道423号バイパストンネルの完成と第2名神高速道路のインターチェンジですが、後者は道路公団民営化のあおりで見通しがたちません。
5. ダムの放流操作について
猪名川水系で、一庫ダムと箕面川ダムは、相互に連絡をとりあって、放流操作をされているのでしょうか。近年一庫ダムの水位減少が夏に話題になりますが、放流操作の運用が適切にされているとは思えないのです。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 余野川ダム計画は新聞の折り込みで知りました。猪名川流域に住んでいることと、以前から長野県の脱ダム宣言に関心があったことから9月5日の説明会、10月3日の住民対話討論会に参加いたし、僅かながら余野川ダム計画の概要を知ることが出来ました。参加前は何のためのダムだろうという疑問が頭の中にありました。種々お話を聞き、ダムの主目的は治水であり、地域の安全確保にあると感じました。
 平成9年に河川法が改正され、ダム建設に対して、河川環境の整備と保全、及び地域の意見を反映した河川整備が導入の結果、種々の説明会、討論会が行われていると伺いました。しかし、昭和55年 実施計画調査開始から四半世紀が経過した現在、最終結論が出されていないことに、一抹の不安を感じる次第です。
 法改正にあっては、附則で施行日が定められ、それ以前に着工したものは適用しないということが一般的と理解しています。改正河川法がどの様になっているのか分かりませんが、若し上記の様な附則があれば、治水に的を絞り検討してはいかがでしょうか。
 一庫ダムの対応、流域対応だけでは、狭窄部上流の浸水被害が解消できないとして、狭窄部の開削、更に下流対策として余野川ダムの効果を検討する方向になっている様に思われます。ただし、一庫ダムの対応中、ダムの嵩上げ案が取り上げられていますが、既設のダムを高くして貯水量を増加させた場合、水圧によるダムの強度は問題ないのでしょうか。
 狭窄部開削により、上流地域の浸水被害を軽減し、また猪名川下流の洪水被害の軽減を余野川ダムによらず、心配される部分の護岸工事で行うという方法はいかがなものでしょうか。
環境問題も、ダム方式より少しは軽減されると思われます。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダムはこれまで、①猪名川下流部の浸水被害軽減、②阪神水道企業団及び箕面市に対しての水道水の供給、③既得利水者の安定取水と河川の環境を維持する上で必要な流量を安定的に確保、を目的に事業を進めてきました。現在、河川整備計画策定のため実施している余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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