猪名川河川事務所

余野川ダムについて頂いたご意見と回答 平成16年10月11日~

今までの説明会など

テーマ:淀川水系河川整備計画策定にむけて

【淀川水系河川整備計画策定にむけてのご意見及び回答】


自治体からのご意見
みなさまからのご意見
余野川ダムについて頂いたご意見と回答
平成15年6月24日~7月5日まで
平成15年7月5日 意見交換会
平成15年7月6日~平成16年1月24日まで
平成16年1月25日 箕面会場 第1回討論会
平成16年2月14日 箕面会場 第2回討論会
平成16年8月21日~9月4日まで
平成16年9月5日 川西会場 説明会
平成16年9月6日~9月10日まで
平成16年9月11日 尼崎会場 説明会
平成16年9月12日~10月2日まで
平成16年10月3日 川西会場 第3回討論会
平成16年10月4日~10月9日まで
平成16年10月10日 箕面会場 第4回討論会
平成16年10月11日~
その他のご意見と回答

■ みなさまからのご意見 【 平成16年10月11日~ 】
ご意見・ご質問 賛成派の方々の意見を聞きますと、緑と水の健康な町と言う、住宅開発的な現代的な発想の豊かさと言う「絵に書いたモチ」の様な考え方に固っているのではないでしょうか。
これから少子化が始まります。住宅開発を必要としているでしょう。
国からか府からか誤った考え方を正す事を許さず500億円とか1000億とかの税金を出して頂きたいと思っている様です。
猪名川町 能勢地域には、やり過ぎの様な住宅開発でかなりの人々がローン地獄・通勤ストレスで不幸になっている様です。国をツツキ廻して税金を出して頂き、その税金に見合う豊かな幸せな生活が国民に返す事が出来るでしょうか疑問です。
今、日本には公共事業のいき過ぎあります。タンポポ等咲かせておけばよい様な余り人も通らない所に道路が出来ていて、殺風景な心の持主の様な人間をつくている様に思えます。
ダムとかその他、地方が都市化すのでなく、そこの地方のよさ、真の豊かさをのばす、考え方して、猪名川流域全体の幸せを思いよく考えて頂きたく思います。猪名川開発でかなりの人々が美しいキャッチフレーズ コマシャルにひかかって不幸せになっている現状があります。キラキラだが幸せと思うのではいけません。治水・利水と共に余野川地方の豊かさをもう一度考え直して頂きたいと思っています。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 国土交通省 近畿整備局 猪名川総合開発工事事務所、猪名川事務所様へ
意見書 災害事前管理(マネジメント)を実施し、総合的な防災対策

 長期的展望に立った防災治水は、皆さん全員の一致しての意見であり、その手段として堤防強化や森林対策は一致し、ダムで賛否が分かれました。今年の水害は、特に激しい雨が災害の主な原因ですが、その被害実態を見ると、防災治水にハード、ソフト両面の全面的な見直しが浮上しており、私は、皆さんの対話討論会を通じて到達した長期的な展望に立つ検討に大歓迎を表したい。
 水害の危機管理を事前に想定するには、それに関係する防災治水システムを全て知る人はいない、そのシステムの部分しか知らないから、防災治水のマネジメント(事前管理)をおこない、水防計画などを住民本位に充実することを、異常気象による今年の水害は教えているようである。猪名川にあてはめると、雨水の流出域や洪水の氾濫域での流域対策、森林整備と、治山治水対策、丘陵開発などの土地利用での乱開発中止、あふれても破提しない堤防補強などを、防災治水ハード対策の基本とする。超過確率洪水でも、浸水は最大1mにおとす、堤防や水門、排水ポンプなどの役割を明確にしたハード面の防災治水マネジメント(事前管理)を行うことが求められていると考えられる。
 更に、長期的には、計画をオーバーする今年のような超過洪水が当然起こりえると考えられ大洪水は避けられません。その時のために「溢れる側」の命を守るために、人命の総合的な安全を追求する。生活と暮らしの被災に対する、公的支援と保険などの減災情報ソフト防災治水を全面的に検討することが必要である。河川審議会提案の「洪水氾濫を許容する治水の」ソフト対策の具体化、改定水防法の一層の具体化が大切です。水害を知り弱いところを知り対策を立て、ソフト対策で人を助ける情報を自治体の市町や府県、住民と共有することです。
このために、「水害に強い地域づくり協議会(仮称)」は、その体制と進め方には、自治体での具体化には住民参加の地域からソフト面の防災治水マネジメントを行うことである。是非、ハード面とソフト面からの防災治水マネジメントを検討に加えて頂きたい。
 巨額を要するダム計画には、長期的な問題として計画降雨をオーバーする場合が避けられません。このとき、ダム治水を前提とする川も大洪水で住民の非難がはじまり、洪水があふれ始める。流入量と放流量が同じになりダム効果がゼロになる。その後、ダムで水害を守る地域等では、避難が始まったところに大洪水が押し寄せてくる、ダムがないときよりも大きな大災害は避けられないもののようである。このリスクを考えると、長期的にはこれ以上のダム建設は要らないのではないでしょうか。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

ご意見・ご質問 本年、9月、10月にかけて、余野川ダム計画の説明会ならびに住民対話討論会(川西会場及び箕面会場)で、住民の方々のダム建設に対する意見を拝聴いたしました。必要であるとダム建設を望まれる方、ダムは必要ないと建設に反対される方、様々だったと思います。
私の考えは、説明会が終了した時点で意見として送付いたしました。これで“よし!”と思っておりましたが、先日の台風に伴う豪雨で、各地で多大な被害があることを知り、遅ればせながら、筆を取りました。
10月19日のNHK午後2:00のテレビ「お元気ですか、日本列島」中、“台風21号による被害検証、ダムも無力に!”と題して、三重県宮川ダムは雨水の流入量が多くなり、このままでは、ダムの決壊につながると、放水量を多くしたため、下流部の水量が多くなり、多数の家屋が浸水した。
結果として、地域を保護すべきはずのダムは何の役にもたたなかった。大雨に対し、ダムは無力であったと報道されています。
一方、台風23号では、兵庫県豊岡市では、円山川が増水してきたため、増水を抑える目的で円山川に流れ込んでいる支流に設けたダムのゲートを閉じたが、その効果もなく、円山川が決壊したと報じられています。流量を調整する目的であったダムが、その役目を果していなかった例から、“利水に対してダムは有効であるが、治水に対して必ずしもダムは有効とは言えない”と思われます。地域の安全を確保するには、“余野川ダムの建設より、河川の堤防を強化すべき”と考えます。
回  答  ご意見ありがとうございます。
 余野川ダム計画の見直しにあたっては、余野川ダムの事業効果やダム以外の治水対策の方法(代替案)について検討を行っています。
 余野川ダムの利水については、現在行っている水需要の精査・確認結果を反映させます。
 また、余野川ダム貯水池や分派堰が周辺の自然環境や水質、下流河川に与える影響の軽減策について検討を行っています。
 検討の結果については、完了した時点でその結果を流域委員会や住民の皆様、自治体に説明いたします。
 今後ともご意見を参考にさせていただき、今後の河川整備計画を策定する予定ですので、よろしくお願いします。

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