一般国道42号 すさみ串本道路パンフレット
一般国道42号すさみ串本道路は、近畿自動車道紀勢線(田辺〜すさみ)と連続し、紀伊半島沿岸部における大阪府から和歌山県南部地域を結ぶネットワークの一部を構成する道路で、和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台から同県西牟婁郡すさみ町江住に至る19.2kmの自動車専用道路です。
すさみ串本道路は、国道42号の和歌山県東牟婁郡串本町から西牟婁郡すさみ町間における、異常気象時通行規制区間の解消、防災・災害時の代替路確保等を主な目的としています。
すさみ串本道路は、国道42号の和歌山県東牟婁郡串本町から西牟婁郡すさみ町間における、異常気象時通行規制区間の解消、防災・災害時の代替路確保等を主な目的としています。
- 起終点
- 起点)和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡
串本町(くしもとちょう)サンゴ台
終点)和歌山県西牟婁(にしむろ)郡
すさみ町江住(えすみ) - 計画延長
- 19.2km
- 幅員
- 12.0m(完成)
- 構造規格
- 第1種第3級
- 設計速度
- 80km/h
- 車線数
- 2車線(完成)
事業の状況
- すさみ串本道路
標準断面図
土工部
橋梁部
トンネル部
災害時の交通を確保
すさみ街から串本街までの地域では、国道42号線が唯一の幹線道路ですが、急カーブなど線形の厳しい箇所や、大雨によるのり面崩落、台風による越波などにより被災するリスクの高い箇所が多数あります。また、南海トラフ巨大地震の発生時には、津波の襲来により最大6割の区間*が浸水し、通行不能となることが予測されています。
すさみ串本道路の開通により、線形の厳しい箇所や被災のリスクの高い箇所を回避した通行が可能になります。
また、すさみ串本道路は、予測される津波高を回避できる高さで計画しており、津波発生時の一時的な避難場所として、地域の避難活動を支援するほか、救命・救急、災害復興に貢献する、災害時の安全性・信頼性を確保する道路です。
※すさみ串本道路に並行する国道42号の区間
救急医療活動に貢献
すさみ串本道路の開通により、三次救急医療*施設である南和歌山医療センターへの輸送時間が短縮されるとともに、搬送の定時制や走行安定性が確保され、救急医療活動に貢献します。
※三次救急医療施設とは重篤な救急患者(頭部損傷、心筋梗塞、脳卒中)を24時間体制で受け入れる体制と高度な診察機能をもつ医療施設。
浴線地域の観光活性化
串本街には、温泉、景勝地(南紀熊野ジオパーク)など、さまざまな観光地、レジャー施設が点在しています。
すさみ串本道路の開通により、京阪神方面からの所要時間が短縮され、アクセス性が向上することで、浴線地域の観光活性化が期待されます。