H14.7.11 記者発表資料より
台風6号出水における九頭竜ダムの治水効果

1.平成14年7月10日台風6号出水について

*平成14年7月10日、台風6号により、日本海に停滞していた梅雨前線と相まって九頭竜川上流の九頭竜ダム上流域での総雨量が、約 409mmを記録しました。
*10日9時には、九頭竜ダムの最大流入量が約1,679m3/sと、計画高水流量1,500m3/sを超え、ダム管理開始(昭和43年)以来、最大の流入量を記録しました。
*九頭竜川の基準地点の中角地点での最高水位は6.25mを記録、指定水位を約1.25m上回りました。
*もしも、九頭竜ダムが「なかったら」、中角地点では警戒水位(7.5m)を1.1m上回ったものと想定されます。
*また、九頭竜ダム直下流、和泉村朝日の角野橋付近の国道158号線は出水による交通規制を余儀なくされ、和泉村の中心市街へ流れ込んでいた危険な状況であったと推定されます。


2.九頭竜ダムでの降雨状況


*九頭竜ダム上流域で顕著な雨量を観測
 箱ヶ瀬雨量観測所: 総雨量428mm 時間最大雨量66mm
 久沢雨量観測所 : 総雨量408mm 時間最大雨量60mm


九頭竜ダムと主要地点位置図



3.九頭竜ダムの実績状況

4.九頭竜川上流 角野橋付近での九頭竜ダムの効果

― 和泉村朝日 角野橋付近での効果 ―





5.九頭竜川上流 中角地点での水位状況

― 九頭竜川 中角地点での効果 ―







*注意: 数値は速報値です。