H16.7.19 記者発表資料より
福井豪雨における真名川ダムの治水効果

1.平成16年7月18日 福井豪雨について

平成16年7月18日、北陸地方に停滞した梅雨前線により、九頭竜川上流の支川真名川の真名川ダム上流域での流域平均総雨量が、約276mm(18日20時時点)を記録しました。
18日10:30、真名川ダムでは約1,033m3/sの最大流入量を記録しました。
これは、昭和54年に真名川ダムが完成し、管理を開始して以来、最大の洪水となりました。
ダムの操作により、下流への洪水の流下を最大約1,000m3/s低減させることにより下流河川の水位を下げることができました。
もし、ダムがなかったら、大野市五条方地点では、水位が堤防天端からあと1.87m下まで達していたものと想定されます。(実績最高水位:18日16時225.85m)。
ダムによる効果で約1.64mの水位低減効果がありました。

2.真名川ダムでの降雨状況

 *真名川ダム上流域での主な雨量(18日18時時点)
  雲川雨量観測所(雲川ダム) : 総雨量307mm、時間最大雨量81mm
  中島雨量観測所         : 総雨量281mm、時間最大雨量52mm
  真名川ダム雨量観測所    : 総雨量252mm、時間最大雨量60mm

 真名川ダムと主要地点位置図



3.真名川ダムの実績状況

4.洪水調節の効果:大野市五条方地点(ダム下流約3km)


注意: 数値は速報値です。