H16.9.9 記者発表資料より
台風18号出水におけるダム効果

〜台風16号に続き、九頭竜ダムで洪水調節を実施〜

 台風18号は、台風16号と同じようなコースをたどり、7日19時頃、福井県に最も接近しました。
 県内では台風が接近した7日16時頃から奥越地方を中心に強い雨が降り始め、九頭竜ダムの流域では、約158mmの雨を観測しました。九頭竜ダムでは、台風16号に続き洪水調節を実施し、ダムによる治水効果を発揮しました。

平成16年台風18号出水におけるダムの洪水調節効果について

平成16年台風18号出水では、奥越地方において、下記の降雨を観測しました。
                                 (「1.ダム上流域平均雨量の比較」参照)
    九頭竜ダム上流域平均 総雨量 約158mm
    真名川ダム上流域平均 総雨量 約105mm
    笹生川ダム上流域平均 総雨量 約134mm
九頭竜ダムでは、洪水調節(洪水をダムに貯め込む操作)を実施しました。
九頭竜ダムの洪水調節は、今年度に入ってから台風6号、16号に続き3回目となりました。
  最大流入量 約540m3/s を全量調節
                                  (「2.九頭竜ダムの洪水調節」参照)
九頭竜ダムの洪水調節は、基準地点の福井市中角でも効果があったと考えられます。
                                  (「3.下流河川でのダム効果」参照)
参考資料
@ 位置図
A 既設ダムの洪水調節グラフ
B 各ダムの諸元
C 用語の解説
1.ダム上流域平均雨量の比較
2.九頭竜ダムの洪水調節

3.下流河川でのダム効果

  ダムの洪水調節により、ダム下流河川の各地点において、水位の低減効果があったものと推定されます。

 
4.参考資料