H17.08.01 17:00 記者発表資料より
真名川ダム湖内での緑藻類による水面変色について


●緑藻類はヒゲマワリ属のタマヒゲマワリ種であることを確認しました。

7月28日の巡視中に、貯水池上流端の一部で緑色に変色していることを発見し、変色の原因調査を行いました。

一旦消滅しましたが、8月1日の巡視中に、再び水面が緑色に変色していることを確認しました。場所は、真名川ダム上流3.6km〜5km付近(若生子大橋上下流)幅50m〜200m程度、延長1.2km程度に及んでいますが、今のところダム下流への影響はみられません。

(財)北陸公衆衛生研究所による分析の結果、変色原因は緑藻類のヒゲマワリ属のタマヒゲマワリ種と判明しました。
「タマヒゲマワリ」は湖沼、貯水池、河川などさまざまな水域に広く生息するプランクトンで、楕円体状の郡体を形成し、通常32個(時に16、64個)の細胞が表層に並んでいる。細胞の大きさは60〜150μm程度、日照・水温の上昇等の条件が重なり、異常増殖して変色水域が発生したものと推察される。
又、同研究所所長によりますと、この種は人体や生物、魚類等への影響を与えるものではないとの見解です。


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位置図 PDF (約580KByte)

「同定用タマヒゲマワリ」写真 PDF(約22KByte)