H18.05.01 14:00 記者発表資料より
真名川ダム湖内での水面変色について(第2報)

  • 水面変色の原因は、緑藻類のクラミドモナス属であることを確認しました。


  • 4月26日の巡視中に、真名川ダムから2.8km〜3.6km付近で緑色に変色していることを発見し、変色の原因調査を行いました。


  • 本日、午前9時の巡視でも、水面が緑色に変色していることを確認しています。場所は、若生子大橋下流で筋状に発生しており、縮小傾向がみられました。又、ダムサイト付近でも同様に変色を確認しています。

  • (財)北陸公衆衛生研究所による分析の結果、変色原因は緑藻類のクラミドモナス属と判明しました。詳細な種の同定については、種類数が極めて多く、類似数が多いため、種の識別は困難である。
    「クラミドモナス属」は池沼、水溝、水溜りなど富栄養の水域に多いが、残雪の上に生育する氷雪藻として知られている種もあります。
    「クラミドモナス属は、単独球形で等長の2本の鞭毛を持ち、収縮胞、核、ピレノイドを有し、細胞の大きさは直径17〜20μmで小型である。発生の原因として、雪解けの増水による栄養塩を含んだ濁水の流入と日照時間・水温の上昇等の条件が重なり、異常増殖して変色水域が発生したものと推察されるが、詳細なメカニズムについてはまだ解明されていません。
    又、同研究所所長によると、この種は人体や生物、魚類等への影響を与えるものではないとの見解です。


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