迎賓館庭園に生かすクスノキ
3年かけて移植 |
平成9年2月 |
事前調査として、根張り調査を行う |
平成9年3月 |
第1回目の環状剥皮工を行う |
平成11年2月 |
第2回目の環状剥皮工を行う |
平成11年11月 |
発根状況の調査を行う(環状剥皮部から良好な発根を確認) |
平成12年
2月 |
移植を実施 |
現在 |
木の状況にあわせ、芽摘みや根に酸素を供給するなど、手当中 |
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■京都御苑の歴史
明治以前、内裏を中心に200もの邸宅が並ぶ公家町であった京都御苑の地は、東京遷都以降、荒れ放題の状況が続きました。明治10年(1877)に天皇のご沙汰により「大内保存事業」が進められ、皇室苑地として整備されたものが京都御苑の始まりといえます。
それ以降、100年余の間に樹木が育ち、管理された公園として市街地の中心に貴重な自然が形成されてきました。
■緑・自然を守る
計画にあたり、予定敷地内の既存樹木は学識経験者の意見をふまえ、「緑・自然を守る」という観点から現在地で活用、または建物配置に支障のあるものは、技術的に困難な径の大きな樹木についても移植する方針がだされました。 |