■水に恵まれた京都
古来、京都は水に恵まれた土地でもあります。過去千年もの長きにわたり、都として栄え、豆腐・湯葉・酒など京都の名産品を育んできた源でもあります。
■地下水調査の概要
迎賓館の建築工事では、事前調査としてこれまで約5年間に渡って地下水位の調査を行っています。
京都の地下水は、概ね北東から南西に向けて流れており、京都御苑内においても同様の地下水の流れ(約1.1m/日の速度)が確認されています。そして、迎賓館敷地内では約6.0〜8.2m以深を流れています。 |
■地下水に影響を与えないよう進めます
これらから、地下水に影響を与えないよう、設計において上水面である地下6m以深に構造物を造らないよう配慮すると同時に、工事施工上においても表−1のような対応をしています。
■監視しながら進めます
同じような条件の地盤で実験したデータによりますと土留め壁から6m離れれば水質汚濁はないという報告もありますが、万が一に備えて敷地周囲に地下水監視井戸を設け、状況をモニタリングしながら工事を進めて行きます。そして、この監視井戸で異常が確認されれば直ちに関係者と協議を行い対策を施します。 |