環境にやさしい工事を進めています。
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金属くずの収集 |
わたしたちは、建設工事にあたり「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)に基づき、建設現場から発生するコンクリートがらや金属・木材くず等を「建設副産物」ととらえ、発生の抑制に努めるとともに、再使用・再資源化を図る取り組みを進めています。 |
■ゼロエミッションに挑戦
迎賓館の工事では、建築・電気・機械の各施工者が一体となり、建設リサイクル法の枠組みからさらに進んだ「ゼロエミッション」という考え方で工事を進めています。
ゼロエミッションとは、生産−流通−消費−廃棄の各段階で、排出物(エミッション)を限りなくゼロに近づけることにより、「循環型社会」を構築しようという考え方で、国際連合大学が提唱している構想です。 |
■残土のほとんどを活用
排出物の中で大きな要素になる掘削残土について紹介しますと、地下掘削により発生した土の大半を「洛南道路建設現場」(京都国道事務所発注)、「京都労働局建築現場」で活用、一部の「聚楽土」は第9号でお知らせした通り塗り壁に活用します。
また、掘削層が鴨川の旧河床にあたっていたため自然石が多数含まれていることが解り、庭園工事に活用することにし、ふるい分けして保管しています。
やがて、鴨川の河床と同じような雰囲気の水辺が、迎賓館の庭園に誕生します。 |
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