第3回文化財検討委員会(平成14年6月21日開催)
(平成14年6月21日開催)
■京奈和自動車道 大和北道路について
 京奈和自動車道は、京都市から奈良市等を経て和歌山市に至り、関西大都市圏の外郭環状道路の機能を有する、延長約120kmの高規格幹線道路であり、現在、早期完成を目指し、奈良県内、和歌山県内で整備を推進しています。
 平成12年4月に全線開通した京奈道路から、西名阪自動車道以南で事業を進めている大和・御所道路までの区間は、基本計画の策定を行うため、現在、国土交通省奈良国道工事事務所において、大和北道路として調査・計画を進めています。
(図−1)
(PDF:96K)

■調査の状況と課題
大和北道路の調査・計画については、大きくは、
  1. 国道24号奈良バイパス周辺を中心とした「中央エリア」
  2. 春日山周辺の山地部を中心とする「東側エリア」
  3. 奈良市・大和郡山市西部の「西側エリア」
の3エリアにおいて、現況土地利用、土地利用計画、文化財分布、沿道環境などを勘案し、幅広く検討を進めています。
(図−2)
(PDF:292K)
 特に、「中央エリア」の北部地域においては、世界文化遺産の「平城宮跡」をはじめとするきわめて重要な文化財が数多く存在していることから、この地域でルート・構造を検討するためには、埋蔵文化財保護の観点から道路建設への配慮事項を検討する必要があり、文化財等の専門家からなる文化財検討委員会にて検討を進めています。

■文化財検討委員会の開催状況
 ◇ 第1回委員会(H14.3開催)
 (主な内容)
 ・設立趣旨、委員会の進め方について確認
 ・地下水検討委員会の検討結果について報告

 ◇ 第2回委員会(H14.5開催)
 (主な内容)
 ・平城宮跡の史跡としての意義、調査・保存の沿革、発掘調査の結果、平城宮跡での地下水対策などについて報告
 ・道路建設が文化財に及ぼす影響に関する検討

※ 委員会資料及び議事録は、こちらからご覧になれます。

「文化財検討委員会」開催結果