第4回 文化財検討委員会
議事録

1. 日時
平成14年7月15日(金)9:00〜11:45
2. 場所
京都センチュリーホテル 1階 瑞鳳の間
3. 出席者
 
委員長
学習院大学文学部史学科教授
笹山 晴生
副委員長 
京都大学大学院工学研究科土木システム工学専攻教授
大西 有三
委員
独立行政法人奈良文化財研究所平城宮跡発掘調査部長
金子 裕之
 
岡山大学環境理工学部環境デザイン工学科教授
西垣 誠
 
東京大学大学院工学系研究科・工学部都市工学科教授
西村 幸夫
 
独立行政法人土木研究所技術推進本部総括研究官
三木 博史
 
奈良県教育委員会教育次長
井上 喜一
 
奈良市教育委員会社会教育部長
中和田 守
(代理出席:奥村明) 
事務局
国土交通省 奈良国道工事事務所
 
4. 議事
 
(1)
事務局から、平城宮跡周辺地域の地下水変動に影響を及ぼす開発行為として、地下水揚水量の増大や宅地開発等による農地・山地の減少に伴う地下水位の変動について説明がありました。
 
 ○
遺産とその周辺開発に関する他事例
 
 ○
平城宮跡周辺地域における開発行為等が及ぼす地下水変動について
(2)
議事(1)に関して次のような質疑がありました。
 
 ・
解析条件である揚水量の10%増加は、大規模工場1件分の揚水量に相当する程度のもので、現時点で具体的には工場建設の予定はないが、地下水に及ぼす影響を検討するために感度分析を行ったものである
(3)
道路建設における埋蔵文化財保護の観点からの配慮事項の提言について、主に以下の議論をふまえ、とりまとめが行われました。
 
 ・
IV(2)については、道路建設は技術的には可能であるが、世界遺産の国際的な関心について配慮する観点から、このような表現とした
 
 ・
IV(7)については、道路建設以外にも地下水に大きな影響を及ぼす開発行為が懸念されるため、今後の広域的・総合的な対策が望まれることについても提言した
 
 ・
古都奈良の景観問題については、IV(4)においても記述してあるが、今後さらに検討が望まれる
以上



次へ
戻る