概要
通行止めが続いている、路肩崩落箇所1箇所、土砂流入箇所4箇所について、道路防災ドクターに現地調査・診断をして頂きました。
道路防災ドクターの診断内容
◯原因
今回の被災箇所周辺は、断層が陸に上がる弱い地層であり、過去にも地滑り等の大きな災害が発生している箇所であるが、今回は、これとは異なり、集中豪雨による浅い部分の表層土砂が流出したものである。
◯応急対策の方法
今回の被災は、集中豪雨による浅い部分の表層土砂が流出したものであり、更なる土砂流出を防止するため、現在堆積している土砂を撤去すると共に新たに大型土嚢を設置することが望ましい。
※その他恒久対策についてもご意見を頂いたところです。
◯当面の雨量規制規準について
今回の土砂流出が発生した雨量と同等の連続雨量100mm(現行規準の1/2)とする共に、今回観測された時間雨量との組み合わせについても検討することが望ましい。
今回頂きました診断内容にもとづき、応急対策について計画スケジュールが固まり次第、交通開放の目途を改めて公表いたします。
※道路防災ドクターとは
災害等により損傷した施設等の調査・復旧方法や道路施設の機能保全に必要な対策及び管理計画等に関する指導や助言を頂く高度な技術や専門的知識を有する学識経験者