概要
近畿地方整備局福知山河川国道事務所及び京都府発注工事において、配合を偽ったコンクリートが納入されている事実が確認されましたのでお知らせします。
今回判明した工事以外に、不正行為が行われている可能性がないか、引き続き調査を進めるとともに、不正が明らかになったコンクリート構造物の安全性の確認と、今後の対応について検討を進めます。
1.不正を行ったコンクリートプラント
畿北アサノコンクリート工業株式会社(JIS認定工場)
2.現在把握している不正行為
発注者の定める仕様書において、納入するコンクリートの水セメント比を60%以下で配合することを規定していたが、実際は60%を超える水セメント比(※)で配合されたコンクリートを、60%以下のものと偽って出荷していた。
※水セメント比(W/C)=水の質量/セメントの質量
値の大きい方が水の量が多く、硬化時の強度は小さくなる
3.偽装したコンクリートが使用された工事
別表参照願います。
4.当面の対応
○今回判明した工事以外に、不正行為が行われていないか、引き続き調査を進めます。
○不正が明らかになったコンクリートを使用した構造物の健全性、耐久性などについて調査し、対応について検討を進めます。