概要
平成29年4月1日に全線開通(暫定2車線)した第二阪和国道・和歌山岬道路が開通から5年経過しました。
この度、開通後の整備効果をとりまとめましたので、お知らせします。
■開通による整備効果
〇開通後の交通状況変化
・並行する和歌山阪南線(旧国道26号)の交通が転換⇒交通量が最大7割減少
・和歌山市内から関西国際空港までの所要時間が84分⇒52分に短縮
〇沿線地域の住宅開発、企業進出の進展に貢献
・両道路の延伸に伴い、沿線の3つのニュータウンで住宅開発、企業進出が進展
・平井ランプ周辺(ふじと台地区)では、第二阪和国道で最初の部分開通時と比較して住宅契約戸数が約18倍に増加
・箱作ランプ周辺(阪南スカイタウン)では、全線開通後に新たに5社の企業が進出
〇物流の定時性向上
・大阪府と和歌山県間の輸送時間の定時性向上により、ドライバーの負担軽減、運行の安全性向上に寄与
所要時間のばらつき:【開通前】16分⇒【開通後】12分
〇災害時の代替路としての機能の発揮
・並行する阪和自動車道の通行止め時には、第二阪和国道が府県間を結ぶ代替路としての機能を発揮
■事業完了後の課題への対応
・開通後に発生した隣接交差点の渋滞に対して令和4年11月に左折レーン延伸等の交差点改良を実施