概要
気候変動の影響による降水量の増大に対して、早期に防災・減災を実現するため、流域のあらゆる関係者による、様々な手法を活用した対策の一層の充実を図り、『流域治水プロジェクト2.0』としてとりまとめます。
<概要>
流域治水プロジェクトは、上流、下流、本川、支川の流域全体を俯瞰し、河川整備等に
加えて、雨水貯留浸透施設、土地利用規制、利水ダムの事前放流など、あらゆる関係者が
協働し、各水系で重点的に実施する治水対策の全体像をとりまとめた取り組みです。
今般、気候変動の影響により、2040年頃には降雨量が約1.1倍に増加すると見込
まれることを踏まえ、流域治水の取組を更に加速化・深化させるため、気候変動を踏まえ
た河川及び流域での対策の方針を反映した「流域治水プロジェクト2.0」を公表します
(別紙参照)。
近畿では、10の一級水系の内、先行して由良川水系の流域治水プロジェクト2.0を
策定しました。他一級水系についても、今年度中を目途に順次策定を予定しています。
«流域治水プロジェクト2.0のポイント([別紙]参照)»
【ポイント①】気候変動による降雨量増加に伴う水害リスク(浸水世帯数等)の増大を
明示する。(P2)
【ポイント②】これに対応するため、本川の整備に加えて、まちづくりや内水対策など
の流域対策の充実及び達成される目標を設定する(目標の重層化)。(P2)
【ポイント③】この目標を達成するために必要な追加対策等を明示する。(P3)
<添付資料>
[別紙 ]由良川水系流域治水プロジェクト2.0
[参考] 本省発表資料「『流域治水プロジェクト2.0』を公表します」
(令和5年8月22日水管理・国土保全局 治水課、河川計画課)