近畿地方整備局福知山河川国道事務所が発注した工事において、配合を偽り不正な生コ

ンクリートが使用された構造物の耐久性に関して確認を行った結果、必要な耐久性を有して

いることが確認されました。

１．不正な生コンクリートの使用が確認された工事

      〇由良川前田地区堤防整備他工事（水路工等）

      ○由良川前田地区下流高水護岸他工事（水路工等）

      ○由良川公庄地区他堤防整備工事（水路工等）

２．健全性を確認するために実施した試験概要

      ○強度試験※１

      ○耐久性試験

         ・構造物の表層透気試験（原位置試験）※2

         ・採取したコアの促進中性化試験（公的試験機関による試験）※3

         ・採取したコアの凍結融解試験（公的試験機関による試験）※3

      ※1 詳細は、記者発表資料「コンクリートの納入に係る不正行為の調査状況について～福知山河

            川国道事務所発注工事での調査結果（第一報）～」（令和5年8月10日）を参照

      ※2 全測定箇所の試験測定に事務所職員又は工事監督補助委託者による臨場立会を実施

      ※3 全測定箇所のコアの採取に事務所職員又は工事監督補助委託者による臨場立会を実施

３．健全性を確認するための試験結果

      ○強度試験結果：設計基準強度を下回るものは無いことを確認（詳細は第一報を参照）※１

      ○耐久性試験結果

         コンクリート標準示方書[設計編](土木学会：2022制定)に基づいて、耐久性照査を行っ

         た結果、必要な耐久性を有していることを確認（詳細は別紙参照）。

４．今後の対応

      今後、あらためて工事品質確保を図ってまいります。