概要
近年、これまでに経験したことのない豪雨による洪水や土砂災害等の気象災害が多く発生
しています。こうした状況を踏まえ、国土交通省では、災害時の陸路分断等を想定して、
“みなと”の機能を最大限活用した海上輸送による物資または人員輸送等の災害対応支援を
行うため、船舶を活用した防災訓練の実施など「命のみなとネットワーク」の形成に向けた
取組を進めています。
本取組を推進するため、令和5年2月7日に和歌山県下の関係機関で構成する、和歌山県
「命のみなとネットワーク」推進協議会を設立し、地域間連携の強化を目的とした訓練等を
実施し、災害対応支援のネットワーク形成を進めていくことについて確認したところです。
今般、同協議会において、和歌山港湾事務所の港湾業務艇「はやたま」、海洋環境整備船
「海和歌丸」及び和歌山県港湾建設協会の支援船等を活用して、日高港(御坊市・美浜町)
を基地とし、由良港(由良町・日高町)へ支援物資等を海上輸送する訓練を実施します。
これにより、地域間連携を強化し、地域の防災意識や災害対処能力のさらなる向上を図り
ます。