概要
○ 大野油坂道路事業の事業費等を適正に監理することを目的に、近畿地方整備局、福井県
が相互に連携・協力し、事業進捗状況、今後の見通し及び事業費等について情報共有を
図るため、「第8回 中部縦貫自動車道事業費等監理会議」を開催しました。
○ 会議では、令和6年9月3日(火)に開催した有識者検討会において、新子馬巣谷橋
(仮称)で発生している複数の工事課題について相談し、有識者からいただいた意見
について報告しました。
○ 相談内容と有識者からの意見は、以下のとおりです。
・下部工事については、周辺削孔してもケーソンの沈下が進まないこと(2.4cm→
10.2cm)や法面の亀裂が発生しており、この課題に加えて、新たに竣工済の
A1橋台が6cm沈下していることを相談し、有識者からは、地盤が動いている
可能性もあり、安全施工の観点等から、詳細調査を行い、隣接する法面の変状範囲
を確認した上で対策を検討すべきとの意見をいただきました。
・ また、上部工事については、上部工を架設するための設備等を設置する地盤に
地すべりを引き起こす可能性がある破砕帯が発見されたことを相談し、当該地層
を支持層とする現設計の見直しが必要との意見をいただきました。
○ このような対応が必要になったことから、令和8年春開通予定としていた開通時期の
見直しが必要となりました。
○ 見直し後の開通時期については、今後の工事進捗状況を踏まえて工程精査し、改めて
お知らせします。
■ 開通時期の見直し
■ 開通時期の見直し
<現在> <見直し後>
令和8年春開通予定 工程精査中