■ 担当課長向けアンケート結果
問 : 景観誘導策(複数回答)
景観誘導策を講じている自治体は約4割
景観誘導策を講じていると回答した市町村は83自治体あり、アンケートに回答した自治体の約4割が何らかの景観誘導施策を講じている。景観誘導策を有する自治体のうち景観形成を主目的とした条例を制定している市町村は30自治体あり、環境保全やまちづくりに関連する条例を活用している自治体も41自治体見られる。この他、景観に関する要綱により景観誘導を行っている市町村は5自治体見られる。
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問 : 景観評価手法(複数回答)
景観評価手法を有する市町村は少ない
景観評価手法を有している市町村が15自治体、現在検討中の市町村が3自治体とアンケートに回答した自治体の1割に満たない状況にある。
景観評価を実施している市町村に関しては、一定規模以上の建築物等の届け出制度に併せて、審査組織による評価を実施している市町村が多い。この他、景観賞などの表彰制度、市民意識調査による景観の全市的な満足度の把握等を実施している市町村も見られる。
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問 : その他の景観形成の取り組み(複数回答)
多様な規制誘導手法、修景整備、啓発事業を主とした取り組み
施設整備や市街地等における緑化や環境整備による都市的景観形成を実施している市町村が最も多く、市民の意識啓発や支援事業の実施、指導・取り締まりを中心とした規制誘導、各種地域・地区の指定、美化活動等をはじめとする市民参加型の事業の実施、自然・歴史的景観の保全・活用がこれに続いている。
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問 : 良好な景観事例(複数回答)
歴史的景観、水辺や緑地の景観、自然景観が中心
良好な景観事例として、歴史的景観が最も多く上げられており、水辺や緑地の景観、自然景観がこれに続いている。特に、歴史的景観の中でも古いまちなみの事例が最も多く上げられている。また、河川等の水辺がこれに続いて多く上げられている。 |
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問 : 好ましくない景観事例(複数回答)
道路・沿道景観が中心
箇所別に見ると、好ましくない景観事例として、道路・沿道における景観が最も多く上げられており、山地、市街地がこれに続いている。
次に、問題要素別に見ると、屋外広告物が最も多く上げられており、廃棄物、統一感のないまちなみ、周辺の景観に調和していない建築物がこれに続いている。
箇所と問題要素を併せて見ると、特に、道路・沿道における屋外広告物が多くなっている。
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