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 土木構造物や建築物などの施設は、景観を構成する重要な要素であり、その形状、配置、色彩、素材などが地域の景観に大きな影響を与える。
 これらの整備においては、施設自身の見え方を個々に検討するのではなく、周辺の自然、歴史、街並みとの調和を図りつつ、地域の景観として総合的に捉える必要がある。
 土地の改変を伴って整備されるこれらの施設は、長い時間にわたって、地域の景観を規定する存在となるため、時には自己主張を抑え周辺の景観との調和を重視し、時には地域の景観づくりを先導するかたちで周辺の景観との関係を再構成していくことが重要となる。その際、周囲の風景を借景として活かすなど、積極的に周辺の景観を取り込み、地域の景観を一体的に構成することが求められる。
     

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