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 古くからのたたずまいを残す街並みや集落などが示しているように、その場所の地形条件や全体の空間の中での位置づけを十分に把握し、敷地、施設、空間を統合的に配置することや、その場所の持つ歴史的な背景、物語など目に見えない意味について配慮することによって、景観の美しさが生み出される。
 美しい景観を創出するためには、施設のあるその場所の持つ空間的、歴史的な文脈を十分に読み解き、それを活かさなければならない。
 都を中心に発達した街道、条里遺構、昔の町割など多くの場所は固有の歴史的な意味や物語を持っているが、目には映らず、時には地域住民も気付いていないことがあるために、徐々に埋もれ、忘れ去られていくことになりかねない。このような場所の歴史的な意味を景観を考える際に活かし、顕在化させることも重要である。
     

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