近畿地方整備局情報 第44号

  発行:近畿地方整備局
関西元気宣言発信運動
平成19年 8月発行

7月の主要行事結果

7月1日(日) 一般国道162号周山道路供用開始式典

一般国道162号周山道路の供用開始(京都市)

一般国道162号周山道路(全長約2.0km、今回供用開始区間約1.3km)が供用開始しました。
  周山道路は、京都府が平成3年度から事業に着手し、平成17年4月に京都市と京北町が合併したのち、京都市が京都府に代わって引き続き事業を進めてきたもので、京都市京北周山町地内における幅員狭小の解消や歩行者の安全確保を目的とし、現道のバイパスとして整備され、安全で円滑な交通が確保されるとともに、京北地域の内外での交流連携の活性化に寄与するものです。

式典には、山崎京都市副市長、山ア京都市建設局長、能勢京都市右京区長ら主催者のほか、内海京都市会議長、佐々木南丹市長、田中北自治振興会会長、市議会・消防の各関係者、近畿地方整備局からは藤森前道路部長、見坂京都国道事務所長の出席のもと、祝辞、テープカット、くす玉開披により完成を祝い、供用開始区間をパレードしました。

7月5日(木)

「第4回大阪湾諸港の包括連携施策推進会議」の開催(神戸市)

神戸市内にて、「第4回大阪湾諸港の包括連携施策推進会議」を開催しました。

この推進会議は、関西経済の活性化の観点から、大阪湾諸港の国際競争力の強化を図ることを目的に、一開港化を含む大阪湾諸港の包括的な連携施策の具体化に向けた取り組みを推進するために設置されたものです。

当会議においては、昨年度から実施されてきた船舶航行の安全検討委員会での結果及び、海域利用者への調整状況が報告されるとともに、それを受け、五管をはじめとする参加機関から、今後の取り組みについて報告がなされ、12月1日の一開港化の実現を目指し、関係政令の改正手続きを行っていただくよう上申していくことが確認されました。

7月5日(木)・6日(金) 近畿地方整備局研究発表会

近畿地方整備局研究発表会(京都市)

近畿地方整備局、地方公共団体の職員のみならず、広く民間の方々が国土基盤整備を進めるために生じた課題等に対して行った研究成果を発表する近畿地方整備局研究発表会を国立京都国際会館で開催しました。

発表は、「新技術・新工法部門」「防災・保全部門」「調査・計画・設計部門」「施工・安全管理対策部門」「コミュニケーション部門」「行政サービス部門」「まちづくり・地域づくり部門」の7課題の事務・技術系を含めた幅広い分野の170論文がありました。

発表会は、2日間で延べ約1900名の聴講があり審査の結果、布村局長より優秀賞33名、奨励賞16名の表彰がありました。

なお、6日には中村昌生京都工芸繊維大学・福井工業大学名誉教授をお招きし、『伝統建築の過去・現在・未来』と題した講演も行いました。

7月7日(土)

淀川、神崎川及び左門殿川防潮扉点検操作訓練の実施(大阪市等)

7月7日(土)22時30分から7月8日(日)2時30分にかけて、淀川、神崎川及び左門殿川に設置された防潮鉄扉17箇所の点検操作訓練を実施しました。

訓練は、国土交通省、大阪府、大阪市、兵庫県、大阪府警、兵庫県警、尼崎市、淀川右岸水防事務組合、淀川左岸水防事務組合、阪神電鉄株式会社、阪急電鉄株式会社の連携の下、約600人体制で行われました。

当日は、国道2号、国道43号などを午前1時から午前2時まで通行止めにし、防潮鉄扉の開閉状況を入念に点検し、また水防団員の操作技術のさらなる向上に資することができました。

7月11日(水)

第1回大阪湾高潮対策協議会の開催(大阪市)

大阪市内において、大阪湾高潮対策協議会を開催しました。

平成17年8月のハリケーンカトリーナによる米国ニューオリンズでの大規模な高潮被害を受け、平成18年1月、我が国のゼロメートル地帯の高潮対策のあり方について提言が出されました。

この提言を受けて、大阪湾沿岸のゼロメートル地帯を中心に、高潮による大規模浸水が発生した場合を想定し、被害最小化のための危機管理行動計画を検討するため、27の機関からなる「大阪湾高潮対策協議会」を設立しました。

会議に先立つ基調講演では、協議会のアドバイザーである京都大学の河田惠昭教授から、「大阪は高潮の発生頻度の高い常習地帯である。現在の高潮計画で想定している台風コースは最悪のコースではない。協議会では、最悪の被災シナリオを考えることが大切である。」などの示唆を頂きました。

会議では(1)大阪湾の高潮に対する現状と課題、(2)検討の進め方、
(3)大阪湾高潮氾濫浸水予測などについて活発な意見交換がなされました。

7月17日(火)

平成19年度「海の日」海事功労者等表彰式の開催(神戸市)

神戸市内において、平成19年度「海の日」海事功労者等表彰式を行いました。

表彰は海に関わる数々の功績のあった方々へ神戸運輸管理部、第五管区保安本部と近畿地方整備局が合同で行うものであり、近畿地方整備局からは海をきれいにするための一般奉仕活動協力及び港湾功労に功績のあった方々へ表彰を行いました。

受賞者は「海をきれいにするための一般協力者の奉仕活動功績」の大臣表彰1名、局長表彰2名、「港湾功労者」の局長表彰3名で、それぞれに片桐副局長から表彰状が手渡されました。受賞者の代表から謝辞が述べられ、表彰式は盛況のうちに終わりました。

7月19日(木) 国土交通行政関係功労者表彰式

国土交通行政関係功労者表彰式の開催(大阪市)

大阪市内において、長年にわたる国土交通行政の各分野で功労、功績があった方々の表彰を行いました。

建設事業関係功労者は、多年に亘り水位・雨量観測に精励された4名に国土交通大臣表彰。水門等操作功労者は14名に局長表彰。優良工事等施工者は36社、優秀建設技術者は6人に局長表彰が贈られました。

局長は挨拶で「良い社会資本づくりは産官学が一体となって取り組むことと、一方ではそれぞれが切磋琢磨することも大事である。今日出席いただいた方々にはコスト縮減や環境への配慮などに一層工夫を頂いたところである。今後とも精進いただき、社会資本づくりにご協力をお願いする」と述べました。

7月21日(土)

九頭竜川“水・交流サミット”の開催(福井市)

福井市内で「九頭竜川“水・交流サミット”」を開催しました。

本サミットは、「平成19年度森と湖に親しむ旬間」行事の一環として、九頭竜川本川を軸に、流域の連携・協働の促進や河川整備のあり方などについて、坂川福井市長をはじめ流域5市1町の首長様と県中安土木部長、国土交通省河川局土居流水管理室長、近畿地方整備局からは布村局長が出席し、野嶋福井大学教授をコーディネターに意見交換等を行ったものです。

会場には、約200名の傍聴の皆様にお集まりいただき、土居室長の話題提供の後、各首長からは九頭竜川に対する想い、これからの九頭竜川との関わり方など、熱のこもった意見交換が行われ、最後に坂川市長から「九頭竜川水系全域の連携」についての提案で締めくくられました。

7月28日(土) ひのそ島掘削完成式典

「ひのそ島掘削完成式典」の開催(豊岡市)

豊岡河川国道事務所が円山川で進めていた「ひのそ島」の掘削事業がこのほど完成し、この日「完成を祝う会」が開催され、来賓の方々と地元の小学生が参加して、どじょう放流セレモニーも行われました。

完成により、洪水時にひのそ島の直上流で約29cmの水位低下が見込まれています。

8月の主要行事予定

8月25日(土)

神戸開港140年記念シンポジウム「海港都市神戸を語る」の開催

神戸開港140年を記念して、「海港都市神戸を語る」と題し、神戸海洋博物館にて神戸外国人居留地研究会会長の講演会、「神戸港の発展に所縁のある歴史上の人物」というテーマでの座談会を開催します。

8月26日(日)

但馬を拓く道づくりシンポジウムの開催

活力ある地域づくりをめざし、宮田年耕道路局長の講演会等を行います。コーディネーターとして大桃美代子氏を招いてのパネルディスカッションでは、活発な議論が期待されます。

事務局から 「近畿地方整備局情報」と管内市町村長へのメールマガジン

「近畿ゆめ通信」を掲載したホームページは
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近畿地方整備局担当部または広報広聴対策官までお願いします。

(広報広聴対策官 伊藤 内線2117)

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