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◇◆  近畿ゆめ通信  第32号  ◇◆
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◇◆   本メールマガジンは、近畿地方整備局管内の市町村長様をはじめ、
     日頃から当局にご指導等をいただいています団体、個人の方々に
     送信させていただいております。
     皆様からのご意見ご感想をお待ちしています
     yume-tushin@kkr.mlit.go.jp            ◇◆
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                        2004年 
10月12日
目 次

 1.「建設投資の行方」 
      近畿地方整備局 副局長    日比 文男
 
 2. 「道路行政の転換―(4)」 
      近畿地方整備局 道路部長   松下 敏郎

 3.「『関西元気宣言』を推進する取り組みに向けて」
      近畿地方整備局 企画部長   足立 敏之
 
 4.催し物のご案内   
    ◇御堂筋オープンフェスタ開催(大阪市)
    ◇10月は「都市緑化月間」です〜都市に緑と公園を〜
    ◇「景観創造フォーラム」の参加者募集
    ◇「熊野古道 大辺路リレーウォーク」の開催
    ◇「公共建築の日」及び「公共建築月間」記念フォーラムの開催
    ◇ミュージカル「みちぶしん」の観覧者を募集
    ◇PFIセミナーの参加者を募集

 5.最近の動き
    ◇第2回近畿再生アイデア研究会を開催
    ◇「自律的移動支援プロジェクト」プレ実証実験を開始
    ◇「緊急防災フォーラム」を開催
    ◇ミュージカル「みちぶしん」を公演    
    ◇シンポジウム「明日の御堂筋」物語を開催
    ◇「建設副産物リサイクルフォーラム」を開催
    ◇第3回近畿再生アイデア研究会を開催
    ◇アワータウンミュージカル「御堂筋ストーリー」を上演
    
 6.今後の近畿地方整備局関連の主要行事

 7.事務局からのお願い



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   「 建 設 投 資 の 行 方 」        
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副局長の日比文男です。

ここ数年、建設投資は大きく落ち込み、1992年度の84.0兆円をピークとして、
2003年度には53.9兆円にまで落ち込んでいます。
この中で、近畿は最高が1996年度の12.9兆円、
2003年度は7.3兆円(見込み)です。
国全体ではピーク時の約64%ですが、
近畿は約57%とさらに落ち込みが激しくなっています。
この間、近畿は全国に比べ民間建設投資の減少率が大きく、
やはり近畿経済の低迷を反映しているようです。

これに関連して、先頃、(財)建設経済研究所が2010年度、
2020年度を見通した建設投資の将来予測を発表しました。
それによると2010年度の建設投資は46.3兆円〜51.0兆円(1995年価
格)とされ、
減少のペースは鈍化するものの、さらに厳しい状況が予想されています。
既に厳しい環境にある建設産業にとってさらに大きな影響を与えることになるでしょうし、
地域経済への負の波及も見逃せません。
この予測は2000年度に同研究所で行ったものを見直したものですが、
その時に予測した2010年度の建設投資を
早くも実態が下回ってしまう状況になったため、今般の見直しになったようです。

私は当初の予測の実務的とりまとめを行う立場にいましたので、
担当として内心忸怩たるものがあるのですが、
見通しの違いが生じた最大の理由は
政府(国、地方)建設投資の落ち込みをどの程度見るかでした。
この部分はその時々の政策判断の結果なので、
予測の外れをそれほど嘆くことはないと自らを慰めていますが、
特にここ数年の政府建設投資の抑制は予想以上のものがあり、
結果、全体として大幅な建設投資の減少につながってきているのが現実です。

現在の国、地方の財政事情からいって
政府建設投資は当面縮小傾向を免れないと予想されます。
しかしながら、民間建設投資は今後もかなり堅調に推移しそうですし、
「建設投資」にはカウントされませんが、
20兆円規模ある維持補修分野が2010年度には
さらに数兆円の伸びが期待できると考えられます。

従って、地域経済や地域の建設産業の将来を支えていくためには、
こうした成長分野をどう誘導していくか、
すなわち、それぞれの地域で元気な民間の力をどう引き出していくか、
そして、これまで蓄積してきた既存のストックをいかに活用していくかが
今後、重要なカギになっていくと思われます。

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  「 道 路 行 政 の 転 換 ― (4)」        
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道路部長の松下敏郎です。

道路行政を、将来に向けて、どのような姿に変えていけばよいのか?
今回は、細部の議論に偏りすぎる現状を、経営戦略的な大目標を立て、
それを実現するための方法論に議論を進めていく形に変えるべきだ、
ということについてお話をさせていただきます。

かつて、道路行政は大きな目標を持っていました。
道路整備の遅れが、日本の国際競争力の低さや、
国民の生活水準の低さにつながっているとして、
何とか欧米先進国の水準に追いつこうと努力しました。
それが、ある程度の水準に達した今、
財政難を背景とした公共事業費の抑制圧力の中で、
道路整備の大きな目標を見失い、
細部の、しかも方法論的な議論に陥ることが多くなっています。

私には、このような流れが良いとはとても思えません。
なぜならば、道路整備には、将来の社会の基礎を造るという大命題がありますが、
これでは、揺れ続ける社会状況に左右されて、
道路整備の基本的な目標を見失い、責任を果たせなくなる恐れが強いからです。

このことを、例えば、経済的な側面から考えてみましょう。
経済のグローバリゼーション化が進んでいますが、
国としての競争力を失い弱体化した国の民の悲惨さは、
毎日、各種メディアで紹介されていますから、良くお分かりのことと思います。
つまり、日本という国を離れては暮らせない多くの日本国民にとっては、
日本という国が高い国際競争力を持ち続けることが極めて重要なのです。

経済のグローバリゼーション化が進むと、経済競争力を成り立たせている要素のうち、
人、資金、原材料等については、B/Cの観点から瞬時に世界の中で比較され、
無国籍化が進みますから、国民の暮らしに直結する意味での国としての国際競争力は、
国土を離れられない要素でしか基本的な差を付けることができません。
つまり、交通網と情報通信網で差を付けるしかないということです。
(このことは、今、国内で地方の自立が云われていますが、
地方の自立は、言い換えると地方間の競争ということですから、
日本国内における地域競争力の問題に置き換えても同様だと思います。)

このように、特殊な企業の国際競争力を話題にするのではなく、
日本の国としての国際競争力が現に低下し続けている原因は何かを
問題にしなければなりません。
他の競争国に比較して、道路網も貧弱、空港も貧弱、港も貧弱という状態では、
多くの国民の暮らしは、どんどん貧しくなっていく可能性が高いと言わざるを得ません。
にも拘わらず、大型プロジェクトは止めるべきだとか、コスト縮減が必要だとか、
生活道路の整備に重点を移すべきだとか、そんなことばかりが問題にされています。
これでは、将来に向けた社会の基礎を築くことはできません。

「われわれ日本人は大局的思考が苦手だ。」という人がいますが、
ますます先行きが不透明になりつつある今こそ、
細部の議論の前に、経営戦略的な大きな目標を定め、
そこから具体的な実現方策についての議論に移るようにしなければ、
将来に大きな禍根を残すことになります。
ここに取り上げた経済との関わりでいえば、
まず、「高い経済競争力を実現する道路整備を行う」ことを、
道路行政の大目標の一つとして掲げることが重要だということです。

そういう意味で、道路行政の転換を図らねばならないと考えています。

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 「『関西元気宣言』を推進する取り組みに向けて」       
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企画部長の足立敏之です。

前号の近畿ゆめ通信で、
藤本局長から「元気な関西」をアピールする取り組みの方向を
次号で紹介するようにとのことでしたので、
私見も含め基本的考えを述べさせていただきます。

私は、10月9日からの三連休、9日に貝塚のだんじり、10日に御堂筋パレー ド、
11日に熊野街道ウォーク・熊野行幸行列と、
連日、関西らしい元気なイベントに参加させていただきました。

その中にいて思ったのは、
110万もの人々が詰めかける御堂筋パレードのような
街をあげての”大お祭りパレード”は日本全国どこを探してもありませんし、
だんじ りのような地域密着型の元気なお祭りが
あのように同時多発的にたくさんのまちで行われることも
他の地域ではそうそうありません。
また、世界遺産登録にちなんで大阪市街地の熊野古道をたくさんの方々が歩く
ウォークなどというのも関西ならではの催しです。

関西にはこのような、熱気溢れる元気なイベントが各地にたくさんあります。
この三連休は、私に改めて「元気な関西」を再認識させてくれました。

それだけではありません。
今、関西の各地で、明るい兆しを感じさせる様々な動きが活発化しています。

大阪だけをとってみても、昨年オープンした「なんばパークス」には
年間2100万人を上回る人々が訪れ、ミナミに向けて人の流れが大きく変わりました。
心斎橋でも、9日にユニクロが新たな業態で展開する「ユニクロ・プラス」が
全国に先駆けてオープンし、心斎橋筋に行列が溢れています。
この秋にはルイビトン・グループの大型フ ァッションビル、
そして来年にはそごう心斎橋店と大型商業施設のオープンが続きます。
キタでも、西梅田の再開発が進んできましたし、これから阪急本店の建て替え、
大阪駅ビルの建設が予定され、北ヤードの開発も本格化します。

企業を見ても、物流面のメリットを活かし、
松下電器産業が尼崎の臨海部にプラズマデ ィスプレイの生産拠点の建設を決めました。
ナノテク・バイオ・IT・次世代ロボットなど産学官連携の強みを活かして
彩都をはじめ各地で活発に設備投資が進められています。
東大阪の「ものづくり」の技術を活かして人工衛星を打ち上げる
「まいど1号」のプロジ ェクトなど象徴的なプロジェクトも進んでいます。
私たち整備局でも、トロンの開発で有名な坂村先生のご指導を得て、
世界に先駆けてユビキタスネットワーク技術を活用した
次世代型まちづくり「自律的移動支援プロジ ェクト」の実証実験を神戸で着手しました。

関西にはこんなにたくさんの「元気」が溢れています。

こうした動きを受けて、整備局としても、
今後、関西元気文化圏推進協議会との連携のもとに、
ビジット・ジャパン構想等の推進の観点から運輸局や経産局などの関係省庁とも協力し、
地元の経済界、マスコミの皆さんなどと一緒になって
「関西元気宣言」を推進する仕組みをつくっていこうと考えています。
そしてその中で、定期的に情報提供を行うメルマガや元気アップマガジン、
「元気な関西」を紹介するプロジェ クトガイドなどをとりまとめるよう検討します。

また、全国に向けて「元気な関西」を情報発信するため
東京に軸足をおいた広報活動を展開します。
具体的には、東京にある各県・各市町村のアンテナショップや
駅、地下街などの拠点の活用を検討します。
また、全国の道の駅や高速道路のSA、駅、空港、
港などを活用したPR活動の展開など、
皆さんと一緒に工夫して全国発信する方法を考えたいと思います。

元気で頑張っている自治体の皆さん
皆さんのまわりの元気な地域、元気な街、元気なプロジェクト、
元気な企業、元気な人々を、ぜひご紹介ください。

それらの情報をもとに、皆さんとご一緒に、
「元気な関西」を全国にアピールしてい く取り組みを進めていきたいと考えています。

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   催 し 物 の ご 案 内
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◇御堂筋オープンフェスタ開催(大阪市)

大阪のメインストリート「御堂筋」をパリのシャンゼリゼ通りのように
世界中から観光客を集めるおしゃれな通りに再生しようと
「御堂筋にぎわい空間づくり」の社会実験として、
今年も御堂筋オープンフェスタを開催することとなりました。
10月17日の午後1時から4時まで、
御堂筋の長堀通から千日前通の間を車両全面通行止めの歩行者天国とし、
オープンテラスを設けたり、大道芸人のパフォーマンスを行ったりします。
お時間がありましたらご参加していただけたらと思います。
      【大阪国道事務所長 瀬戸 馨】

◇10月は「都市緑化月間」です〜都市に緑と公園を〜

国土交通省では、都市における緑の環境を保全・創出し、
災害に強い安全で快適な都市づくりを推進するとともに、
住民参加による緑豊かな美しい街づくりを展開することを目的として、
10月を「都市緑化月間」と定めています。
近畿地方整備局では10月30日〜31日、
大阪城公園内の「太陽の広場」で「みどりなひとのみらいのおおさか」をテーマに、
地域に暮らす人々によって豊かな緑を守り、育み、
次世代へ継承していく環境づくりのきっかけとなる様々な参加型イベント
「近畿都市緑化祭〜グリーンサーカス2004〜」を開催します。
お時間がありましたらご来場いただければと思います。
詳しくは、http://www.kkr.mlit.go.jp/をご覧ください)。
      【建政部都市整備課長 新階寛恭】

◇「景観創造フォーラム」の参加者募集

景観の大切さを認識し、まちづくり、地域づくりに活かしていくために、
「守り、育み、生かそう、湖国の美しい景観」をコンセプトとして、
「景観創造フォーラム」を大津市、彦根市、高島町で開催します。
フォーラムは第一部が基調講演、第二部がパネルディスカッションです。
お時間がありましたら、ご参加して頂けたらと思います。
参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。
10月28日 大津市生涯学習センター(申し込み締め切り:10月21日)
11月 9日 ひこね市文化プラザ エコーホール(締め切り:11月2日)
11月16日 高島町生涯学習センター・ガリバーホール(締め切り:11月9日)
(お問い合わせ先:BBCびわこ放送「景観創造フォーラム」係
                      TEL:077−524−0153)
      【滋賀国道事務所長 板谷 勉】

◇「熊野古道 大辺路リレーウォーク」の開催

今年7月に世界遺産登録された熊野参詣道のうち大辺路ルートを紹介する
「熊野古道 大辺路リレーウォーク」を3回にわたり開催します。
第1回は10月17日富田坂コース、第2回は10月31日仏坂コース、
第3回は11月14日長井坂コースで、
緑に包まれた熊野の山々、青い海の太平洋を眺めながらのウォークで
大辺路の魅力を存分に楽しんでいただける企画です。
お時間がありましたら、ご参加して頂けたらと思います。
参加はいずれのコースも1000円で、事前申し込みが必要です。
(お問い合わせ先:紀南河川国道事務所
            TEL:0739−22−4564)
      【紀南河川国道事務所長 黒谷 努】

◇「公共建築の日」及び「公共建築月間」記念フォーラムの開催

11月17日、「公共建築の日(毎年11月11日)」
及び「公共建築月間(毎年11月)」を記念して、
「『国立国会図書館関西館』完成までの軌跡」と題したフォーラムを
国立国会図書館関西館で開催します。
第一部は、国立国会図書館関西館の事業紹介、施設見学、
第二部は、関西館工事における国土交通省の取り組みの紹介や、
関西館の設計者である陶器二三雄さんによる
「国立国会図書館関西館を語る」と題した講演を行います。
お時間がありましたら、ご参加して頂けたらと思います。
参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。
(お問い合わせ先:「国立国会図書館関西館」完成までの軌跡開催事務局
                          TEL:06−6943−7571)
     【営繕部 保全指導・監督室長 内野井宗哉】

◇ミュージカル「みちぶしん」の観覧者を募集

「劇団ふるさときゃらばん」により、
道がどのようにして生まれ、どのような意味があるのか、
住民と行政が知恵を出し合い、ともに考え、
今の時代にふさわしい道づくりに取り組む様子を歌や踊りで表現する
ミュージカル「みちぶしん」を下記の地域で公演します。
お時間がありましたら、観覧していただけたらと思います。
参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。
11月21日 西宮市民会館アミティホール(申し込み締め切り:11月5日)
11月24日 奈良県文化会館国際ホール(申し込み締め切り:11月10日)
11月25日 ひこね市文化プラザ(申し込み締め切り:11月5日)
(お問い合わせ先:
   劇団ふるさときゃらばん・みちぶしんミュージカル事務局
                           TEL 042−381−6721)
【阪神国道事務所長 林正一、奈良国道事務所長有野充朗、
                         滋賀国道事務所長 板谷 勉】

◇PFIセミナーの参加者を募集

12月2日、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)事業の推進を図る
ため、
地方公共団体、民間企業等の方々を対象とした「平成16年度PFIセミナー」を
大阪市内のドーンセンターで開催します。
西野文雄政策研究大学院大学教授をコーディネーターに、
鈴木恵一日本政策投資銀行関西支店企画調査課長、
灰谷辰雄西松建設関西支店開発部長、
松本浩国土交通省総合政策局政策課政策企画官による
パネルディスカッションを行います。
お時間がありましたら、ご参加していただけたらと思います。
無料ですが、事前申し込み(定員になり次第締め切り)が必要です。
詳しくは近畿地方整備局ホームページ
http://www.kkr.mlit.go.jp/)の「記者発表資料(9月16日)」をご覧ください。
     【企画部技術企画官 西村大司】

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     最 近 の 動 き
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◇9月28日 第2回近畿再生アイデア研究会を開催

オムロン(株)取締役副社長の市原達朗さんをお招きし、
「企業も地域も共存共栄〜共存共栄を支援する社会資本整備」と題した
講演をしていただき、近畿再生について意見交換を行いました。
     【広報広聴対策官 森山敏雄】

◇「自律的移動支援プロジェクト」プレ実証実験を開始
       
17年度の自律的移動支援プロジェクトの本格実証実験に先立ち、
これまで室内で行ってきたユビキタス・ネットワークシステムの
動作検証を世界で初めて屋外で行うことになりました。
現在、神戸市内の地下街「さんちか」、
神戸旧居留地の「京町筋」の2カ所でプレ実証実験を進めています。
これに先立ち、9月30日、坂村委員長をはじめ、赤羽衆議院国土交通委員長、
井戸兵庫県知事、矢田神戸市長、大石前技監、佐藤技監などの皆さんに
参加していただき「プレ実証実験開始式」を行いました。
また、あわせて、坂村委員長(東京大学大学院教授)によるプレ実証実験の紹介、
新型ユビキタスコミュニケーターを使用したデモンストレーションが行われました。
     【企画部復興事業調整官 山本 剛】

◇「緊急防災フォーラム」を開催

今夏、新潟や福井などで集中豪雨により甚大な被害が発生するなど、
台風による水害が全国的に多発したりしたことを受けて、
水害対策について考える「緊急防災フォーラム」を、
10月1日、福井市の福井新聞・風の森ホールで、
10月2日、大阪市のヴィアーレホールで開催しました。
福井では市民の方々や自治体関係者など約230名、
大阪では約200名が参加されました。
     【河川部地域河川調整官 松村 肇】

◇ミュージカル「みちぶしん」を公演

10月2日、「劇団ふるさときゃらばん」により、
道がどのようにして生まれ、どのような意味があるのか、
住民と行政が知恵を出し合い、ともに考え、
今の時代にふさわしい道づくりに取り組む様子を歌や踊りで表現する
ミュージカル「みちぶしん」が
大阪市内の森ノ宮ピロティーホールで公演されました。
     【浪速国道事務所長 前田陽一】

◇シンポジウム「明日の御堂筋」物語を開催

10月4日、御堂筋の再生を考えるシンポジウム「明日の御堂筋」物語を
NHK大阪ホールで開催しました。
第一部では、マーケティングダイナミックス研究所代表取締役の
上野祐子さんをコーディネターに、デザイナーのコシノヒロコさん、
野村明雄大阪商工会議所会頭・大阪ガス会長、
橋爪紳也大阪市立大学大学院助教授、藤本貴也近畿地方整備局長による、
「『明日の御堂筋』物語〜都市美とにぎわいの創造〜」と題した
パネルディスカッション、
第二部では、宮川彬良&アンサンブル・ベガによる
「御堂筋!ゆめのラブソディ〜道は世界へ」と題したコンサートが行われました。
      【大阪国道事務所長 瀬戸 馨】

◇「建設副産物リサイクルフォーラム」を開催

10月5日、リサイクルが遅れている建設発生木材の再資源化技術向上について、
具体的対策を議論する「2004建設副産物リサイクルフォーラム」を
大阪市内の大阪厚生年金会館で開催しました。
鈴木滋彦静岡大学教授による
「建設発生木材のリサイクルの現状と課題」と題した基調講演、
中島威夫国土交通省総合政策局技術調査官をコーディネターに、
建設副産物リサイクル広報推進会議有識者、排出事業者、産廃事業者、
マテリアル系ユーザー及びサーマル系ユーザー各分野の代表による
「建設発生木材リサイクルの現状と今後の取り組み」と題した
パネルディスカッションを約500名の方々の参加のもと行いました。
      【企画部技術調整管理官 伊藤利和】

◇第3回近畿再生アイデア研究会を開催

10月8日、(株)アダマント代表取締役社長の中田幸子さんをお招きし、
「社会資本のマーケティング」と題した講演をしていただき、
近畿再生について意見交換を行いました。
      【広報広聴対策官 森山敏雄】
    
◇アワータウンミュージカル「御堂筋ストーリー」を上演

10月10日、御堂筋パレードの開催にあわせて、
昭和初期の御堂筋を描いたヒューマンドラマのミュージカル
「御堂筋ストーリー」を大阪市中央公会堂で上演しました。
このミュージカルは、劇団JMAが上演するもので、
昭和初期の御堂筋拡張計画で賛成・反対に大きく揺れた当時の
エピソード満載のミュージカルで、
行政と市民はどのようにかかわっていたのかを分かり易く紹介したもので、
約1300名の方々に鑑賞して頂きました。
     【大阪国道事務所副所長 金田宏一】

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   今後の近畿地方整備局関連の主要行事
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10月14日 吉野楽講座 第四章を開催(奈良県吉野町)
       「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録を契機として、
       「日本の心、道と歴史と文化」をメインテーマとして
       開催してきました「吉野楽講座」の第四章への参加者を募集しています。
       今回は、10月14日、吉野町金峯山寺蔵王堂にて、
       濱中博久NHK大阪放送局アナウンサーをコーディネーターに、
       金峯山寺修験本宗宗務総長・総本山金峯山寺執行長の田中利典さん、
       歴史街道推進協議会事務局顧問の真木嘉裕さん、
       女優の本上まなみさん、更谷慈禧十津川村長による
       「祈りの道〜大峯奥駈道」と題したパネルディスカッションを開催します。

10月17日 大和川付替え300周年記念式典(柏原市)
       大和川が現在の川筋に付替えられてから本年10月で
       300周年を迎えることとなりました。
       それを受けて、北側国土交通大臣をお迎えし、
       「大和川付替え300周年記念式典」を柏原市民文化会館で開催します。

10月17日 御堂筋オープンフェスタ開催(大阪市)
       御堂筋をパリのシャンゼリゼ通りのように
       世界中から観光客を集めるおしゃれな通りに再生しようと
       「御堂筋にぎわい空間づくり」の社会実験として、
       今年も御堂筋オープンフェスタを開催します。
       御堂筋の長堀通から千日前通を車両全面通行止めの歩行者天国とし、
       オープンテラスの設置、大道芸人のパフォーマンスなどを行います。

10月18日 名古屋の「ITS世界会議」に参加(名古屋市)
  〜24日  
       名古屋市の「ポートメッセ名古屋」(名古屋市国際展示場)で
       「ITS世界会議」が開催されます。
       近畿地方整備局からも、「ITS World」のコーナーに、
       神戸で進めている「自律的移動支援プロジェクト」を紹介するため、
       世界でも最先端のユビキタス・ネットワーク技術を活用し、
       緊急情報など各種情報を、文字や映像、音声、振動などを用いて、
       多言語で提供する施設を出展します。

10月21日 全国道路利用者会議全国大会(神戸市)

10月30日 近畿都市緑化祭(大阪市)
  〜31日
       大阪城公園内の「太陽の広場」で
       「みどりなひとのみらいのおおさか」をテーマに、
       地域に暮らす人々によって豊かな緑を守り、育み、
       次世代へ継承していく環境づくりのきっかけとなる様々な参加イベント
       「近畿都市緑化祭〜グリーンサーカス2004〜」を開催します。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
  事 務 局 か ら の お 願 い
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 ◎「近畿ゆめ通信」についてのご意見、ご感想、投稿等をお待ちしています。
   より親しまれるメールマガジンとするため
   多くの皆様方のご意見やご感想をお待ちしています。

 ◎近畿ゆめ通信をメールやFAXにて送信させていただいていますが、
   人事異動等で送信先に変更がありましたら事務局にご連絡ください。

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   次号発行は10月25日の予定です
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「近畿ゆめ通信」を掲載したホームページは
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