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◇◆   近畿ゆめ通信 第55号  ◇◆
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◇◆    本メールマガジンは、近畿地方整備局管内の市町村長様をはじめ、
     日頃から当局にご指導等をいただいています団体、個人の方々に
     送信させていただいております。

     皆様からのご意見ご感想をお待ちしています
     yume-tushin@kkr.mlit.go.jp            ◇◆
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                         2005年10月25日
目 次
 
 1.「公共事業改革は市町村から」      
      近畿地方整備局  局 長  藤本貴也
 
 2.「PR(Public Relations)の目指すもの」
      近畿地方整備局  総務部長 小関正彦   
             
 3.催し物のご案内 
    
    ◇ニューアース2005(地球環境技術展・国際シンポジウム)の開催 
    ◇「ITSソリューション2005OSAKA]の開催 
    ◇「公共建築スタンプラリー IN OSAKA」の実施   
    ◇瀬田川南郷洗堰100周年記念事業の実施   
    ◇関西ネットワークシンポジウム
     〜世界的視野に立った都市連携を考える〜の開催
    ◇阪神・淡路大震災10周年記念「HAT神戸フェスティバル」の開催
    ◇みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャー」の観覧者募集
  ◇「公共建築の日」及び「公共建築月間」記念フォーラム
     〜都市型美術館のあり方を考える〜の開催
      
 4.最近の動き

    ◇「鴨川フェスタ2005」(ゆたかな京都・災害に強いまちづくり)の開催
    ◇「観光魅力づくり事業」第5弾の開催
    ◇近畿ブロック地域科学技術振興協議会の開催
    ◇「災害文化の伝承」シンポジウムの開催
    ◇下水道シンポジウム「下水道“新時代”豊かな心を育む水と大地を次世
     代へ」の開催
    ◇近畿都市緑化祭『グリーンサーカス2005』の開催
    
 5.今後の近畿地方整備局関連の主要行事
  
 6.事務局からのお願い


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   公共事業改革は市町村から      
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 局長の藤本貴也です。

 先日(10月18日)平成2年に大阪鶴見緑地で行われた「国際花と緑の博覧会」
を記念して制定された「コスモス国際賞」の第13回受賞式典が行われた。この賞
は「自然と人間の共生」という国際花と緑の博覧会の理念の形成発展に特に寄与す
ると認められる研究活動や実績に対し毎年1個人又は1グループを表彰するもので、
賞状、賞牌及び副賞(4000万円)が贈られる。ちなみに今年はフランスのダニ
エル・ポーリー博士に送られた。

 この受賞式の後のパーティにおいて、「コスモス国際賞」委員長の有馬朗人先生
(元文部大臣、元東大総長)に久しぶりにお会いしたが、その際「公共事業が『悪』
であるかの風潮が強い。国の将来の基礎となる社会資本の整備が滞るのは由々しき
ことである。公共事業を担当する君達は自信を持って取り組んでほしい。」とお叱
りと励ましをいただいた。

 年初より今年を「公共事業改革元年」として公共事業に対する国民の信頼回復の
年としたいと皆さんに申し上げてきた私としては当に「我が意を得たり」という気
持ちであったが、その為には受注者の意識改革だけでなく、発注者とりわけ裾野が
広く、多くの建設業界の皆さんとの付き合いの多い市町村の首長さん方のリーダー
シップに期待することが大きい。そのような観点から、かねてより直接又は間接に
市町村長さん方にお願いしているが、改めて次の2点について積極的な取り組みを
お願いしたい。

(1)事業評価の適切な実施
 公共事業批判の大きな要因の1つは無駄な公共事業に対する批判である。世の中
が急激に変化する中で、中長期的な将来の姿を的確に予測し適切に社会資本整備に
取り組むことは極めて難しい。それを可能にするためには社会的、経済的、工学的
な将来予測に関する技術の精度向上に努める必要があるが、これと併せて事業の新
規採択時の評価を適切に行うと共に、事業中、事業実施後の評価を的確に行う必要
がある。そのためには各分野の専門家を含む幅広い人達の参画する委員会において、
事業実施の必要性、継続中の事業の継続の是非と見直しの必要性、事業完了後にお
ける改善措置や他の同様の事業の計画・調査のあり方の検討等を行い公開する必要
がある。国土交通省では既に平成10年からこの事業評価制度を導入しているが、
直轄事業だけではなく都道府県や市町村で行っている事業についても事業評価を実
施するようお願いしている。各市町村においても取り組まれている事業評価につい
て大いに発信して頂きたい。

(2)公共事業の調達(発注)システムに対する信頼の回復
 もう1つの公共事業批判の大きな要因は、「社会資本整備は必要だが、公共事業
のコストを押し上げ、一部の人の不当利益をもたらすと思える不透明な発注(官民
癒着、談合etc)を改善すべき」という批判である。

 平成13年4月、施行になった「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関す
る法律」に基づき、7項目についての取り組みを法律で義務づけ、12項目につい
ての取り組みを督励している。また、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」
が本年3月に成立し、これに基づく「公共工事の品質確保の促進に関する施策を総
合的に推進するための基本的な方針について」も8月26日に閣議決定された。

 公共事業の発注先を価格の高低だけでなく、品質についても重要な判断要素とし
て決定する仕組みをいよいよ採用することとなった。具体的なやり方については当
面試行錯誤で行うこととなるが、直轄事業においてはこれまでVE方式、価格に品質
の要素を加えることを加味する総合評価方式、設計施工一括発注方式等様々な試行
を行ってきた。将来的には、原則として大半の発注を一般競争+総合評価方式で実
施すべく、逐次実行に移すこととしている。またこれと併せて、市町村に対する技
術的支援体制を府県とも共同して考えることとしている。

 これらを円滑かつ適切に実施するためにも各県毎に公共工事発注担当者をメンバ
ーとする近畿地方公共工事品質確保推進(府県)会議を各県毎に行ったところであ
る。各市町村における具体の導入はこれからであるが、これらの動きを円滑に進め
るためにも、各府県知事さん方には市町村において【1】『入札監視委員会』の早
急な設置(合同の府県委員会の活用も含む)【2】工事費内訳書の提出義務化の
2点については早急に実施するよう、管内市町村への指導を強くお願いしたい。

 繰り返しになるが、無駄な公共事業批判や公共事業の発注システムに対して信頼
回復を行うためには、国民と最も近いところで公共事業を行い、中小の幅広い建設
業界の皆さんとの接触も多い市町村長の皆さんの取り組みが不可欠と考える。今後
とも首長の皆様と一緒に公共事業に対する信頼回復に取り組み、必要な社会資本の
整備・管理に取り組んで参りたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。


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  PR(Public Relations)の目指すもの 
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 総務部長の小関正彦です。

 近畿地方整備局に勤務して約3ヶ月経過しました。なるべく早く近畿の実情を把
握し少しでもお役に立てるよう努力していますが、まだまだ勉強途上です。

 先日、ある会議において『外部とのコミュニケーション』について議論する機会
がありました。国土交通省は、その役割、実施している事業の意義など、多様な広
報に取り組んでいます。いろいろな方々のお話をお聞しながら、さらに充実した効
果的な広報とは何だろうか、ということについて少し考えてみました。

 我々が行う広報活動には当然その目的があります。その目的に応じた最も効果的
な広報を考えているわけですが、その目的にもいくつかの局面があると思います。

 最も基本的かつ重要な広報は、‘地域の皆様に知っていただきたい事実を的確に
お知らせする’ことです。当たり前のようですが、地域の皆様の安全・安心に関わ
る重要な情報をはじめ日常生活に関わりのある情報などを適時に的確にお伝えする
ことは我々の必須の仕事です。

 第二は、‘地域の皆様に国土交通省の考え方を理解していただく’ことです。皆
様の正しいご理解が得られてこそ多様で多角的なご意見をお聞きすることができる
と思っています。事業の意義、効果などをご理解して頂くことは大変重要ですので、
多くの広報はこの段階での取り組みが多くなっています。

 第三は、‘地域の皆様の共感を得る’ということであると思います。国土交通省
の仕事は、文字、図、数字で表せるものからそれらでは十分にお伝えできないもの
もあります。国土交通行政と皆様の生活との関わり、経済活動との関わり、文化と
の関わりなどを‘理屈’としてだけではなく、地域の皆様の心からの共感をもって
受け止めて頂けるよう努力していくことが重要であると思います。

 国土交通省の広報も試行錯誤を経ながら現在に至っています。地域の皆様からの
ご意見やご批判を受け止めて、これからも地域の皆様のための国土交通行政と感じ
て頂けるよう6万3千人の職員が一体となって取り組んでいくことが大切であると
考えています。

 

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   催 し 物 の ご 案 内
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◆ニューアース2005(地球環境技術展・国際シンポジウム)の開催

「国際環境総合フェア」として内外の環境技術が一堂に集結し、環境ビジネスの促
進と技術移転等きめ細やかな展示展開とシンポジウム開催など、ニューアース20
05(地球環境技術展・国際シンポジウム)が大阪市内のインテックス大阪におい
て開催されます。
入場料は無料ですのでぜひご参加下さい。

開催日:10月26日(水)〜29日(土)
場 所:インテックス大阪2・3号館、インテックスプラザ、スカイプラザ

【地球環境技術展】
 エネルギー、水、大気など「地球温暖化対策技術」の展示。
 近畿地方整備局も「円山川の災害復旧と自然再生」、「大和川の水質浄化」など
 の技術展示を行います。

【国際シンポジウム】 
 基調講演:世界の地球温暖化対策の展望
      Thomas B Johansson
      (ルンド大学(スウェーデン)国際産業環境経済研究所研究所長
 講演1 :日本政府の対応
      深野 弘行 (経済産業省大臣官房審議官)
 講演2 :中国政府の進めること
      Su Wei(中華人民共和国外務省条約局次長)
 講演3 :地球温暖化問題に対するNEDOの取り組み
      山本 孝彦 (独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
             (NEDO)理事)
 講演4 :革新的技術による環境と経済の両立を目指して
      茅 陽一  (財団法人地球環境産業技術研究機構副理事長・研究所長)
 講演5 :我が国産業界の取り組み
      佐々木 元 (日本電気株式会社代表取締役会長) 

(問い合わせ先:社団法人大阪見本市協会委員会
         TEL:06−6612−8585)

◆「ITSソリューション2005OSAKA」の開催  

 ITS(高度道路交通システム)の普及に向けて、その可能性を広く一般の方に
お知らせすると共に、ITSの未来予想図をわかりやすく語り合う公開トークショ
ウを開催します。
入場は無料ですのでぜひご参加下さい。

日 時:10月30日(日) 13:00〜14:30
場 所:ツイン21アトリウム(大阪ビジネスパーク内)
出演者:ゲスト   西川 きよし (タレント)
          徳大寺有恒  (自動車評論家)
          新山 千春  (タレント)
          高橋 明   (地域福祉活動や障害者のスポーツ振興と普
                  及活動に従事)
    国土交通省 森山 誠二  (ITS推進室企画専門官)
          藤森 宏  (近畿地方整備局道路部長)  

(問い合わせ先:駐車場ETC社会実験お問い合わせ窓口
         TEL:0120−100−840)

◆「公共建築スタンプラリー IN OSAKA」の実施

 毎年11月は公共建築月間です。月間に係るイベントとして大阪府内の公共建築
24施設を対象に「公共建築スタンプラリー IN OSAKA」を行います。
 スタンプラリー参加者の方には、スタンプの多い順で150名様、抽選で150
名様の計300名様に記念品を贈呈します。

期 間:11月1日(火)〜11月30日(水)
場 所:大阪府内の公共建築物(24施設)

詳しくは ホームページ(http://www.pref.osaka.jp/koken/stamp/)を御覧下さい。
ご参加をおまちしております。

(問い合わせ先:大阪府建築都市部公共建築室計画課
         TEL:06−6941−0351[内線4605])
 
◆瀬田川南郷洗堰100周年記念事業の実施

 瀬田川洗堰(南郷洗堰)が築造されて今年は100周年にあたります。1世紀に
わたり琵琶湖や淀川の流域で生活する人々の安全と安心に大きな役割を果たしてき
た瀬田川洗堰(南郷洗堰)を広く理解していただくため各種イベントを実施します。
 ぜひ奮ってご参加下さい。

【琵琶湖シンフォニーの開催】
音楽と語りと視覚による交響イベント琵琶湖シンフォニーを開催します。
開催日:11月3日(木)
場 所:琵琶湖ホール(大津市)
その他:入場無料ですが事前に申し込みが必要です。

(問い合わせ先:瀬田川南郷洗堰100周年記念事業事務局
         TEL:06−6100−0220)

◆関西ネットワークシンポジウム〜世界的視野に立った都市連携を考える〜の開催

 近畿地域における大きな課題として、大阪湾ベイエリアの相互連携による地域活
性化が挙げられ、国際物流基幹ネットワークの構築や都市圏総合交通円滑化を議論
して頂く「関西ネットワークシンポジウム〜世界的視野に立った都市連携を考える
〜」が開催されます。
 ぜひ奮ってご参加下さい。

開催日:11月4日(金) 13:00〜16:00
場 所:松下IMPホール(大阪市中央区)

 ・基調講演:世界から見た近畿の未来
   講 師 川勝 平太 国際日本文化研究センター教授
 ・パネルディスカッション:世界的視野に立った都市連携を考える
   コーディネータ 渡辺 悟  毎日新聞社論説委員
   パネリスト   川勝 平太 国際日本文化研究センター教授
           白石 真澄 東洋大学経済学部助教授
           山下 和彦 (株)大阪国際会議場代表取締役社長
           藤本 貴也 国土交通省近畿地方整備局長

(問い合わせ先:毎日企画推進センター
         TEL:06−6346−8661)

◆阪神・淡路大震災10周年記念「HAT神戸フェスティバル」の開催

 阪神・淡路大震災から10年を迎え、神戸市内のHAT神戸において大震災で経
験した「いのちの尊さ」や「感謝の気持ち」を再認識し、これまでの復興の成果を
神戸内外に発信するために阪神・淡路大震災10周年記念「HAT神戸フェスティ
バル」が開催されます。近畿地方整備局からも造水車や衛星通信車、海面清掃船な
ど災害対策用機械を展示します。
 ぜひ奮ってご参加下さい。

開催日:11月5日(土)〜6日(日) 概ね11時〜16時
場 所:HAT神戸(東部新都心)なぎさ公園周辺
イベント(概要)
 【1】防災未来センター オープニング、パレード、ふれあい広場
 【2】マリンステージ  国際交流ステージ・災害対策車(船)展示
 【3】JICA兵庫   子供他文化交流
 【4】県立美術館    オータムコンサート
 【5】シーサイド広場  ふるまい餅つき大会

(問い合わせ先:HAT神戸中心街区協議会事務局
         TEL:078−362−4363)

◆みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャー」の観覧者募集

 未知普請の精神のもと「対話と協働」「参加と責任」「未知への挑戦」を柱に「
公」のあり方や地域づくりを広く地域の方々に理解を深めていただくため、「劇団
ふるさときゃらばん」による『みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャ
ー」』の公演を行います。
 このミュージカルは近畿地方では11月8日(火)に加古川市民会館で行われる
のを皮切りに、11月11日(金)に森ノ宮ピロティホール(大阪市)など各地で
公演されます。
 お時間がありましたら、観覧していただけたらと思います。
 なお、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

公演日 :11月8日(火) 18:30〜20:30(開場 18:00)
公演場所:加古川市民会館
(問い合わせ先:姫路河川国道事務所 TEL:0792−82−8211)

公演日 :11月11日(火) 18:30〜20:30(開場 18:00)
公演場所:森ノ宮ピロティホール
(問い合わせ先:浪速国道事務所 TEL:072−833−0261)

公演日 :11月13日(金) 17:30〜19:30(開場 17:00)
公演場所:安曇川文化芸術会館
(問い合わせ先:滋賀国道事務所 TEL:077−523−1741)
上の3つの公演について観覧ご希望の場合には、当該事務所にお話いただけたらと
思います。

公演日 :11月16日(水) 18:30〜20:30(開場 18:00) 
公演場所:奈良県橿原文化会館(締め切り:11月4日(金))

(問い合わせ先:劇団ふるさときゃらばん なら・みちぶしんミュージカル
        実行委員会事務局 042−381−6721)

◆「公共建築の日」及び「公共建築月間」記念フォーラム
 〜都市型美術館のあり方を考える〜の開催

 現代美術を発信する「国立美術館」オープン1周年を迎えて、美術館の設計者に
よる講演、パネルディスカッション等を行い、都市型美術館のあり方を考え、公共
建築について広く理解を深めてもらうためのフォーラムを開催します。
 ぜひ奮ってご参加下さい。
 なお、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

日 時:11月14日(月) 13:00〜
場 所:大阪YMCA会館(大阪市西区)

第一部
 ・講演
   講師 光井 純 (シーザー・ペリ&アソシエーツジャパン代表
            光井純&アソシエーツ建築設計事務所代表)
 ・パネルディスカッション   
   コーディネーター 山崎 泰孝 建築家
   パネリスト    森村 泰昌 美術家
            永井 芳和 読売新聞大阪本社編集局次長兼文化部長
            光井  純 シーザー・ペリ&アソシエーツジャパン代表
                  光井純&アソシエーツ建築設計事務所代表
            建畠  ル 国立国際美術館長
            森本 文忠 近畿地方整備局営繕部長

第二部
 ・国立国際美術館見学

(問い合わせ先:『都市型美術館のあり方を考える』開催事務局
         TEL:06−6943−7571)


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      最 近 の 動 き
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◆「鴨川フェスタ2005」(ゆたかな京都・災害に強いまちづくり)の開催

 10月16日、京都鴨川の河川敷三条〜四条間で「鴨川フェスタ2005」(ゆ
たかな京都・災害に強いまちづくり)が、晴天の下開催され、約33000人の来
場者がありました。
 淀川河川事務所、京都国道事務所、近畿技術事務所の出展をはじめ、京都府、建
設企業、高等学校、各種団体など約50団体が参加して展示やアトラクション、フ
リーマーケットなどが行われました。
 いずれの事務所においても、多数の来場者が熱心に展示を見たり、体験をしてい
ました。とくに、近畿技術事務所の、レンガと砂でつくったアーチ橋では「なぜ大
人が乗っても落ちないのだろう」という声もあちこちでささやかれ、子供から老人、
アベックに至るまで恐る恐る渡っていました。当日、山田京都府知事も来られ、レ
ンガのアーチ橋を渡って行かれました。
      【近畿技術事務所事務所長 山本 剛】

◆「観光魅力づくり事業」第5弾の開催

 奈良国道事務所では、奈良のまち・みちづくりと観光について、新たな視点で再
発見していただく「奈良観光魅力づくり事業」を平成15年度から実施しています。
 10月16日(日)には、「奈良観光魅力づくり事業」第5弾として〜みんなの
知らない太子道〜と題し、奈良大学名誉教授の水野正好先生を講師にお迎えして、
聖徳太子が飛鳥と斑鳩を愛馬に跨って日々通った「太子道」の知られざる魅力を、
自分の目と耳と足で感じていただきました。
 当日は晴天に恵まれ、午前10時30分に近鉄平端駅をスタート。推古神社や額
安寺、白山神社など太子ゆかりの史跡を訪れ、水野先生のユーモアあふれる解説を
聞きながら約7kmの行程を楽しく歩きました。
      【奈良国道事務所長 山田 哲也】

◆近畿ブロック地域科学技術振興協議会の開催

 10月18日、大阪市内で地域クラスター関連施策をはじめとする国の地域科学
技術振興施策をより効果的かつ地域のニーズに応じて実施するため、近畿広域戦略
会議を中心に関係府省の地方支分部局等の16機関の長で構成する「近畿ブロック
地域科学技術振興協議会」の第2回会議が山本秀正内閣府政策統括官付企画官、藤
本貴也近畿地方整備局長などが出席し開催されました。
 会議では、活動計画について議論がされ、その後に産学協同成果として「関西の
ものづくり基盤とウォーターオーブン『ヘルシオ』の商品開発について」と題して、
宮武和孝大阪府立大学教授と井上隆シャープ(株)開発室長より、共同研究開発時
の話を含めご講演をいただきました。
      【企画部技術調査課長 安藤 佑治】
       
◆「災害文化の伝承」シンポジウムの開催
 22日、豊岡市で平成16年10月の台風23号による水害を大きな教訓と
して、防災・減災に関する対策や「災害」そのものを一つの「文化」としてとらえ
ることにより、災害を風化させない『災害にひるまないまちづくり』文化を後世に
永く伝承していくためのシンポジウムが開催されました。
パネルディスカッションには、災害文化史専門の笹本教授(信州大文学部)、地
元行政代表の中貝豊岡市長、消防関係者の中村女性部長、近畿地方整備局足立企画
部長が参加して、被災体験を継承していく重要性や減災のとりくみとして日頃から
コミュニティーを大切にしていく必要性などが議論されました。
台風23号一周年記念行事では、豊岡河川国道事務所もこうしたシンポジウムの
ほか、被災地の現地見学会「災害の爪あとを訪ねて」も行い、39名の市民が、円
山川と出石川の堤防決壊現場、防災センターなどを視察して台風被害の大きさにあ
らためて思いをはせました。
      【豊岡河川国道事務所長 後藤 正】 

◆下水道シンポジウム「下水道“新時代”豊かな心を育む水と大地を次世代へ」
 の開催

 10月23日(日)滋賀県立水環境科学館において、下水道の多様な役割を知る
ことで驚き(サプライズ)を感じて頂くとともに、新時代に期待される下水道の役
割を参加者の皆さんと一緒に考えていくため、下水道“新時代”「豊かな心を育む
水と大地を次世代へ」をテーマにシンポジウムを開催しました。
 シンポジウムではものまねの江戸家小猫さんによる動物のものまめをまじえなが
らの基調講演の後、パネルディスカッションが行われ親子連れなど幅広い年代の約
150名の方々に話を熱心に聞いて頂きました。
      【建政部都市整備課長 新階寛恭】

◆近畿都市緑化祭『グリーンサーカス2005』の開催

 10月22日〜23日、兵庫県南部地震から10年を迎える神戸市の布引ハーブ
園内で、「みどりの香り 神戸深呼吸 〜みんなで飛ばそう夢風船〜」をテーマに、
専門家や花みどりの活動されている市民の皆さんと共に、パートナーシップを感じ
られる参加型イベント「近畿都市緑化祭〜グリーンサーカス2005〜」を開催し
ました。
 イベント両日は秋の風を感じながら約3800人の来園者の方が楽しんでいる風
景が見られました。
      【建政部都市整備課長 新階寛恭】


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   今後の近畿地方整備局関連の主要行事
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10月26(水)〜29日(土)ニューアース2005(地球環境技術展・国際シ
       ンポジウム)の開催

       「国際環境総合フェア」として内外の環境技術が一堂に集結し、環
       境ビジネスの促進と技術移転等きめ細やかな展示展開とシンポジウ
       ム開催など、ニューアース2005(地球環境技術展・国際シンポ
       ジウム)が大阪市内のインテックス大阪において開催されます。 

10月30日(日)「ITSソリューション2005OSAKA]の開催
  
       ITS(高度道路交通システム)の普及に向けて、その可能性を広
       く一般の方にお知らせすると共に、ITSの未来予想図をわかりや
       すく語り合う公開トークショウを開催します。
       
10月31日(月)シンポジウム「巨大災害時代に生きる2005」の開催
     
       昨年、今年と日本及び世界各地で巨大台風等の来襲、大型地震の発
       生により甚大な被害を被った。
       これら頻発する豪雨災害や近い将来発生が予想されている東南海・  
       南海地震などの巨大災害に対する防災・危機管理への理解促進を図
       るためシンポジウム「巨大災害時代に生きる2005」を大阪市で
       開催します。  

11月4日(金)関西ネットワークシンポジウム〜世界的視野に立った都市連携を
       考える〜の開催

       近畿地域における大きな課題として、大阪湾ベイエリアの相互連携
       による地域活性化が挙げられ、国際物流基幹ネットワークの構築や
       都市圏総合交通円滑化を議論して頂く「関西ネットワークシンポジ
       ウム〜世界的視野に立った都市連携を考える〜」が開催されます。
       
11月5日(土)〜6日(日)阪神・淡路大震災10周年記念「HAT神戸フェス
       ティバル」の開催

       阪神・淡路大震災から10年を迎え、神戸市内のHAT神戸におい
       て大震災で経験した「いのちの尊さ」や「感謝の気持ち」を再認識
       し、これまでの復興の成果を神戸内外に発信するために阪神・淡路
       大震災10周年記念「HAT神戸フェスティバル」が開催されます。 

11月8日(火)みちぶしんミュージカル「カントリーチャレンジャー」の公演

       未知普請の精神のもと「対話と協働」「参加と責任」「未知への挑
       戦」を柱に「公」のあり方や地域づくりを広く地域の方々に理解を      
       深めていただくため、「劇団ふるさときゃらばん」による『みちぶ
       しんミュージカル「カントリーチャレンジャー」』の公演を行います。
       このミュージカルは近畿地方では11月8日(火)に加古川市民会
       館で行われるのを皮切りに、11月11日(金)に森ノ宮ピロティ
       ホール(大阪市)など各地で公演されます。

11月13日(日)御堂筋オープンフェスタの開催
          
       大阪のメインストリート「御堂筋」で今年も「御堂筋オープンフェ
       スタ」を開催します。
       御堂筋の長堀通から千日前通の間を午後1時から4時まで車両全面
       通行止めの歩行者天国とし、オープンテラスを設けたり大道芸人の
       パフォーマンスを行ったりします。


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 事 務 局 か ら の お 願 い
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 ◎「近畿ゆめ通信」についてのご意見、ご感想、投稿等をお待ちしています。
  より親しまれるメールマガジンとするため
  多くの皆様方のご意見やご感想をお待ちしています。

 ◎近畿ゆめ通信をメールやFAXにて送信させていただいていますが、
  人事異動等で送信先に変更がありましたら事務局にご連絡ください。


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  次号発行は11月10日の予定です
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