◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
         ◇◆   近畿ゆめ通信 第94号   ◆◇
         ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

-------------------------------------------------------------------------
◇◆   本メールマガジンは、近畿地方整備局管内の市町村長様をはじめ、
    日頃から当局にご指導等をいただいています団体、個人の方々に
    送信させていただいております。
     皆様からのご意見ご感想をお待ちしています
                yume-tushin@kkr.mlit.go.jp             ◇◆
-------------------------------------------------------------------------
                             2007年10月25日
                                 目   次
 
 1.「官庁施設の耐震性」
            近畿地方整備局   営 繕 部 長  鈴木 千輝 

 2.「地域活性化の取組と地価動向」      
      近畿地方整備局  用 地 部 長   福島 直樹 

 3.催し物のご案内
 
   ◇世界遺産熊野古道ナビプロジェクト実証実験のモニター募集
   ◇「近畿都市緑化祭〜グリーンサーカス2007〜」の開催
   ◇「湧水保全フォーラム全国大会in越前おおの」の開催
   ◇シンポジウム「これからの道づくりと道づかい」の開催
    ◇「淀川水系の水環境に関する新しい情報と水質浄化手法の技術研究発表会」
     の開催

  4.最近の動き
 
   ◇「建設技術展2007近畿」の開催  
     ◇鳥取豊岡宮津自動車道整備促進大会の開催
   ◇御堂筋70周年記念「御堂筋パレード2007」の開催
      ◇日高港新エネルギーパークオープニングセレモニーの開催
   ◇兵庫県丹波並木道中央公園の開園
   ◇「神戸港 コンテナ船就航40周年記念シンポジウム」開催
   ◇第3回近畿圏広域地方計画検討会議の開催

 5.今後の近畿地方整備局関連の主要行事

 6.「関西元気宣言」掲示板
  
 7.事務局からのお願い


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 1.「官庁施設の耐震性」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 営繕部長の鈴木千輝です。

 官庁施設の整備にあたっては、その用途に応じて定められる耐震安全性の目標に
合わせて建築物全体としての総合的な耐震性を確保するよう整備を進めています。
その際の官庁施設の耐震安全性の基準はT類、U類、V類の3分類に分けて設定し
ています。T類は本省や地方整備局の本局など大地震時に高い耐震性能が必要な施
設を対象とし、建築基準法に基づく耐震性能の1.5倍の性能を目標にしています。
U類は、地方整備局の事務所や地方気象台などT類に準じた耐震性能が必要な施設
で、建築基準法に基づく耐震性能の1.25倍の性能を目標にしています。またV
類は税務署や公共職業安定所など一般の官庁施設で、建築基準法に基づく耐震性能
の確保を目標にしています。
 さて、官庁施設の耐震性の現状はどうなっているでしょうか。これについては、
営繕部が整備を行ったT類とU類の施設で、階数3以上、延べ面積1000u以上
の施設を対象に、昨年8月に耐震診断結果が公表されました。全国で393施設の
うち耐震性能を満足しないものが176施設ありました。近畿管内では49施設の
うち30施設が耐震性能を満足していませんでしたが、その後耐震改修が進み、今
年度中に改修に着手するものをカウントすると16施設まで減少させることが出来
ました。
 また、今年の9月には第2弾として、T類、U類の施設で昨年未公表であった施
設とV類の階数3以上、延べ面積1000u以上の施設について診断結果が公表さ
れました。全国では1110施設のうち耐震性能を満足しないものが383施設、
近畿管内では176施設のうち71施設が必要な耐震性能を満たしていませんでし
た。
 今後、改修や建て替えを着実に実施し、概ね10年以内にすべての既存官庁施設
について建築基準法に基づく耐震性能の確保を目指すとともに、官庁施設の耐震基
準を満足する割合が9割に達することを目標に、既存施設の耐震性の確保を進めて
いくこととしています。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 2.地域活性化の取組と地価動向
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 用地部長の福島直樹です。

 去る9月20日に平成19年7月1日時点の都道府県地価調査が国土交通省から
公表されました。本調査によると、平成18年7月以降の1年の地価動向は、3大
都市圏においては2年連続して上昇し、地方圏においては下落幅が縮小したものの、
依然として下落地点が大半を占めているそうです。その結果、全国平均で見ると、
住宅地はほぼ横ばい、商業地は16年ぶりにわずかな上昇となったそうです。
 これを近畿の府県別で見てみると、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良の各府県では、
住宅地、商業地とも前年に比べ地価が上昇しました。このうち商業地は、兵庫、奈
良において前年が下落であったのに対し、本年は上昇に転じており、住宅地は、滋
賀、京都、兵庫、奈良において下落から上昇に転じています。近畿は、大阪圏の旺
盛なマンション・オフィス需要等を背景として、全国平均に比べ、健闘していると
いえるようです。
 また、3大都市圏以外の地方圏の地価の状況を分析してみると、地域活性化等へ
の取組み状況によって違いがあるようです。例えば、和歌山市をはじめ市街地開発
事業や駅前区画整理事業に取り組んだいくつかの地方中心都市においては地価が上
昇しているとのことです。その他の地方都市についても、例えば、滋賀県守谷市、
草津市では、新名神高速道路の部分開通を間近に控え工場立地が進んだことにより
用地需要が増大した結果、地価が上昇しています。
 総じて、3大都市圏、地方圏とも、まちづくり、交通基盤整備等に熱心に取り組
んでいる地域は、利便性、収益性、快適性等が向上し、その結果が地価に反映した
と考えられます。我々としても近畿圏を元気にするため様々なプロジェクトを積極
的に推進し、支援して参りますので、ご協力・ご理解をよろしくお願いします。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 3.催 し 物 の ご 案 内
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆世界遺産熊野古道ナビプロジェクト実証実験のモニター募集

 近畿地方整備局と和歌山県は、世界遺産に登録された「熊野古道」の熊野那智大
社周辺において、訪問者が必要な情報を入手できる環境づくりを行うことを目的に
経路案内・障害者に優しい施設情報・観光施設情報・スポンサー情報・道路情報等
を多言語で提供する「世界遺産熊野古道ナビプロジェクト」を進めています。
 実用化に向けての平成19年度の実証実験は、モニターの方に携帯端末UC(ユビ
キタスコミュニケーター)を持って実験エリアを散策していただき、簡単なアンケートに答えて
いただくものです。

 実証実験期間:平成19年10月26日(金)〜11月25日(日)
 実証実験場所:那智勝浦町大門坂周辺
 募 集 人 数 :午前の部 20名、午後の部 20名
        中学生以上を対象

 問い合わせ先:世界遺産熊野古道ナビプロジェクト運営協議会事務局
        tel 0735−52−0555


◆「近畿都市緑化祭〜グリーンサーカス2007〜」の開催

 10月は都市緑化月間です。「ひろげよう 育てよう みどりの都市」を全国統
一テーマに、関係諸団体の協力を得て、地域住民の緑化意識の醸成や住民参加によ
る緑のまちづくりの推進を目的とした緑化関連イベントが全国各地で展開されます。
 近畿地方整備局では、府県、政令市、ボランティア団体とともに「近畿都市緑化
祭〜グリーンサーカス2007〜」を開催します。
 地域の人々が、豊かな緑を守り・育み・次世代へつなげるという気持ちを持って
いただけるよう、40を超えるメニューのテントブース、遊びと体験の芝生広場、
近畿の公園事業のパネル展示など盛りだくさんの催し物を予定しています。
 是非ご参加下さい。

 日 時: 平成19年10月28日(日)  10:00〜16:00
 場 所: 堺市東雲公園(堺市堺区田出井町)

 問い合わせ先:・近畿都市緑化推進連絡協議会事務局
         tel 06−6942−1083
        ・堺市花と緑のフェア事務局
         tel 072−228−7424


◆「湧水保全フォーラム全国大会in越前おおの」の開催

 大野市は古くから地下水が豊富で、市内には「名水百選」に選ばれた「御清水」
をはじめ、数多くの湧水があり、人々の暮らしも清らかな湧水に恵まれて発展して
きました。
 しかし、近年、地下水の低下に伴う湧水の枯渇などの問題が発生してきており、
「名水のまち」といわれる大野市の湧水をこれからも守り伝えていくためには、水
資源、水環境、市民生活など様々な分野からの保全活動が必要であります。
 今回のフォーラムは、「残そう未来の子どもたちへ」と題して、関係者と市民が
一堂に会して、今何を考え、何をすべきかを語り合い、広く全国に発信することと
しています。

 日 時: 平成19年10月30日(火) 8:45〜15:00
 場 所: 学びの里「めいりん」(大野市城町9−1)

 基調講演:「水辺と子どもの心」
      竹村 公太朗((財)リバーフロント整備センター理事長)

 特別発表:「第8回日本水大賞受賞発表」2題

 湧水保全の取り組み発表:5題

 パネルディスカッション「残そう未来の子どもたちへ」
    コーディネーター
      森  誠一 (岐阜経済大学教授、本願清水イトヨの里館長)
    パネリスト 
      小俣  篤 (国土交通省 河川環境保全調整官)
      小川  敏 (岐阜県大垣市長)
      松永 清彦(岐阜県海津市長)
      岡田 高大(大野市長)


◆シンポジウム「これからの道づくりと道づかい」の開催

 道路の整備は、都市部、地方部を問わず、医療、教育、福祉、災害復旧など、身
近な社会生活の維持・向上に不可欠であります。
 安全で安心した地域づくりに道路が果たす役割にあらためて目を向け、これから
の道づくりと有り様について、各界の方々による意見交換を行います。

 日 時:平成19年10月31日(水) 14:00〜16:45
 場 所:繊協ビル8階 大ホール(福井市大手3-7-1) 

 基調講演:「みちと地域づくり」
      宮地 淳夫  (近畿地方整備局 道路部長)

 パネルディスカッション
    コーディネーター 
      川上 洋司  (福井大学大学院 教授)
    
    パネリスト
      石田 裕美  (大野商工会議所女性会 会長)
      伊豆原 浩二(名古屋産業大学 教授)
      川本 義海  (福井大学大学院 准教授)
      児玉  忠  ((財)福井県建設技術公社 理事長)
      酒井 仁志  ((財)福井県観光連盟 部長)

 問い合わせ先:(財)地域環境研究所
        tel 0776−27−0078 


◆「淀川水系の水環境に関する新しい情報と水質浄化手法の技術研究発表会」
  の開催
   
 琵琶湖・淀川流域の水環境を改善するため、住民、企業、研究機関および行政等
の様々な主体が連携し、一体となって水質保全に取り組む必要があります。
 近畿地方整備局と滋賀県、水資源機構、琵琶湖・淀川水質保全機構は、これまで
取り組んできた自然の浄化機能を活かした水質改善など新たな水処理技術の研究成
果や、琵琶湖・淀川流域が抱える水環境問題を多くの方々と共有するため、技術研
究発表会を開催します。

 日 時: 平成19年11月13日(火) 13:00〜17:10
 場 所: コラボしが21(大津市打出浜2−1)

 基調講演:「琵琶湖のBOD、CODの乖離問題に関する一考察」
      岸本 直之(龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科 准教授)

 研究発表:7題(14:40〜17:10)

 問い合わせ先:(財)琵琶湖・淀川水質保全機構
         tel 06−6920−3035
         URL:http://www.byq.or.jp/


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 4.最 近 の 動 き
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆「建設技術展2007近畿」の開催

 10月11日(木)から10月13日(土)、インテックス大阪6号館Aゾーン
において、「近畿の安全、暮らしの安心〜技術でまもろう、みんなの暮らし〜」を
テーマに「建設技術展2007近畿」を開催しました。
 今年の出展参加数は、企業・団体から134社、大学・高校などから17校の出
展があり、安全安心、環境、コスト縮減などに掛かる先端の技術が披露されました。
 また、今回初めて「技術が動く、近畿が動く〜基盤技術が支える良質なモノづく
り〜」をテーマに建設技術活用促進フォーラム、「どないなってますねん?近畿の
安全・安心」をテーマに菊水丸トークショーを開催しました。
 来場者は3日間で約1万2千人となり、盛況の内に終わることが出来ました。
 ご協力有り難うございました。引き続きご支援をお願いいたします。
  【近畿技術事務所長 山本 剛】


◆鳥取豊岡宮津自動車道整備促進大会の開催
                                        
 10月13日(土)、地域高規格道路「鳥取豊岡宮津自動車道」の早期開通をめ
ざすフォーラムと促進大会が、豊岡市の豊岡市民会館で行われました。主催は鳥取
市長、豊岡市長、養父市長、朝来市長、舞鶴市長等の沿線首長、来賓は谷国土交通
大臣政務官、谷口技監、平井鳥取県知事、井戸兵庫県知事、猿渡京都府副知事、布
村近畿地方整備局長、宮地道路部長、桐越中国地整副局長、約1000名の参加の
もと盛大に開催されました。フォーラムでは「山陰海岸ジオパーク構想、環日本海
時代に東西交通の確保が重要」「住民の生命を守る観点からも道路整備は不可欠」
という意見がだされました。
 また、促進決起大会では鳥取県知事が「毎週やりたい」、兵庫県知事が財源確保
の必要性、新直轄方式の活用など、早期完成への熱い思いを語られました。国・県
から力強い祝辞を頂き、沿道首長をはじめ皆さん喜んでおられました。鳥取豊岡宮
津自動車道整備によるネットワーク化の必要性を強く感じる促進大会となりました。
  【豊岡河川国道事務所長 中村 文彦】


◆御堂筋70周年記念「御堂筋パレード2007」の開催

 10月14日(日)、大阪市のメインストリート・御堂筋で、秋の恒例イベント
「御堂筋パレード」が過去最多の145団体9000人が参加して開催され、沿道
には125万人の市民らが集まりました。
 オープニングでは、冬柴国土交通大臣が、「銀杏の木が4列に並んだ美しい御堂
筋は、大阪人の誇り。戦災にあった大阪の人々に自信と誇り、そしてやる気を起こ
してくれた。今日の賑わいを、大阪・関西の活性化へと皆さんと一緒に広げていき
たい」と挨拶されました。
 2007年が、”御堂筋完成70周年”、”御堂筋パレード25周年”という記
念の年にあたることから、御堂筋パレードは、これを契機として、パレードの枠を
超えて市民参加型の「大阪を代表するおまつり」へと転換しようとしています。
 今年からパレードやステージ参加者を一般から募集したり、観客が自由に回遊し
参加者のパフォーマンスをステージで鑑賞できる「おまつり広場」、飲食物の販売
を行う「グルメストリート」、オリジナルアート作品の展示・販売を行う「アート
エリア」、スポーツ体験や遊びの「キッズエリア」など、子供からお年寄りまで、
観るだけでなく参加して楽しめる企画がいっぱいで、秋の気配を感じる御堂筋には
たくさんの笑顔があふれていました。
  【大阪国道事務所長  西野 賢治】


◆日高港新エネルギーパークオープニングセレモニーの開催

 10月14日(日)和歌山県御坊市において、「日高港新エネルギーパークオー
プニングセレモニー」が二階衆議院議員、仁坂和歌山県知事、柏木御坊市長、森関
西電力社長、中尾港湾局長、布村近畿地方整備局長、片桐副局長、久貝近畿経済産
業局長等、関係者200名の出席のもと盛大に開催されました。
 銘板序幕式の後、パーク提唱者として挨拶された二階衆議院議員からは「新エネ
ルギー普及、開発の拠点として今後もパークの内容充実を」と力を込めて訴えられ
ました。この後、「次世代エネルギーパーク」の認定書が市長に手渡されるととも
に、愛称の「EEパーク」命名者への表彰やテープカットが執り行われオープンを
祝いました。
 セレモニーを通じて、日高港が新エネルギーの先進地域として認知されるととも
に、港の利用振興に対する地元関係者の熱い期待がひしひしと伝わりました。
 また、午後のイベントでは、ソーラーカー体験や海上保安庁の巡視船「せっつ」
の船内見学などに家族連れら1500人が来場し、大いに賑わいました。
  【和歌山港湾事務所長 齋藤 輝夫】


◆兵庫県丹波並木道中央公園の開園

 10月14日(日)、兵庫県篠山市において兵庫県が整備を進めてきた「丹波並木
道中央公園」が開園し、谷国土交通大臣政務官、井戸兵庫県知事を始め、近畿地整
から岡田副局長、地元の関係団体等が参加する式典が行われ、最後には関係者一同
による記念植樹が行われました。
 この公園は、丹波の森や里山の風景を活かして計画段階から地域住民等による参
画・管理運営を目指して整備され、里山体験の一環として、丹波の黒豆等の作物の
育成、管理、収穫等が地域住民を中心に広く県内の方々によって運営されています。
公園内でのこのような活動を支えるため、篠山市内から移築された古民家や、木材
の加工体験等できる施設が整備されました。園内で発生した植物廃材は灰とし肥料
として公園内の作物の収穫増に寄与しており、ベンチや園内の建物等の施設も、公
園内の間伐材で整備される等の資源循環の取り組みがなされています。
 近辺には篠山城跡(国指定史跡)や重要伝統的建造物群保存地区である武家町や
商家町といった歴史的風致が残され、観光客も徐々に増えつつあるとのことですが、
丹波地方の里山体験が出来るこの公園の開園により、訪れる人々がより一層増える
ことが期待されます。
  【建政部 公園調整官 井村 久行】


◆「神戸港 コンテナ船就航40周年記念シンポジウム」開催

 10月17日(水)、神戸市内において「神戸港 コンテナ船就航40周年記念シ
ンポジウム」が開催されました。このシンポジウムは神戸港に我が国初のコンテナ
船が就航してから今年で40周年を迎えたことを記念し開催されたもので、基調講演、
パネルディスカッションがおこなわれました。
 基調講演は、国土交通省の中尾成邦港湾局長をはじめ3名が登壇し、また、パネ
ルディスカッションにおいては岡山大学の津守准教授をコーディネーターに、4名
のパネリストによる議論が行われました。
 基調講演において、中尾成邦港湾局長からは「我が国のコンテナ物流と神戸港」
と題して、スーパー中枢港湾政策等、我が国の港湾政策及び神戸港を取り巻く状況
などの説明があり、「関係者の協力により使いやすい神戸港として発展して欲しい」
と期待を述べられました。
 パネルディスカッションにおいては、スーパー中枢港湾の鍵となる地方港との連
携にむけて、内航フィーダーの活性化策についての意見交換が行われ、さらには「
今後は近畿と中国の国際物流戦略チーム間の連携が必要」とまとめられました。

 ※内航フィーダー:国内主要港と国内各港を結ぶ外貿コンテナの2次輸送。
  【港湾空港部 港湾計画課長 酒井 敦史】


◆第3回近畿圏広域地方計画検討会議の開催

 10月22日(月)、帝国ホテル大阪において、冬柴国土交通大臣をお迎えし、
「第3回近畿圏広域地方計画検討会議」を開催しました。
 今回は、近畿圏の目指す姿とそれを実現するための戦略や事業・制度について、
地方自治体、経済界、国の地方機関等のトップの方に御議論いただきました。
 目指す姿については、「歴史・文化に誇りとこだわりを持って本物を産み育む圏
域」など7本の姿で概ね了承をいただきました。また、それを実現するための戦略
等についても、道路ネットワークにおけるミッシングリングの接続や南北軸の整備、
スーパーコンピューター等の研究施設のネットワーク化、広域観光ルートの形成、
高付加価値農業の展開などの意見が出され、来年3月頃に開催予定の次回会議まで
に検討を深めていくこととなりました。
 なお、会議資料等については、「近畿圏広域地方計画」のホームページに掲載し
ておりますので、ご参照下さい。
 http://www.kkr.mlit.go.jp/kokudokeikaku/index.html
  【近畿圏広域地方計画推進室 山本 清二】


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 5.今後の近畿地方整備局関連の主要行事
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆11月 6日(火)第2回事業評価監視委員会の開催

          近畿地方整備局が実施する事業について、事業効果・必要性
          等の評価を頂きます。

◆11月 6日(火)第2回琵琶湖・淀川流域市町村長懇談会の開催

          淀川水系河川整備計画の策定にあたって、自治体の長から意
          見を伺います。          

◆11月 7日(水)淀川水系流域委員会(第66回)の開催
       
          淀川水系河川整備計画原案等について審議が行われます。

◆11月11日(日)阪和自動車道(みなべ〜南紀田辺)・
          国道42号田辺西バイパス開通式の開催
         
          阪和自動車道のみなべICから南紀田辺IC間5.8kmが開
          通いたします。これにより、大阪市と田辺市が高速道路で直
          結となります。
          併せて、国道42号田辺西バイパスの0.6kmが南紀田辺IC
          の関連区間として開通します。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 6.「関西元気宣言」掲示板
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

◎ 今号より新たに「関西元気宣言」発信運動の取り組みやホットな話題をお知ら
 せすることとなりました。よろしくお願いします。

◆「関西元気宣言」運動のホームページをリニューアル!
 「関西元気宣言」発信運動のホームページを10月13日より大幅にリニューア
ルしました。
 今回のリニューアルは、特に動画による配信を中心に行いました。各自治体が制
作している動画とのリンクも強化し、動画のポータルサイトとなるよう更新したも
ので、動画により関西の魅力を分かりやすく紹介することで、より多くの方々に関
心をもっていただこうというものです。
 また、今回のリニューアルに併せ、より多くの方々にホームページをご覧いただ
くため、首都圏及び関西圏においてラジオCMを放送しました。
 このラジオCMは、首都圏ではクライマックスシリーズ第1ステージの第1戦、
第2戦(阪神VS中日)でTBSラジオにより放送を行いました。
 また、関西圏は、MBSラジオによりクライマックスシリーズ中に10本放送されま
した。
 是非、新しくなった「関西元気宣言」発信運動のホームページをご覧下さい。

 下記のURLをクリックするか、「関西元気宣言」で検索して下さい。

 http://www.kansaigenki.jp/index.html

◆「未来 関西元気地図 2007年度エリア拡大版」を発行
 本運動の一環として、平成17年9月、京阪神地域で展開されているプロジェクト
を紹介した「未来 関西元気地図」を発行し多くの方々から好評をいただきました。
 このたび、より広く、より深く関西の「元気」を紹介するため、対象エリアを関西
全域(2府7県)にひろげた「未来 元気地図2007年度エリア拡大版」を発行い
たしましたのでお知らせします。
 関西の主要な書店でお求めいただけます。
  発行所: 椛蜷ャ出版社
 
 ※参 考
    「関西元気宣言」発信運動は、東京をはじめ日本全国さらに世界に
    向けて、関西の元気を発信するものです。
    これにより、関西が元気あふれる魅力的な地域であり、投資の対象
    として注目すべき地域であるとの認識を広め、関西の活力を一層高
    めることを目的として関西地域の経済団体、学界、行政機関、NP
    O等の皆様の積極的な御参加と連携協力のもとに活動しているもの
    です。

         
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 7.事 務 局 か ら の お 願 い
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 ◎「近畿ゆめ通信」についてのご意見、ご感想、投稿等をお待ちしています。
  より親しまれるメールマガジンとするため、多くの皆様方のご意見やご感想を
  お待ちしています。

 ◎近畿ゆめ通信をメールやFAXにて送信させていただいていますが、
  人事異動等で送信先に変更がありましたら事務局にご連絡ください。

-------------------------------------------------------------------------
◇◆        次号発行は11月12日の予定です

       「近畿ゆめ通信」を掲載したホームページは
    http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/maga/index.html です。    ◇◆
-------------------------------------------------------------------------

     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
     ◇◆  発行                 ◆◇
     ◇◆     近畿ゆめ通信 事務局      ◆◇
     ◇◆                     ◆◇
     ◇◆   電話 06−6942−1141   ◆◇
     ◇◆      内線2117 伊藤 利和   ◆◇
     ◇◆   FAX06−6942−7463   ◆◇
     ◇◆   メール yume-tushin@kkr.mlit.go.jp ◆◇
     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

>> 企画部のトップページへ     >>メールマガジンのトップページへ