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費用便益比とは

道路事業の効果
道路事業をおこなうことによって、渋滞の解消によって目的地までにかかる時間が短くなる、事故が減少する、沿道の環境―大気汚染や振動、また景観など―が改善される、さらに交通の流れがスムーズになることによって燃費などが向上する、などの効果が発生します。また、これらの効果を通じて人や物の交流が盛んになり、地域全体の活性化なども実現します。

便益の計算―効果をお金に換算する―
私たち近畿地方整備局では、こうした効果のうち、客観的に把握が可能で、かつ効果の量をお金に換算できるものを「便益」として計算しています(つまり「便益」は効果の全てをもれなく計算したものではありません)。 具体的には目的地までにかかる時間が短くなる効果を「走行時間短縮便益」として、事故が減少する効果を「交通事故減少便益」として、燃費などが向上する効果を「走行経費減少便益」として計算しています。

費用と便益の見合いを確認する―費用便益比―
計算した3つの便益(=効果をお金に換算したもの)を足し上げる一方で、事業に要する工事費、維持管理費などの費用を足し上げます。 こうして足し上げた「便益」と「費用」同士を比較します。「便益」を「費用」で割ったものが費用便益比であり、費用便益比の値が大きい事業ほど「費用に対して効率よく効果が発生する事業」と判断することができます。

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