トランジットモールの導入
カールスルーエのトランジットモール
カールスルーエは、比較的新しい街で、カール・ウィルヘルムの宮殿を中心に放射状に道路が整備されている都市である。行政、経済、文化の中心都市で、石油精製、機械、電機、食料品などの工業が盛んである。公共交通は、ドイツ鉄道、シュタットバーン、路面電車、バスが整備されており、市内の路面電車をドイツ鉄道の近郊線に順次乗り入れる施策や、近郊列車を電車化するSバーン化を実施中である。
公共交通への転換施策
トランジットモールの延長は約1.1km、幅は約23m程度で、中央に複線の軌道敷があり、ピーク時には1分間隔で電車が走っている。現在は、都心部へ乗り入れる電車が増加したため、電車で渋滞しているといった様子である。
トランジットモール内には、樹木、街路灯、ベンチなどが設置されており、憩いの空間としても利用されている。
Kaiser通りのトランジットモール
カール・ウィルヘルム宮殿
Europe Platzの乗降風景
車内の状況
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国土交通省 近畿地方整備局