EPISODE13

<座談会>六甲山系の
総合的な
土砂災害対策を考える

監修(当時):建設省近畿地方建設局六甲砂防工事事務所
発行(当時):社団法人近畿建設協会
昭和58年6月
 本書は、当時の近畿地方建設局長、兵庫県治水砂防協会長、兵庫県、神戸市、学識者、神戸新聞の各要人が神戸市東灘区御影「山水閣」に集結し、昭和13年阪神大水害以降、日本各地で発生した土砂災害を題材に土砂災害対策について論議された内容をとりまとめた座談会の記録です。

 昭和57年の長崎大水害は土砂災害の脅威をあらためて認識させましたが、阪神地方は長崎市以上の規模の傾斜市街地を持ち、長崎と地形的にも多くの類似点を持つといわれています。本書はその長崎大水害の翌年、建設省が毎年6月を土砂災害防止月間と定めた際に発行されました。