EPISODE14

代々受け継がれた
災害の記録

 阪神大水害の直後、写真撮影がご趣味だったご祖父様が撮影され、その写真の撮影場所をお父様が丹念に調べてメモをつけて仕上げたアルバムを河西重雄様にご提供いただきました。
 当時のお住まいが神戸市中央区布引にある現在の竹中大工道具館の辺りということで、撮影地は布引付近が多いですが、98点に及ぶ災害写真は、住吉川、都賀川、新生田川、宇治川、新湊川の各河川流域に渡って撮影されています。
 特に布引にあった川崎重工業の川崎邸の被災状況や加納宗七像など、今では貴重な写真がアルバムに収められています。
情報提供者:神戸市東灘区在住の河西重雄様