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土砂災害の多い日本

<出典:理科年表 1998年版>
世界の同じ緯度にある都市の年降水量
▲世界の同じ緯度にある都市の年降水量
多くの人口が平野部に集中
▲多くの人口が平野部に集中

日本は、国土の70%が山地でしめられ、そのため、日本の川はヨーロッパや中国など大陸にある川にくらべて短く流れも急になっています。また、山地の多くは川の水や雨、風にけずられやすい弱い地質でできていて、世界平均の約2.5倍もの雨や雪が降る日本では、梅雨や台風などで大雨が降ると、この弱い山地がくずれ土砂災害がおきてしまうのです。さらに、日本には世界の活火山の10%にあたる83もの活火山があり、最近の雲仙・普賢岳災害のような火山噴火にともなう火砕流や土石流による災害が多くの火山でおきています。

このような土砂災害がおこりやすい地形、地質、気象条件に加え、谷の出口やがけの近くにたくさんの人が住んでいることも、日本で土砂災害やその他の自然災害がおこりやすい原因となっています。


▲世界の川にくらべて急な川が多い日本
▲世界の川にくらべて急な川が多い日本

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