NPO法人黄河の森緑化ネットワーク(KFG)、兵庫県勤労者山岳連盟、獅子ヶ池を美しくする会、パナソニック電工松寿会阪神地区・フォレスター松寿、ほくらぐるーぷ(山林ボランティア)、兵庫県山岳連盟、ほくら〜ととや森の世話人倶楽部、 ガールスカウト兵庫県第23団、神戸ユネスコ協会 みんなの森委員会、六甲ヤマボウシ、こうべ海の森、認定NPO法人JUON NETWORK
住友ゴム工業株式会社、株式会社上組、株式会社伊田工務店、株式会社神戸製鋼所、菊正宗酒造株式会社、NTT西日本株式会社 兵庫支店
六甲砂防事務所 野村所長より、日頃の森づくり活動や本日の出席へのお礼、開催の主旨説明の挨拶がありました。
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スライドに沿って参加団体の紹介がありました。
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講師:六甲砂防事務所 小林保全対策官
小林保全対策官から、「森は時間をかけて育てるもの」という言葉とともに、長年にわたり活動を続けていただいている森の世話人への感謝の意が述べられた後、以下の報告がありました。
六甲山系グリーンベルト整備事業は阪神・淡路大震災により六甲山系において多くの山腹斜面の崩壊が発生し災害の危険性が再認識されたことを契機に土砂災害に対する安全性を高めるとともに、それまで懸念されていた市街地の急速な拡大を防止するため六甲山地を一連の樹林帯(グリーンベルト)として整備する取組として始まりました。
グリーンベルトの範囲はTUVの三つに区分されています。Tは崩壊やがけ崩れの危険性が高く、土木的な対策が必要な区域、Uは積極的に林相転換などの整備を行っていく区域、Vは既に形成された良好な森を維持・管理していく区域です。森の世話人の皆さんには、主にUおよびVの区域で森づくり活動をしていただいています。
現在の登録団体は、市民団体23団体と企業21団体の計44団体です。これまでに延べ4万人が参加し、1万3千本を超える苗木が植樹されています。
こうした取り組みの成果として、手を加えた森では整備後、比較的短期間で動植物の種類が増加するなど、生物多様性の向上が確認されています。
最後に、「長く続けることが力になる。ぜひ今後も参加の輪を広げていってほしい」とのエールが送られました。
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講師:株式会社KANSOテクノス 藤井禎浩氏
藤井氏から、これまで長年にわたり携わってきた六甲山の植生調査や計画づくりの経験をもとに、森づくりの工夫等について、以下の報告やアドバイスがありました。
ニセアカシアの林では他の植物が育ちにくい状態が続くため、伐採・巻き枯らし・薬剤処理を組み合わせて管理し、コナラなどの落葉広葉樹が育つ森へと変えていく取り組みが進められています。
ススキとネザサが広がる場所では、ネザサが優先すると植物の種の数が減ってしまいます。そのため、ネザサの成長時期の5月と7月の年2回、ネザサを刈ることでネザサを抑え、ススキやコナラが育ちやすい環境を整えることができます。
スギやヒノキの人工林は、放置すると暗い森になってしまいます。最近では群状に間伐を行い、落葉広葉樹が混じった森を目指す方法が新たに導入されています。
また、コナラ林では林内を明るく保つことが重要であり、常緑樹やシダ類を刈り取ることで健全な状態を維持しています。
エノキやムクノキの森は本来川沿いに見られるものですが、六甲山では斜面の上部でも確認されており、その土地に合わせた植樹の工夫が必要とされています。
こうした活動の成果として、六甲山ではアサギマダラが舞う姿や、オオタカ・ミサゴといった猛禽類、モリアオガエルなど多様な生きものが確認されるようになり、自然の豊かさが戻りつつあります。
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ABCの3班に分かれ、@満足度を高める方法 A参加者を増やす方法 B事故防止の工夫などの中から関心の高いテーマの意見交換を行い、各班からいろいろな意見が出されました。
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以上