植生検索

入道雲のようなもこもことした樹冠を作るのは照葉樹林の特徴です。
枝葉が作り出す林の形(林冠と言います)をよく観察してください。なお、植栽起源のマテバシイ群落は、再度山ドライブウェイの二本松付近の尾根斜面にのみ成立しています。離れた場所から森林の外観を俯瞰することができないので、検索から省いています。

外観の特徴
写真
候補植生
  1. 樹高が高く、入道雲型の林冠は起伏がはっきりします。
ウラジロガシ−サカキ群落
分布する場所は限定的で、表六甲では摩耶山の天上寺跡周辺と宝塚市の塩尾寺のみです。裏六甲では、上唐櫃、下唐櫃の山王神社に分布します。
コジイ−カナメモチ群集
分布する場所は限定的です。大龍寺周辺に立派な森林があるほかは、摩耶山天上寺跡付近にごく小面積が見られるのみです。
クスノキ群落
植栽起源の群落です。クスノキは成長が早く、発達した立派な森林となっています。
  1. 樹高が低く、林冠の起伏ははっきりしません。
アラカシ群落
表六甲山麓の低海抜域に成立します。立地は急傾斜地であることが多いです。
ウバメガシ群落
分布する場所は限定的です。須磨の鉢伏山付近などに限られます。