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太い木がないのは、かつて伐採されたり、斜面が崩れたりしたあとに成立したことを示しています。そのため、株立ち成ることもしばしばあります。遠くから識別しにくかった夏緑の二次林も近くにくるとよくわかります。幹や林床の様子を手がかりに観察してみましょう。

外観の特徴
写真
候補植生
  1. 林床や低木層にはしっかりと植物が生育していますす。
エノキ−ムクノキ群集
高木にはエノキ、ムクノキが優占します。その樹皮は、ほとんど割れない、または、はがれています。
コナラ−アベマキ群集
高木にコナラ、アベマキが優占します。樹皮は縦にはっきりと割れています。
オオバヤシャブシ群落
高木にはヤシャブシ類が優占します。小さな松ぼっくりのような実が必ず付いています。
  1. 林床にはササが茂ることが多いです。
ニセアカシア群落
  1. 林床は暗く、ほとんど何も生えていないことが多いです。
アラカシ群落
アラカシが優占します。表六甲山麓の低海抜域に成立します。立地は急傾斜地であることが多いです。
ウバメガシ群落
ウバメガシが優占します。分布は須磨の鉢伏山付近などに限られます。