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 一般国道421号 石榑峠道路の事業評価   新規事業採択時評価

石榑峠道路(滋賀県)
 

 
(1).線形不良区間の解消、交通隘路区間の確保
一般国道421号は急カーブ、急勾配の連続であり、幅員が狭く、2t車以上の車両は通行止めになっています。
最小車道部幅員2.5m
最少曲線半径 9.0m
最急縦断勾配 17.0%
  矢印
石榑峠道路を整備することによって
車道部幅員 6.5m
線形改良及び幅員の拡大により、安定した交通が確保できます。


 
(2).冬期閉鎖区間、異常気象時通行規制区間の解消
国道421号石榑峠区間は、冬期閉鎖区間及び異常気象時通行規制区間となっており、落石・崩壊対策必要箇所が20箇所存在します。
地図データ
落石対策必要箇所
滋賀県 7箇所
三重県 13箇所
  矢印
石榑峠道路を整備することによって
線形改良および堆雪帯の設置により、冬期通行止め区間および異常気象時規制区間の解消が図られ、安定した円滑な交通が確保されます。


 
(3).地域間交流機能の強化
滋賀・三重県境のほとんどは鈴鹿山脈で分断されており、年間を通じて通行可能であるのは国道1号のみとなっています。
地図データ
八日市〜桑名市間の
所要時間
1時間50分
  矢印
石榑峠道路を整備することによって

地図データ
八日市〜桑名市間の
所要時間
1時間25分
三重県北勢地域と滋賀県東部地域を中心とした広域ネットワークが形成され、地域間交流を促進し、地域の活性化に寄与します。また、災害時等の代替路が確保されます。


 
(4).費用と効果の確認
費用便益比:1.8

 道路整備の効果は多種多様ですが、このうち金額に換算できる効果に限定して、もたらされる便益を算出すると256億円となります。
これに対して、建設や維持管理にかかる費用は144億円です。
したがって、本事業にかかる費用と生じる便益より算出される費用便益比は1.8となります。

総費用 総便益 計画交通量 基準年

144億円

256億円
事業費 維持管理費 走行時間短縮便益 走行費用減少便益 交通事故減少便益
135億円 9億円 211億円 45億円 0億円 5,600台/日 平成15年

※※ 費用、便益は、供用開始後40年後までに発生するものものを現在の価値に換算した上で、合計して算出しています。

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