近年、自転車の事故は増加傾向にあり、特に歩行者と自転車の交通事故
は、最近の10年間で約4.5倍に増加しています。そこで、自転車・歩行者が
安全に安心して通行できる環境に見直していくため、平成20年1月17日に
今後の自転車通行環境整備の模範となるモデル地区として、警察庁と国土
交通省により、和歌山県内の2地区(和歌山市駅前・吹上砂山地区)が指定
されました。
これを受け、和歌山県、和歌山市、和歌山県警察本部、和歌山河川国道
事務所、学識経験者からなる「和歌山県自転車通行環境懇談会」の場で、
モデル地区における自転車通行環境の整備方針を検討してまいりました。
その後、沿道自治会、近隣の中学・高校等にご協力いただき、自転車通
行環境に関するアンケート調査、ヒヤリハットマップの作成、自転車通行空
間ネットワーク計画等の検討、歩行者と自転車の分離を試みる社会実験の
実施などに取り組み、路面標示によって歩行者、自転車の走行空間を明示
する整備方針を策定しました。
この度、国道26号、和歌山市男野芝丁〜西汀丁(L=350m)の自転車
歩行者道内で、歩行者と自転車の走行区間を分離する工事に着手し、3月
末に完了いたしました。
工事の完成に伴い、自転車歩行者道の使い方が変更されましたので、
整備の内容について自転車利用者の皆様や、沿道の皆様の
ご意見をお聞
かせ下さい。