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地震の発生に備えて

近畿でも特に有感地震の多い和歌山。 昭和21年には、和歌山県潮岬沖でマグネチュード8.0の昭和南海地震が発生しています。 東南海・南海地震が注視される中、和歌山が近い将来、地震の被害を受ける確率は非常に高くなっています。
東南海・南海地震のような海溝型地震、さらに活断層による内陸型地震、 いずれもマグネチュード8を超えると想定されています。 大規模な地震から、人、まちを守るためには、災害時にも機能する「災害に強い、道づくり」を速やかに推進することが重要です。

西日本地震分布図
確率論的地震動予測地図
確率論的地震動予測地図

日本列島とその周辺のプレート
日本列島とその周辺のプレート
地球の表面を「プレート」と呼ばれる岩盤で覆われております。 海洋にあるプレートは、1年に数センチという速さで大陸プレートの下に潜り込んでいきます。 プレートが沈み込んでいく過程で、プレートの間や周辺の地殻にひずみが蓄積され、 数百年や数千年といった長い年月が経過すると、蓄積されたひずみが限界に達し、 地殻内の断層を滑ることによって解放しようとします。 これが地震発生の構造になります。 日本は、太平洋プレート、フィリピン海プレートという2枚の海洋プレートが、 北米プレート、ユーラシアプレートの2枚の大陸プレートの下に沈み込んでいくため、日本では地震が多く発生します。
出典:中央防災会議「今後の地震対策のあり方に関する専門調査会」(第一回)
説明資料 − 6.わが国における地震対策の課題等の例 より引用
中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会」(第16回)
図 東海地震と東南海・南海地震
図 東海地震と東南海・南海地震

東海地震
東南海地震(1944)で歪みが開放されず、安政東海地震(1854)から 約150年間大地震が発生していないため、相当な歪みが蓄積されていることから、 いつ大地震が発生してもおかしくないとみられている。

 東南海・南海地震
おおむね100〜150年の間隔で発生しており、 今世紀前半での発生が懸念されており 、関東から九州にかけての広域防災対策を早急に確立していく必要がある。
高知県足摺岬〜和歌山県潮岬付近に発生する南海地震、 和歌山県潮岬〜静岡県の浜名湖付近に発生する東南海地震は、 今世紀中ごろまでに非常に高い確率で起こると公表されています。 同時に発生すれば、さらに大規模な被害が想定され、危機管理の必要性は緊迫しています。
緊急輸送路と救援ルートの確保
現在整備中の京奈和自動車道は、東南海・南海地震が発生した場合、 被災地となる紀伊半島南部への広域アクセス道路としての役割を担い、救援物資、 災害復旧機材などの迅速な輸送を可能にします。 また、被災地から一刻も早く避難できる「命の道」としての役割も果します。
確率論的地震動予測地図
確率論的地震動予測地図

〜内陸型地震に対する備えも大きな課題〜
中央構造線に含まれる活断層として、和歌山市には「根来断層」や、「磯ノ浦断層」などがあります。 この活断層が地震を引き起こすと、和歌山県北部地域を中心に、 阪神淡路大震災(1995年)や新潟中越地震(2004年)のような大きな被害を受けることが予測されます。

中央構造線による地震の被害予想結果
中央構造線による地震の被害予想結果



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