世界遺産を見に行こう! 和歌山河川国道事務所
和歌山わいわいサイト
<a href=リンク集" width="61" height="16" border="0"> 新着情報
事務所の紹介 道路事業 河川事業 楽しむ 知る・歴史 和歌山人 Kids
 
ホーム > 紀の川流域委員会ニュース

紀の川流域委員会NEWS!


第1回 紀の川流域委員会

日時: 平成13年6月7日(木)
11:00〜12:30
場所: 和歌山ターミナルホテル
F6 葵の間
国土交通省近畿地方整備局

4.紀の川流域委員会について

水野調査官
   引き続きまして、議事次第に則りまして議事を進めさせて頂きたいと思います。以後の議事につきましては、着席のままさせて頂きますので、よろしくお願いします。
 4番目の「紀の川流域委員会について」ということで、「4-1の設立趣旨」、「4-2の河川整備の計画制度について」、「4-3の準備会議からの答申について」、「4-4の審議対象範囲について」につきまして、併せて説明させて頂きたいと思います。資料につきましては、資料-1でございますので、よろしくお願いいたします。
 まず最初に、資料-1の2ページをお開きください。流域委員会の設立趣旨でございます。文章を読まさせて頂きます。

  <紀の川流域委員会の設立趣旨の説明>

    なぜこのような委員会を行うようになりましたかは、先ほど局長のご挨拶にもございましたが、河川整備の計画制度が新たに変わったということでございます。資料の4ページをお開きください。
 河川法が平成9年に改正され、今まで治水・利水を目的としたものに、更に環境が付け加わりました。また、治水・利水・環境の具体的な河川の整備に関する計画をつくるにあたっては地域の意見を反映させる手続きを導入することになりました。
 具体的な法の制度につきましては、5ページをお願いいたします。
 今までは、河川工事の基本的な考え方なり、工事の内容につきましては、上の表の工事実施基本計画というものを策定します。工事実施基本計画は、河川審議会の意見を聞いて策定するということですが、平成9年から新たな制度により河川整備基本方針と河川整備計画、2つに分けてつくることになりました。
 左側の河川整備基本方針と申しますのは、長期的な河川整備の基本的な考え方を書いたものでございまして、具体的に言うと、紀の川において何年に1度発生するような雨に対して整備を進める。 100年に1回程度の雨とか、 150年に1回程度の雨とか、 200年に1回程度の雨というような長期的な目標及びその雨が降ったときの対処方針として、どれだけの水が流れてくるのか、そのうちどれだけ河道で対応し、どれだけ上流のダム群で対応するのかというような基本的なものを決めるものでございます。この方向につきましては、全国的な横並び、バランスをとるという観点もございます。基本方針につきましては社会資本整備審議会の意見等を決めて決定するものでございます。
   もう一つが、今後20年から30年間、具体的にどのように行っていくかというものを取りまとめる河川整備計画がございます。河川整備計画については、ここ20年、30年間の目標なり、具体的な工事なり、維持管理の内容を書き込むものでございます。その策定に当たりましては、原案を河川管理者が策定し、学識経験者から意見を聞く、公聴会の開催等による住民ご意見の反映を行い、整備計画の案をつくり、地方公共団体の長の意見を聞いて決定するものでございます。
 本日、この委員会におきましては、整備計画の原案に対して学識経験者の意見を聞く場として、この流域委員会を設立しております。併せまして、流域委員会の方からは、公聴会等の開催により住民のご意見も反映するということで、住民意見の反映方法、聞き方等につきましてもご提言を頂きたいと考えています。
 7ページをお開きください。
 先ほどが全国標準でございますが、紀の川をどのように進めていくかという考えが7ページでございます。基本方針、整備計画をつくっていくわけですが、学識経験者の意見を聞く流域委員会を設立するに当たりまして、先ほど局長からのご挨拶にありましたが、準備会議というものを設けてございます。
 準備会議において、流域委員会の委員の選定、流域委員会での公開方法(案)の提言、流域委員会の運営方針(案)の提言を頂き、その方針に基づき本日、流域委員会を設立しているものでございます。
 今後、流域委員会におかれましてどのように審議するかにつきましては、流域委員会でご審議をして頂くことと考えておりますが、我々といたしましては、まず紀の川の流域の現状、整備の状況、問題点等を説明させて頂き、情報の共有化を図った後、整備計画の原案を提示させて頂きます。それに対する意見なり住民の意見聴取方法のご提言頂きます。また我々から住民の意見の反映方法を説明させて頂きます。最終的に整備計画の意見を頂いて案を決定していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
   続きまして、今、準備会議を設立したと申し上げましたが、3月に準備会議から答申を頂いておりますので、答申の内容について簡単に説明させて頂きます。11ページをお願いいたします。
 答申は、はじめに・・・と1から4の4章立てになってございまして、委員候補の選定、規約の骨子、公開方法(案)、運営方針(案)につきまして提言を頂いております。
 12ページをお願いいたします。
 はじめに・・・でございまして、最後3行を読まさせて頂きます。

  <12ページ下3行の説明>

   13ページをお願いいたします。
 委員候補の選定についての提言でございます。
 まず、選定対象でございますけれども、選定対象は大学や研究機関等の研究者に限定しない。
 また、一般からの公募により紀の川流域で活動されている方で地域の特性に詳しい者を加えることを提言されております。
 居住地には制限を行わない。
 選出方法は治水・利水・環境・人文・その他に関する委員は主に準備会議委員からの推薦、河川管理者からの推薦によるものとし、地域活動で紀の川に関心ある方を主として、一般からの公募によるものとしております。
 選定基準につきましては、実質的な論議を行うことから20名程度としました。
 紀の川に関する調査研究等を通じて紀の川の特性を理解している方を選びます。
 河川に関する各分野で、専門家として活動している方。
 紀の川の水防・環境保全・美化・啓蒙活動などで活動している方。
 紀の川上流、中流、下流といった地域性を配慮した。
 年齢的なバランスを配慮したということを基準にし、メンバーを選ばれております。
 選定結果といたしましては、自薦・他薦による推薦人数 121名の中から委員候補として本日の23名の方が推薦され、我々として委嘱をしたものでございます。
 14ページをお願いいたします。
 規約の骨子(案)の提案でございます。
 規約の骨子(案)につきましては、後ほど規約の審議をさせて頂きますので、この場での説明は省かさせて頂きますが、我々としましてはこの規約骨子(案)に基づきまして規約(案)をつくってございます。
 16ページをお願いいたします。
 紀の川流域委員会の公開方法(案)でございます。
 流域委員会での公開方法につきましては、流域委員会の中で皆様方で決めて頂きたいと考えておりますが、準備会議からは次のような提言を頂いております。
 (1)基本方針  委員会は、原則として公開するという基本方針のもとでございます。
 (2)傍聴方法について  委員会の傍聴は、制限を設けないということが基本でございます。
 委員会の開催日時及び開催場所についても可能な限り多くの関係住民が傍聴できるように配慮するものとするという提言を頂いております。
 (3)公開方法でございますが、委員会資料及び議事録はプライバシーの保護に留意しつつ公開するものとすると言われております。
 委員会終了後には記者会見を行うものとし、一般傍聴者も傍聴できるものとするという提言を頂いております。
 17ページをお願いいたします。
 4.紀の川流域委員会の運営方針(案)の提言でございます。


  <紀の川流域委員会の運営方針(案)の説明>

    19ページ以降が参考資料でございます。 以上が頂いた答申の中身でございます。
 23ページをお開きください。
 この流域委員会で審議する河川整備計画の範囲についてご説明をいたします。
 河川整備計画、本日、この会議は近畿地方整備局が策定する河川整備計画に対してご意見を頂くということで、近畿地方整備局が策定するのは、実際に我々が自ら直接に管理している直轄管理区域と言っているところについて整備計画を策定いたします。
 位置は、次の24ページでございますが、紀の川本川ですと五條から下流でございます。一部分、貴志川等の支川がございます。あと、上流でダム計画のある紀伊丹生川地点及び大滝ダム地点が直轄管理区域になってございます。ただ、河川整備計画直轄管理区間を策定するに当たりましては、直轄管理区間等の議論のみならず流域全体で議論をしなければならない部分もあるかと思っておりますので、流域全体の議論もおのずとすることになると思っております。また、直轄管理区間と県が管理している区間が密接に関係している部分については、整合を図るような審議をして頂きたいと思っております。
 以上が4の「紀の川流域委員会について」の設立趣旨から審議範囲までの説明でございます。ご意見、ご質問がございましたらよろしくお願いいたします。
 小川委員、どうぞ。

小川委員
   うちの会の方から流域委員会に対しての提案書をお持ちしてますので、もしよろしければこの後で検討して頂きたいと思いお願いしたいのです。

水野調査官
   まだ流域委員会が立ち上がっておりませんので、最終的には流域委員会が立ち上がりましたら、流域委員会の中で色々な意見の取り扱いを議論して頂くことになると思っております。また、提言の方では、一般からの意見につきましては委員長の判断によるということになっておりますが、まだ委員長も決まっておりません。
 今、小川委員の方から要望書をお配りしたいという意見がございましたが、お配りさせて頂いてよろしいでしょうか。
 −ご了解の意見が多いようでございますので、配らさせて頂きます。
 資料の説明は今されるんでしょうか、後からされるんでしょうか。

小川委員
   説明するほどのものでもないのですが、一応強調したいところについては説明します。
 岩畑委員どうぞ。

水野調査官
   説明されるのなら資料を配ってからにして頂けますか。今資料を配りますので、しばらくお待ちください。

岩畑委員
   私の方も運営方針についての企画提案がありますので、書類を持ってきています。
 一緒に配付して頂けたらと思います。

水野調査官
   今、岩畑委員からも同じ発言がございましたので、配らさせて頂いてよろしいでしょうか。
 −皆様の、ご了解を得られたようなので、配って頂ければと思います。
 よろしくお願いします。
 小川委員の方の資料が配られたようでございますので、小川委員の方から説明お願いいたします。

小川委員
   是非強くお願いしたい分なんですけども、委員会の規約追加についてのことで、傍聴者に対して発言の機会を設けるということと、委員会の招集については2名以上の要求があれば委員会を開催することという、この2つをぜひ追加して頂きたいというのが要望なので、よろしくご検討ください。

水野調査官
   今、委員会の規約についてのご意見がございました。委員会の規約につきましては、これから審議いたしますので、その中で審議させて頂くということでよろしいでしょうか。
 あと今、岩畑委員の方の資料が配られましたので、岩畑委員の方の説明お願いします。

岩畑委員
   具体的には、1番の我々市民がリアルタイムな情報提供を共有できるように、インターネット中継の検討を、これは予算を伴うことでありますので、直ぐにということにもならないでしょうけれども、ぜひ2年間の間で検討して頂きたいということです。
 それと、先ほど小川委員の意見と同じなんですけれども、2名以上の委員の要求があれば委員会の開催が出来るようにお願いしたい。
 それと、審議終了時に、限定した方でということで傍聴席の参加者の方からも意見聴取をお願いしたい。それを次回の運営に反映させていったらどうかという趣旨です。
 それともう一つは、一般の方からのメール、FAX等についての規約第5条、会議内容の公表についてのとこです。ここで委員長が判断するということになっているのですが、これは貴重な意見も多々あろうかと思いますので、我々委員ないし一般傍聴者の方にも常時こういう意見があるということを明確に分かるような形で提言をお願いしたい。
 以上、私からの提案なんですけども、よろしく審議のほどお願いしておきます。

水野調査官
   今の件につきましては、規約というよりは運営細則とか情報公開のあり方ということでございまして、この後、流域委員会の中で議論して頂く内容と理解させて頂いてよろしいでしょうか。

岩畑委員
   結構です。

水野調査官
   今この段階で、資料は配らさせて頂きましたが、審議は流域委員会の中でさせて頂くということでよろしくお願いいたします。

岩畑委員
   有り難うございます。

水野調査官
   それ以外にご意見、ご質問ございませんでしょうか。よろしければ、審議の規約についての方に入らさせて頂きますので、よろしくお願いします。


| ←BACK | | TOP | | INDEX | | NEXT→ |

このホームページについて 
国土交通省近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所