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紀の川流域委員会NEWS!


第2回 紀の川流域委員会

日時: 平成13年7月18日(水)
10:00〜12:30
場所: 和歌山ビック愛
F11 大ホール
国土交通省近畿地方整備局

3.その他

3-1.一般傍聴者からの意見聴取

中川委員長
   それではどうも。一般の傍聴者からの意見を聞きたいということでございます。ご質問等、ご意見等ございましたらどうぞ遠慮なしにおっしゃってください。

どうぞ、余り時間がございませんが、15分ぐらいの間にお願いします。

一般傍聴者
   先ほど地方整備局の方から説明していだいたのですけれども、少し早口過ぎて全く理解できませんでした。その中で、大滝ダムが出てきました。いかにも大滝ダムが効果を発揮するという形。次回またということですけれども、少し先走りというのでしょうか。私には大滝ダムができればという話でしたので。次回もっと意味をわかりやすく説明していただきたい。よろしくお願いいたします。

一般傍聴者
   黄色の紙に従って言います。1番、名前は木ノ本と申します。2番、所属ですが紀伊丹生川ダム建設を考える会の事務局をしております。3、4、5はみんなイエスですのでよろしくお願いいたします。
 まず、中川委員長にお礼を申し上げなければならないのですが、今までに私どもが出した石神代表の名前での提案書にはいろいろとご無理なお願いをしたところ、前向きに受け止めていただきまして、ありがとうございます。
 つづいて、二、三の質問をお願いしたいと思います。
 まず、現地視察ですけれども、大歓迎です。ぜひ見てください。場所は委員の皆様方と検討されて、ぜひ紀の川の全域を紀の川流域委員会ですからやっていただきたいと思います。うちの推薦した委員も単にダム反対というためだけに派遣したわけではございません。紀の川の流域を、将来にわたってこれ以上の自然破壊から守りたい、この一念でやってきました。紀の川を愛するという気持ちは23名の委員の皆様、先ほどのお言葉と全く共通であるということをどうぞ理解してほしいと思います。
 それと次ですけれども、最近新聞を騒がしたことで皆様もご存じかと思うのですが、紀伊丹生川ダムの事務所による、事前調査と称した漁場荒らしが起こりました。実は私は玉川漁協の理事も兼ねております。そんなことで組合長以下、特に解禁すぐに川の中に10人もの調査員が入って石を動かしたり、アユの大好きなコケを取ったりして、2日間にわたって組合長が行ってやっと制止したという、そういう暴挙というのを行っているわけです。紀伊丹生川ダムの事務所は事前調査と言っているのですけれども、事前調査というのは一体何でしょうか。それをずっと続ければアセスメントそのものになるのではないですか。
 そしたら、アセスメントの法律があるわけですから、違法行為の疑いがあるのではないですか。中川委員長は紀の川流域委員会の場でゼロからの出発と、何度も強調されています。少なくとも紀の川流域委員会で何らかの結論が出るまでは、事前調査というものは川の中に入ろうが、外でやろうが、それは遠慮するというのが一つのモラルではないでしょうか。今日も紀伊丹生川ダム工事事務所の所長が出席しているとは思いますけれども、なぜあれだけ新聞を騒がせたのか、その辺をよくお考えしていただきたいと思います。
 それに、この委員の中に漁協関係者、川で魚をとったり、生活をしたり、そういう人が、一人もいないということも、私は漁協の理事としても非常に残念でしょうがありません。ということですので、現地に行かれましたら、地元住民の意見、あるいは漁業関係者、その他水没予定地区の人の話を、ただ川をごらんになるだけではなく、皆様ぜひ聞いていただきたいということを切にお願いいたします。
 なお、細かいことで恐縮ですけれども、私ども傍聴人の席には机がございません。こんなにたくさんの資料をもらってもあけるところもないわけです。その辺のところもひとつ中川委員長よろしくお願いします。

中川委員長
   私は今おっしゃた紀伊丹生川ダムの事務所、これが行っている調査などいくつかあるでしょうけれど、それについて流域委員会が審議する場とは違います。むしろ先ほど申しましたように、ダムの調査等に関する国土交通省側の姿勢というのを議論する場ということになると、これはむしろ私は流域委員会の独立性が損なわれてしまう感じがします。
 だから、直接国土交通省、整備局に対する姿勢を問うていただければ結構かと思います。

一般傍聴者
   具体的に訴えるところがありませんでしたので、中立公平を旨とする今回流域委員会の委員長や委員の皆様にこの場をかりて訴えたということです、ある意味で、流域委員会の審議をダム事務所が冒涜しているというようなところがあるとしたら、これは大問題ではないかということでございます。

中川委員長
   私、言いましたように、あくまでもこの流域委員会は河川管理者側とは独立したというか中立的な形で、先ほど言いましたように検討を進めていく姿勢でおりますので、今現在、例えば国土交通省で実施している事業にかかわるいろいろな行為について、ここで取り上げさせていただくということは筋が違うということです。
 それでは、ほかにどうぞ。

一般傍聴者
   宇佐見です。住所は橋本市です。
 大滝ダムの治水に関して、大滝ダムはご存じのとおり建設費を 3,210億円もかけたダムでございます。これは治水と利水があるわけなのですけれども、今回は治水で河道流下能力ということで説明がありましたけれども、私ら聞いていますと非常にわかりにくい。この大滝ダムをつくって、例えば洪水で28年と34年の台風での大洪水のことを説明していましたけれども、具体的に、例えば不安のある場所で大滝ダムができることによって、どれだけ水が調整できるのか。
橋本もそうです、ポイント、ポイントがあるかと思いますけれど、これだけ 3,210億円もかけてダムの工事をやってるわけですから、そんなわかりにくい河道流下能力という専門的な言葉ではなく、これも結構です。それに加えて先ほど言われたようにもっとわかりやすく、これだけの治水の効果があるという具体的に、吉野町で伊勢湾台風のときの水位と大滝ダムができた場合の水位差を表した写真、吉野町だけが載ってますが和歌山に及んでポイント、ポイントの治水、どれだけ効果が予想されるのかを明らかにしてほしい。

中川委員長
   次回の委員会で私が要求しましたようなものをつくってもらいます。

一般傍聴者
   もう一つはね、先ほどの説明では治水を中心にされてるわけです。例えば、江戸時代の大畑才蔵の大堰をつくったときの新田開発、かんがい施設、日本の歴史の本を見てもらえればよろしいです。見ればわかりますけれど、大畑才蔵はかんがいを行って農業を安全に、非常に生産能力を高めたという歴史が表現されています。それを治水の面だけに非常に縛られるのではないですか。

中川委員長
   それにつきましては、この資料の3で、次回説明するようになってます。
 時間がありませんので簡単にほんの1、2分でお願いしたい。

一般傍聴者
   橋本市から来ました木ノ本と申します。川が好きで毎週玉川峡、紀伊丹生川へ行っております。6月18日から20日にかけて高野町でたくさん雨が降りまして、橋本市と九度山町にまたがる北又橋という橋が流れました。地元の人たちは生活道路ですので、非常に困っております。第一に橋をつけてほしいということもあるのですが、第二になぜ橋が流されたのか言いたいと思います。
98年の秋に台風が来ました。台風の被害はそう大したことはなかったのですが、玉川峡というのは非常に切り立った山なのです。そのときに風で特に針葉樹が倒されたのです。道路にかかっている木は皆撤去されたのですが、あと山にありますのはそのまま放置されているわけです。それが今回の雨で、一部分ですがかなりの長さにわたって土砂崩れを起こしまして、その木が北又橋にひっかかり、ダムみたいになったわけなのですよね。だから、私は今回の橋が流れたのは、水害ではなく人災に近い形ではないかと思っています。
 これは、この玉川峡と似たいろいろな所があるわけです。また次にもそういう事が起こるでしょう。日本というのはほとんどが山に囲まれていますので、これはここの地域だけではなくて日本全国どこにでもある状況だと思うので、だから今日視察ということが上がっていましたが、そのこともよく視察していただいて、緑のダムづくりということを考えていただきたいなと思っております。視察の折にはそのことも考慮していただけないでしょうか。私は緑のダムづくりの効果はあると考えております。
 以上です。

中川委員長
   はい、どうもありがとうございました。
 今おっしゃったように、そういった例えば玉川峡、これを守っていくのにはきちっとした河川の管理、これを行なう必要があることのご示唆ですので、そういった点を十分考慮して、委員としては視察させていただきたいと思っています。
 それでは、時間も過ぎましたので恐れ入ります。本日はこれで閉会としたいと思います。

岩畑委員
   その他のことで提案の資料を出したかったのですが、時間がないので資料の配付だけしていただきたいです。
 次回の委員会が10月ということだったので、非常にリアルタイムな資料なので、時間ないですが配付だけしたいと思います。その一つに紀伊丹生川ダムに関する新聞での資料が非常にたくさんあります。それで社会的背景、このダムの資料をコピーしてますので、参考にしていただきたいということです。それで、整備局の方にはこの中の質問について箇条書きで後ろに付してます
の 以上です。


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