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第3回
紀の川流域委員会
H13.9.6
参考資料-3


● 一般からの意見、要望
NO. 発言者
所属等
意見・要望等 聴取媒体 備考
1 橿原市
住民
  1. 現地見学会を2回ほど実施されるとのこと。非常に大切なことと思います。でも2日間の日程では車で走るだけで目一杯ではないでしょうか。又各委員はそれぞれ異なる観点から異なる現場を調査したいのではないでしょうか。全員が一様に走ることが前提であれば、各委員は調査したい内容を事前に委員長又は事務局に報告し、事務局の方で停車位置をとりあえず何カ所か決定しておいた方が、現地見学会も効率的で有意義ではないでしょうか。
  2. 奈良県の地元の方は、紀ノ川という名称の川はなく通称の吉野川で表現されます。このことは、紀ノ川全体の改修プランを構築する過程で、必ず地元から表現の問題が生ずると考えます。
  3. 本改修目標期間を2、30年としていますが100年200年先を観た資本投資をお願いしたい。今回の改修は「本格的改修ではない」と言うことでしょうか。

     私個人としては
    • 河積断面を200分の1年確率
    • 護岸は近自然工法
    • 水利用及び洪水調整の小規模な遊水池、湖の増設
    • 底生生物による水質管理(高見川モデル比較)など
     を取り入れて貰いたいと考えています。
     2、30年では、d/dの観点からも禍根を残すように感じます。
     このような本格的な改修の自然を残すため、河川法の関係法の制定も予測されます。
  4. この委員会には小学生、中学生など若年の素朴な率直な意見を汲み上げにくいのではないでしょうか。大人が一方的に改修案を若年層に押しつけるのではなく、逆に「希望あふれる未来っ子の素直な意見」を各専門の委員の方が創意工夫を凝らし、実現可能な方向へ導いていく度量が必要なこと、大切なことであり、利害を超え、将来を見据えた地域づくり川づくりが出来得る、大きなポイントではないでしょうか。
  5. 前記の(4)の為、事務局の協力を得て、河川改修(起終点全域)の流域の皆さん(学校など)を対象に、「紀ノ川、吉野川の思い(意識)を記して貰う調査」を回収率を制限せず実施し、結果内容をとりまとめ、委員会などへ提出して(オープンにして)戴ければと考えます。
FAX  
2 橋本市
住民
  1. 各委員の「紀の川の思い」は各人それぞれに個性的で、聞き答えがあって良い企画だと思いました。
  2. 「紀の川の現状説明」はすでに、別の傍聴者の意見があったように、早すぎて、誰もほとんど理解していないと思います。お金をかけた立派な資料を配布しながら、説明が悪いため、これでは誰もが、宝の持ち腐れのように思ったはずです。
  3. 最後の傍聴者からの発言は、約束通り取っていただいたことは大変、評価できますが、予定の30分が半分の15分に減らされ、まだ発言したい人がいたのに、委員長が途中でストップをかけたのは、なんとも解せません。予定通りの30分を、今後は必ず確保下さい。
  4. 傍聴者の発言は言いっぱなしで済ますのではなくて、次回委員会冒頭で、正面からの回答をお願いしたいと思います。
次回の流域委員会への要望
  1. 9月は現地視察とのことですが、一般からの希望者もあればぜひ参加できる方法を考えて下さい。早急に新聞などで広く呼びかけて下さい。
  2. 現地では、見学するだけでなく、ダム水没予定地区の住民や漁協関係者の声を必ず聞いて下さい。
  3. はじめの約束通り、委員会は和歌山市だけでなく、流域各地で開催すると共に、誰でも傍聴できるように、日曜日など休日にも開催するよう配慮下さい。
  4. 資料に写真集を配るのは良いとして、委員の方と傍聴者の資料のページ数が倍ほども違っていました。もっと、経費節減に勤めて下さい。また、傍聴者に机を用意下さい。
  5. 公金を使って行われる紀の川流域員会に使われる予算と実際の使われ方の明細を詳細に公表下さい。
以上、回答の方もよろしくお願い致します。
FAX  
3 奈良県
住民
 私は今の、玉川峡の清流が大好きです。難しいことは分かりませんが、素朴な感情として、あの環境が破壊されることは耐えられません。どうか、ダムの建設は中止してください。目先の小事に囚われず、百年先の事まで考える、大局的な視野を忘れないで頂きたいです。それと共に、賛成反対問わず、もっと現在の議論の中身を世に訴えて、より大きな世論の喚起を促すべきだと思います。 電子
メール
 
4 橋本市
住民
 橋本に生まれ育ち、今なお橋本にくらしています。
 私の父は幼少の頃、紀ノ川でさんざん泳いだときいております。いまは、泳ぐどころか、飲み水さえペットボトルにはいった、市販品を買っている始末です。
 水道水がおいしくないせいもありますが、支流上流にはわけのわからない廃棄物の放置場所があったり、林道沿いの谷川に、電化製品や土に帰らないものがすてられていたりで、うさんくささは拭い去れない点も大きいです。
 これは、なにもこの地に限ったことではなく、我が国中いたるところで、法の下、あるいは不許可で広く行われている事と認識します。
 また、丹生川に巨大なダム建設計画が持ち上がっていますが、人口は減る一方で、利水面で必要であるとは思えません。ますます、水質が悪化するのではないかと危惧します。
 それに、治水を考えても、巨大ダムを建設するより、治山に努めたほうが国庫の為にもなると考えます。ゼネコンを救う為の事業で、雇用の悪化を先延ばしするよりも、その資金でもって、他産業へ労働力をシフトさせる教育費や、失業手当を補填すべきです。
 丹生川はかつて、父と水遊びし、いま、自分の子どもをあそばせる、近隣の唯一の川です。理屈抜きにひとつくらい、自然のままの川を残してほしいとのおもいもあります。
 外国の友人からは日本は3面コンクリートの川ばっかり、いやあれらは川ではなく溝だ。とのコメントを頻繁にうけます。どうか、コンクリートを多用しない生物の多様性を残す河川のあり方を探って下さい。
  
電子
メール
 
5 橋本市
住民
 紀の川流域委員会の事務方は、ダム建設計画について中立の立場であることを、流域委員会において確認してください。
 紀の川流域委員会の傍聴者の意見を、聞いてくださいましてありがとうございました。.ただし、時間が短くて発言できなかった人が、まだ何人か手をあげていました。ご配慮よろしくお願いします。
電子
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6 大阪府
住民
 私は大阪府に住む者ですが、新聞やテレビで紀伊丹生川ダムの事を知りました。そこで一府民の立場から、隣県の紀ノ川や紀伊丹生川に対する思いを申し上げます。さて、私は紀ノ川流域委員会というものがあるのを最近知りました。紀ノ川はいつ行っても、清らかな流れで私たちの心を癒してくれます。しかし、紀ノ川がヘドロや汚水で汚れてしまったら、私たちは大阪から行くことが出来なくなります。紀伊丹生川も然りです。
 水が流れていない、また汚水だらけの玉川峡で私たちが遊ぶ事は出来ません。紀伊丹生川は和歌山県のものだけでなく、私たち他府県の者も憩える最後の場所なんです。もし現地を視察される事があれば、川の美しさをよく見て下さい。中途半端なダム事業で、私は失うものは大きいと思います。よく考えて頂きたいと訴えまして、私の意見を終わります。
電子
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7 和歌山県
住民
 この度流域委員会の中でダムについて審議されているとお聞きしましてメール差し上げました。
 今先行きの不安から株価も下がり,大企業もリストラを次々発表しています。
 だから公共事業でてこ入れをなんて考えがでてくるようだったらいままでと何にも変っていきません。
 何も考えないまま税金をどんどんつぎ込み無駄なものをつくったそのつけが今やってきているのです。
 ダムはその存在自体がもう役割を終えてきています。
 日本中をアスファルトで覆ったことにより、都市部の気温もどんどん上昇し地球全体の温暖化とあわせて、今年の夏は熱帯なみの気温となりました。
 日本全体がこのままではだめなんだ、変らなくてはならないんだそう思っていると思います。
 税金は私達ひとりづつが納めた貴重なお金であることをしっかり認識してつかっていただきたいと思います。
 人間はある程度のことはできますが、自然を押さえ込み制御することはできません。
 紀伊丹生川ダムは水需要の点ではもう全く必要がないという認識にきていますが、治水の面でまだ必要であるという理論もあります。
 しかし膨大な費用対効果の面で考えるとこれほどの無駄なものもないと思われます。
 洪水や氾濫は起こりうるものとして川との共生を考えるそんな考えが国民の中にも主流となりつつあると思います。
 100年後にただの廃墟となるかもしれない巨大なコンクリートのオブジェに巨額の税金を使う理由はないと思います。
 おまけにその税金を出す自治体はどこも巨額赤字を抱えているのに・・・どうか建設的な意見を交換していただきぜひダム建設を中止していただきますようお願い致します。
電子
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