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紀の川流域委員会NEWS!


2001年9月発行

紀の川流域委員会ニュース No.4



● 現地視察状況
   各地点の概要・視察状況は、次のとおりです。
大滝ダム ▼大滝ダム
紀の川流域に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風(昭和34年9月)を契機に以下の目的で計画されました。
 1.洪水調節
 2.流水の正常な機能の維持
 3.水道用水等の供給
 4.発電
ダムサイト左岸側には、水と土木とダムの体験学習施設として「学べる建設ステーション」が設けられています。

▼道の駅「杉の湯川上」
宮の平及び佐本宅造は、大滝ダム建設に伴い水没する迫地区の代替地として造成された地区であり、道路の東側に行政施設、西側に民家が移転しています。また、地元振興として、道の駅「杉の湯川上」などがあります。
道の駅「杉の湯川上

大迫ダム ▼大迫ダム
十津川紀の川総合開発事業の一環として整備された施設です。国内でも有数の多雨地帯である大台ケ原の降雨を貯め込み、主に奈良盆地と和歌山平野の農業用水の水源として利用されています。農林水産省が管理する利水専用のダムであり、水道用水の供給や発電等の利用も行っていますが、洪水を防ぐことは目的としていません。

紀の川(吉野川)の川づくり ▼紀の川(吉野川)の川づくり
奈良県では、21世紀に向けて豊かな自然を大切にしながら、快適で潤いのある流域づくりを行うため、基本理念を「豊かな自然と悠久のロマンあふれる吉野川」として以下のゾーン毎の整備方針に基づき整備を行っています。
・豊かな自然環境を楽しむゾーン
・自然と人がふれあい・遊ぶゾーン
・自然・歴史景観を体験するゾーン

▼十津川紀の川総合開発事業
十津川及び紀の川を総合的に開発して大和・紀伊両平野のかんがいの心配をなくす他、水道用水の確保、発電、農業経営の合理化、産業の発展を目的とした総合開発事業です。基幹施設としては、津風呂ダムや大迫ダム、猿谷ダム、下渕頭首工等が挙げられ、これらの施設により、円滑な用水補給が行われています。
十津川紀の川総合開発事業

紀伊丹生川ダム ▼紀伊丹生川ダム
建設計画地は、橋本市、九度山町、高野町を流れる紀伊丹生川に位置しています。利水者に対して水需要計画の確認を行ったところ、水需要が減少していることが分かりました。更に環境面への配慮に取り組むため、ダムの高さ等を含め、見直しの検討が行われています。

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このホームページについて 
国土交通省近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所