HOME 大和川について 大和川の洪水(平成19年7月の出水)
● 大和川の洪水

平成19年7月の出水

台風4号が日本のはるか東海上に去ったあと、16日朝には大陸から寒気を持った低気圧が朝鮮半島の西まで進んだ。この低気圧の影響で南から暖かく湿った空気が流れ込み、南岸に停滞していた梅雨前線は活動を強めながら北上した。このため、大阪府南部から奈良県北部を中心に局地的な大雨となり、気象レーダー等の解析によると大和川流域では大阪府内の富田林市、河内長野市、大阪狭山市、堺市、奈良県内の桜井市、宇陀市、橿原市、葛城市、田原本町において1時間に100mm以上の集中豪雨が発生したとされている。

国土交通省の富田林雨量観測所では1時間に56mmを観測し4時間で144mmの降雨を観測した。その他、滝畑、竹内、初瀬、八木、北窪田の5観測所では累計雨量が100mmを越え、17日04時には大和川の藤井観測所で計画高水位を超えることとなった。また、大和川の柏原、板東、曽我川の保田観測所では避難判断水位を超えることとなった。大和川本川で計画高水位を超えたのは平成11年8月の出水以来である。

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