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大和川の水環境

さらなる改善へ向けて

生きものと人でにぎわう大和川〜楽しく学べる大和川〜

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近年の大和川は、流域住民・関係機関等の取り組みにより6年連続で環境基準値を下回るなど大幅に水質が改善し、それに伴いアユの遡上、産卵も近年連続して確認されています。

このように大和川の水環境は改善されてきているものの、一方ではゴミや落書きが多く見られ、子どもたちが生き生きと水しぶきをあげて「遊べる大和川」を目指す上で大きな課題となっています。

しかし、毎年子どもたちと実施している水生生物調査でも多くの生物が確認されており、目標像の一つである「生きものにやさしい大和川」への兆しは見られてきています。

今回の「大和川水環境改善活動発表・研究・交流会」は、水環境の改善や環境学習の取り組み等について発表、意見交換を行います。目指すべき大和川の姿を共有することによって、「生きものと人でにぎわう大和川」の創出に向けて、みんなが希望をもてるような水環境改善の取り組みにつながる場にしたいと考えています。

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水環境改善活動発表・研究・交流会2014

平成26年2月16日に、「生きものと人でにぎわう大和川〜楽しく学べる大和川〜」というテーマで、大和川水環境改善活動発表・研究・交流会2014を開催しました。

当日のプログラム:13:00〜16:35

【第1部】  研究発表
[基調講演]
○「大和川の水辺の生きもの」
大阪府立大学院生命環境科学研究科昆虫学研究グループ准教授 平井 規央 氏
[発表]
○「都市河川大和川におけるアユの産卵場推定とその適正評価手法に関する研究」
大阪市立大学 板谷天馬氏 氏
【第2部】  活動発表
○「奈良女子大学ホタル同好会の活動について」
奈良女子大学 平塚 安 氏
○「大和川・石川における魚類・ホタル類の生息状況の変遷」
大阪府立富田林高等学校 科学部
【第3部】  意見交流会
テーマ:楽しく学べる大和川
大和川周辺で水質調査や生きものの保全、環境学習などに取り組んでいる中学生、高校生たちに、日頃の活動や活動を通じて感じていることを語ってもらい、大和川の水環境のこれからについて、世代を超えた意見交換を行います。
コーディネーター
大和川市民ネットワーク運営委員 谷 幸三氏
コメンテーター
大阪市立大学大学院 工学研究科 教授 矢持 進氏
大阪府立富田林高校 科学部顧問 小川 力也氏
[参加校]
大阪府立富田林高等学校
石川・大和川水系の調査や環境再生に取り組んでいます。
大阪市立新北島中学校
大和川下流の水質の変化や生物について観察を行っているほか、源流における調査も行っています。
私立奈良学園中学校高等学校
校地の里地里山整備を進め、生物多様性の保存を目指して生物相調査と研究を続けています。
橿原市立畝傍中学校
飛鳥川のホタルの再生を中心的課題にし、校区の生態系保護・保全活動を行っています。
明日香村立聖徳中学校
飛鳥川における生物調査を実施し、生息環境の保全に必要な条件を研究しています。
>> 当日のようすはこちら (ファイル容量約964KB)

当日の参加者アンケート

参加者アンケートの結果

(PDFファイル容量約417KB)

主催

主催/国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所
共催:大和川水環境協議会(近畿地方整備局・大阪府・奈良県・流域市町村)
協力:大和川市民ネットワーク、大和川天然アユ研究会、大和川水辺の楽校協議会
後援:公益社団法人土木学会関西支部、公益社団法人日本水産学会近畿支部