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大和川の水環境

河川環境整備の取り組み

合併処理浄化槽の普及に向けて

浄化槽とは水洗トイレ汚水(し尿)と、台所や風呂、洗濯などの生活雑排水を微生物の働きにより浄化処理する装置のことです。
トイレ排水だけを処理する「単独浄化槽」と、生活雑排水も併せて処理する「合併浄化槽」の2種類がありますが、浄化槽法の改正で単独浄化槽の新設は禁止され、現在では浄化槽といえば合併浄化槽を意味しています。

大和川流域の取り組み

大和川流域では、下水道整備の他、人口がまばらであったり、個別処理有効な場合には合併処理浄化槽の整備を進めています。府県、市町村連携で下水道の整備状況や見通しなど地域における諸事情を考慮し、整備を進めていきます。

浄化槽の適正管理の啓発

合併処理浄化槽は下水道と同レベルの浄化能力を持ちますが、微生物の働きを維持するため、適正に管理することが重要です。自治体では年に一度の定期検査の啓発・指導を行っています。

自治体のチラシ
【浄化槽の適正管理について】
・浄化槽は適正に維持管理を行うことが法令(浄化槽法)で定められています。
・浄化槽の利用者は、利用上の注意事項等を守るとともに、毎年、専門の業者に依頼して、保守点検、清掃 を行い、きれいな処理水を放流するように管理する必要があります。
・浄化槽が適正に使われ、保守点検や清掃が適正に行われ、所期の性能が発揮されていることを確かめるための検査を毎年1回受ける必要があります(11条検査)。
【放流水質基準の適用】
新設浄化槽については、放流水質基準(BOD20mg/L以下、BOD除去率90%以上)の遵守が義務づけられています(浄化槽法)。