世界最大級の「地すべり対策工事」で亀の瀬を守ります
土がすべろうとする力を取り除くため、地すべりの原因となる土のかたまりを取り除く工法です。おもに地すべり頭部の土のかたまりを取り除きます。昭和38年から55年まで約18年間かけたこの工事で、清水谷地区の土90万m³を取り除きました。
約18年をかけて、斜面を構成している土の塊を取り除きました。
土が取り除かれた清水谷地区では、地中の水抜き工事に加え、山が崩れないよう斜面補強工事を行い、植栽による養生を行っています。土が取り除かれて生まれた広大なオープンスペースには桜が植樹され、地域の隠れた名所となっています。
土に雨水を浸透させないため、地すべり地内に降った雨を、地すべり地の外に流し出す工法です。地すべりで生じた亀裂部分と谷筋などの水が集まるところを中心に、地すべり地全域に集水路や排水路の水路網を整備しました。地区内の水路網は2,700mにおよびます。