
作文部門1
<大阪府知事賞>
「大和川への想い」
大阪市立矢田西中学校2年
大和川は、わたしにとって、なつかしい川です。生まれた時から、近くにあり、長居公園と同じくらいの人間で言うと、幼なじみです。我孫子の観音さまに、おまいりするよりも、足しげく通 ったわたしの友だちです。
その大和川の水質が、かなり良くないと、知ったのは、もう数年前からです。
わたしの小学校も中学校もずっと、大和川の清掃作業を学校ぐるみや、地域ぐるみで、本当に、みんなでやっています。
わたしは、小学生の時は、そのことの大切さが、よくわかっていませんでしたが、今は、とても誇りに感じています。
ゴミは、自然とたまりもしますが、わざと川にゴミを捨てる人がいるのも事実です。
川には、自分自身で、水のよごれを浄化する力があるけれど、限界をこえると、汚染がとまらないそうです。人間のだらしなさで、大和川に、かわいそうなレッテルがはられてしまったのなら、人間の手で、はがしてあげたいです。わたしたちの心をいやしてくれる大和川を守りたいものです。
以前、大和川の歴史の中で、昔の人たちが、水害をなんとか防ぐため、大和川の流れを変えるという、大規模で、困難な工事に挑んで成功させたと知り、その勇気と努力に、びっくりしました。そんな昔の人たちや、流域の人たちの地道な努力で、現在のこの平和なくらしが、あるんだなぁと感謝しました。
祖先の人たちが、守った川と川の流域の人々のくらしをわたしたちが、ひきつづいて、みんなで守っていけたら、大和川は、澄んだ流れをとりもどし、人間ともっと仲の良い友達になれると思います。
<奈良県知事賞>
「がんばれ! 大和川」
奈良市立飛鳥小学校5年
「ゴーッバシャバシャバシャー。」
原生林の中の石だんを下りると、水音が聞こえてきました。もっと下りて行くとうぐいすの滝がありました。昼でもうす暗く滝つぼを打つ水の音だけがひびいています。耳をすませてみると、うぐいすの鳴き声のようにも聞こえます。猛暑と言われている今年の夏でもそこは、自然のクーラーで涼しく、冷たくきれいな水を見ているとぼくは滝に打たれたい気分になり服をぬ ぎ滝修業をしました。
今年の夏の異常気象は、日本各地でごう雨がふり川が決かいし、たくさん被害が出ました。そこでぼくは、夏休みの宿題の自由研究で奈良県の一番大きな川である大和川を調べる事にしました。全長六十八キロメートルの一級河川で、奈良県の初瀬から大阪湾に流れて行く事、百八十の支流がある事、二十二年前にJR王寺駅周辺で洪水被害があった事、総合治水対策が行われている事、コンクリート護岸は植物と共存するために工夫されている事が分かりました。そして平成十五年度の水質は、全国ワースト1である事を知りショックを受けました。それから大和川を間近に見に行くと、確かに水はにごっていてあわ立っていました。川原には、小さなゴミから大型ゴミまで捨てられています。大和川の水を水道水として利用している市町村もあるというのに人間はどうしてこんなにも汚してしまうのかと思いました。そこでぼくは、大和川の支流である佐保川の源流を見てみたいと思い春日山奥を探険して、うぐいすの滝を発見したのです。上流にはきれいな世界がある事に感動しました。夏休みに大和川を調べるうちに大和川流域に住む人たちが、どうすれば川を大切に出来るかが分かりました。それは川の現状を知って勉強する事です。下流の汚れた川と上流のすんだ水を見たら、もう生活排水を流したりゴミを捨てたりしないと思います。みんなの手で環境を守りワースト1を早く返上して、植物や鳥や虫や魚たちと仲よくくらしていきたいです。
二学期が始まりました。自由研究発表会があり画用紙にまとめ上げた事をクラスのみんなに見てもらいながら、大きな声で発表しました。
「がんばれ!大和川。」
「ゴーッバシャバシャバシャー。」
原生林の中の石だんを下りると、水音が聞こえてきました。もっと下りて行くとうぐいすの滝がありました。昼でもうす暗く滝つぼを打つ水の音だけがひびいています。耳をすませてみると、うぐいすの鳴き声のようにも聞こえます。猛暑と言われている今年の夏でもそこは、自然のクーラーで涼しく、冷たくきれいな水を見ているとぼくは滝に打たれたい気分になり服をぬ ぎ滝修業をしました。
今年の夏の異常気象は、日本各地でごう雨がふり川が決かいし、たくさん被害が出ました。そこでぼくは、夏休みの宿題の自由研究で奈良県の一番大きな川である大和川を調べる事にしました。全長六十八キロメートルの一級河川で、奈良県の初瀬から大阪湾に流れて行く事、百八十の支流がある事、二十二年前にJR王寺駅周辺で洪水被害があった事、総合治水対策が行われている事、コンクリート護岸は植物と共存するために工夫されている事が分かりました。そして平成十五年度の水質は、全国ワースト1である事を知りショックを受けました。それから大和川を間近に見に行くと、確かに水はにごっていてあわ立っていました。川原には、小さなゴミから大型ゴミまで捨てられています。大和川の水を水道水として利用している市町村もあるというのに人間はどうしてこんなにも汚してしまうのかと思いました。そこでぼくは、大和川の支流である佐保川の源流を見てみたいと思い春日山奥を探険して、うぐいすの滝を発見したのです。上流にはきれいな世界がある事に感動しました。夏休みに大和川を調べるうちに大和川流域に住む人たちが、どうすれば川を大切に出来るかが分かりました。それは川の現状を知って勉強する事です。下流の汚れた川と上流のすんだ水を見たら、もう生活排水を流したりゴミを捨てたりしないと思います。みんなの手で環境を守りワースト1を早く返上して、植物や鳥や虫や魚たちと仲よくくらしていきたいです。
二学期が始まりました。自由研究発表会があり画用紙にまとめ上げた事をクラスのみんなに見てもらいながら、大きな声で発表しました。
「がんばれ!大和川。」
<中甚兵衛賞>
「未来に伝えたい大和川」
大阪市立瓜破東小学校6年
大和川は外見も実際にもきれいとはいえません。私は大和川の近くをよく通 ります。
川岸は草がぼうぼう、犬のふんがいっぱいで、川はタイヤ、くつ、他、「なぜこんなところにこんなものがあるの?」と思わず口にだしてしまうようなものもういていました。
大和川は中じんべいさんという人が幕府に五十年もずっとずっとつけかえをお願いしてお許しがでて多くの人々の苦労とともに完成したそうです。
「昔は大和川でよく遊んだよ。」とお母さんもお父さんも言ってました。
しかし今、大和川はとてもよごれています。このままいくと、将来大和川はよりよごれも増すでしょう。よごれすぎてしまえば、もう二度ときれいな大和川はおそらく見れないでしょう。
中じんべいさんはじめ多くの人々が苦労してつけかえした大和川、たいせつに守っていかなければならない川です。
大和川は今はよごれているけど、昔はきれいだったんです。
大和川がきれいになると人が集まって遊んだり川岸でバーベキューをしたりたのしいことがいろいろとできるようになります。 そんな楽しいところ、工場など大都会にあるちょっとした自然がこの大阪にあるというのです。とてもラッキーなことではないでしょうか。
大和川をきれいにすることは容易ではありません。でも、川岸のゴミを拾いなどし、できないことばかりではありません。
すぐ大和川をきれいにするのではなく、じょじょにきれいにしていくことでとてもうつくしい川になります。このことは大和川だけでなく他の川にもいえます。
とてもとてもきれいな川は街までをも美しくします。
大和川は外見も実際にもきれいとはいえません。私は大和川の近くをよく通 ります。
川岸は草がぼうぼう、犬のふんがいっぱいで、川はタイヤ、くつ、他、「なぜこんなところにこんなものがあるの?」と思わず口にだしてしまうようなものもういていました。
大和川は中じんべいさんという人が幕府に五十年もずっとずっとつけかえをお願いしてお許しがでて多くの人々の苦労とともに完成したそうです。
「昔は大和川でよく遊んだよ。」とお母さんもお父さんも言ってました。
しかし今、大和川はとてもよごれています。このままいくと、将来大和川はよりよごれも増すでしょう。よごれすぎてしまえば、もう二度ときれいな大和川はおそらく見れないでしょう。
中じんべいさんはじめ多くの人々が苦労してつけかえした大和川、たいせつに守っていかなければならない川です。
大和川は今はよごれているけど、昔はきれいだったんです。
大和川がきれいになると人が集まって遊んだり川岸でバーベキューをしたりたのしいことがいろいろとできるようになります。 そんな楽しいところ、工場など大都会にあるちょっとした自然がこの大阪にあるというのです。とてもラッキーなことではないでしょうか。
大和川をきれいにすることは容易ではありません。でも、川岸のゴミを拾いなどし、できないことばかりではありません。
すぐ大和川をきれいにするのではなく、じょじょにきれいにしていくことでとてもうつくしい川になります。このことは大和川だけでなく他の川にもいえます。
とてもとてもきれいな川は街までをも美しくします。
<中甚兵衛賞>
「未来に伝えたい大和川」
香芝市立五位堂小学校4年
七月三十一日に大和川御渡りに行きました。
この大和川御渡りの事を知ったのは、七月二十一日の夕方でした。
お母さんは新聞を読んでいました。すると、
「穂香、ちょっとこれ、いいんじゃない?」
私が新聞を見せてもらうと『大和御渡り四十五年ぶり復活』と大きく見出しがのっていました。
ちょうど大和川のことを知ろうとしていた私にとって、グッドタイミングでした。
その夜、お父さんも「三十一日は、朝に仕事があるけど、大和川にはいっしょに行こう。」と言ってくれました。
(これで四十五年ぶりのお祭りを見れる。)とわくわくしてきました。
三十一日、お父さんは、早起きをして仕事をかたづけ、つれていってくれました。お母さんもこのことを新聞で見つけてくれたし、このお祭りに行けたのは、えんがあったからだと思います。 午前十時スタートなので九時ごろに、お父さんと二人で家を出ました。大和川につくとちょうど始まったところでよかったです。
「バチャン」といきおいよく、おみこしが川にはいると、まわりの人はいっせいに静まりました。青いハッピをきた人はおみこしをかつぎ、白いハッピをきた人は、その人たちのせんどうをしていました。
おみこしは重そうでした。ときどきおみこしに、川の水をかけてうちわであおいだりしているのは、川のおみこしならではのこうけいでした。
その日はどんよりしていましたが、あの人たちのまわりには、青空が広がっているようでした。
昔の人にも未来の人にも、この祭りの復活はとてもよかったです。ずっと続けて下さい。
七月三十一日に大和川御渡りに行きました。
この大和川御渡りの事を知ったのは、七月二十一日の夕方でした。
お母さんは新聞を読んでいました。すると、
「穂香、ちょっとこれ、いいんじゃない?」
私が新聞を見せてもらうと『大和御渡り四十五年ぶり復活』と大きく見出しがのっていました。
ちょうど大和川のことを知ろうとしていた私にとって、グッドタイミングでした。
その夜、お父さんも「三十一日は、朝に仕事があるけど、大和川にはいっしょに行こう。」と言ってくれました。
(これで四十五年ぶりのお祭りを見れる。)とわくわくしてきました。
三十一日、お父さんは、早起きをして仕事をかたづけ、つれていってくれました。お母さんもこのことを新聞で見つけてくれたし、このお祭りに行けたのは、えんがあったからだと思います。 午前十時スタートなので九時ごろに、お父さんと二人で家を出ました。大和川につくとちょうど始まったところでよかったです。
「バチャン」といきおいよく、おみこしが川にはいると、まわりの人はいっせいに静まりました。青いハッピをきた人はおみこしをかつぎ、白いハッピをきた人は、その人たちのせんどうをしていました。
おみこしは重そうでした。ときどきおみこしに、川の水をかけてうちわであおいだりしているのは、川のおみこしならではのこうけいでした。
その日はどんよりしていましたが、あの人たちのまわりには、青空が広がっているようでした。
昔の人にも未来の人にも、この祭りの復活はとてもよかったです。ずっと続けて下さい。
<近畿地方整備局長賞>
「大和川への愛着」
大阪市立田辺中学校2年
僕がゴミレンジャーとして大和川にこだわる理由は2つ。1つ目は家から自転車で約30分走れば着く川だから。もう1つはこの川の上流近くにおじいちゃんの家があること。家族と一緒に堺で主に活動するエコウェーブのゴミ清掃のボランティア活動に参加してから、早3年。6年生だった僕も中学2年生になった。北にある淀川と共に大阪を代表する川。その川が汚れきっている。ゴミが多量 に浮く。魚はくさくて釣っても食べられそうにもない。川べりは人の落としていった物だらけ。そんな川でも、付け替えられてから300年もの間、時と共に、雄大に流れている。渇水が続く年もあったし、今年のように台風の上陸が多く高波や洪水の危険をTVニュースで訴えている時もある。そんな時代をこの川は、昔と同じようにのりこえてきたんだと思うと、なんだかこの川を元の姿に戻してやりたいと思えてきた。澄んだ水、たくさんの清流に住む魚達がいつの日にか戻ってくると思えばやりがいもある。平気で他人の家の前を、自分の飼う犬や猫のふんで汚していく人には決して解らないだろう。このことに気づいた僕達はとてもラッキーだ。昔の付け替え工事では尊い命が失われた事だろう。氾らんで土手付近の家も災害にあっただろう。その川を21世紀を担う僕たちが、元の美しい川に戻せたなら。なんばパークスの人工的に作られた川のせせらぎだけでも、人をいやせる力があるのだから、本当の大きな川では、どんなにすばらしい事になるのだろう。僕はこの夏ドイツにエコライフの見学に行ってきた。国民の力で、将来のゴミ地獄を回避している。人々の大変な協力がなければできないことである。大和川で皆が憩える日が将来必ず来るように、僕はゴミを拾い続ける。
僕がゴミレンジャーとして大和川にこだわる理由は2つ。1つ目は家から自転車で約30分走れば着く川だから。もう1つはこの川の上流近くにおじいちゃんの家があること。家族と一緒に堺で主に活動するエコウェーブのゴミ清掃のボランティア活動に参加してから、早3年。6年生だった僕も中学2年生になった。北にある淀川と共に大阪を代表する川。その川が汚れきっている。ゴミが多量 に浮く。魚はくさくて釣っても食べられそうにもない。川べりは人の落としていった物だらけ。そんな川でも、付け替えられてから300年もの間、時と共に、雄大に流れている。渇水が続く年もあったし、今年のように台風の上陸が多く高波や洪水の危険をTVニュースで訴えている時もある。そんな時代をこの川は、昔と同じようにのりこえてきたんだと思うと、なんだかこの川を元の姿に戻してやりたいと思えてきた。澄んだ水、たくさんの清流に住む魚達がいつの日にか戻ってくると思えばやりがいもある。平気で他人の家の前を、自分の飼う犬や猫のふんで汚していく人には決して解らないだろう。このことに気づいた僕達はとてもラッキーだ。昔の付け替え工事では尊い命が失われた事だろう。氾らんで土手付近の家も災害にあっただろう。その川を21世紀を担う僕たちが、元の美しい川に戻せたなら。なんばパークスの人工的に作られた川のせせらぎだけでも、人をいやせる力があるのだから、本当の大きな川では、どんなにすばらしい事になるのだろう。僕はこの夏ドイツにエコライフの見学に行ってきた。国民の力で、将来のゴミ地獄を回避している。人々の大変な協力がなければできないことである。大和川で皆が憩える日が将来必ず来るように、僕はゴミを拾い続ける。
<近畿地方整備局長賞>
「大和川の未来のあるべき姿」
桜井市立桜井中学校3年
僕は幼い頃、よく大和川に釣りに行った。大和川にはフナやコイ、そして僕の知らないような魚がたくさんいる。僕が釣りに行っていた頃は、僕より小さな男の子もいたし、かなり年の離れたおじいさんもいた。魚が釣れると皆でよろこび合った。よろこびの声があたり一面 に響きわたった。しかし、今となってはもう、よろこびの声はおろか釣りを楽しむ子供もおじいさんもいない。僕はよく大和川のそばを通 るが、この悲しいくらいの大和川の姿の変化に、とても言葉が出なかった。川に捨てられた雑誌や空き缶 、空きビンが、より一層僕に言葉を出させなくした。
しかしある日、僕は泣きたいくらいのうれしい出来事に出くわした。背の小さなおばあさんが、一所懸命川べりのゴミを拾っていた。無責任にゴミを捨てる人が多い中、このおばあさんは一人でゴミを拾っていたのだ。その姿を見た時、大和川が少し明るく見えた。そして、どこからか大和川のよろこんでいる声が聞こえた気がした。
僕はその時、ふと思いついた。次は僕達の番だ。昔、僕達に自然とのふれあいや、魚が釣れた時の最高のよろこびを与えてくれた大和川を、次は僕達がよろこばしてあげる番なのだ。そのためには、僕が主人公になり、大和川をよろこばしてあげる活動を広げていかなければならない。
そしていつか、再び大和川が元気になり、僕達によろこびを与えてくれるにちがいない。大和川の未来のあり方とは、昔のように、僕達に最高のよろこびを与えてくれ、そのかわりに僕達も大和川をよろこばせてあげるという、大和川と僕達とでよろこびを共有しあえるような姿なのだ。
僕は幼い頃、よく大和川に釣りに行った。大和川にはフナやコイ、そして僕の知らないような魚がたくさんいる。僕が釣りに行っていた頃は、僕より小さな男の子もいたし、かなり年の離れたおじいさんもいた。魚が釣れると皆でよろこび合った。よろこびの声があたり一面 に響きわたった。しかし、今となってはもう、よろこびの声はおろか釣りを楽しむ子供もおじいさんもいない。僕はよく大和川のそばを通 るが、この悲しいくらいの大和川の姿の変化に、とても言葉が出なかった。川に捨てられた雑誌や空き缶 、空きビンが、より一層僕に言葉を出させなくした。
しかしある日、僕は泣きたいくらいのうれしい出来事に出くわした。背の小さなおばあさんが、一所懸命川べりのゴミを拾っていた。無責任にゴミを捨てる人が多い中、このおばあさんは一人でゴミを拾っていたのだ。その姿を見た時、大和川が少し明るく見えた。そして、どこからか大和川のよろこんでいる声が聞こえた気がした。
僕はその時、ふと思いついた。次は僕達の番だ。昔、僕達に自然とのふれあいや、魚が釣れた時の最高のよろこびを与えてくれた大和川を、次は僕達がよろこばしてあげる番なのだ。そのためには、僕が主人公になり、大和川をよろこばしてあげる活動を広げていかなければならない。
そしていつか、再び大和川が元気になり、僕達によろこびを与えてくれるにちがいない。大和川の未来のあり方とは、昔のように、僕達に最高のよろこびを与えてくれ、そのかわりに僕達も大和川をよろこばせてあげるという、大和川と僕達とでよろこびを共有しあえるような姿なのだ。
<大和川クリーンキャンペーン審査委員長賞>
「未来に伝えたい大和川」
大阪市立瓜破西小学校2年
わたしは、うりわりという大和川でも、下りゅうに、すんでいます。
昨年、しょうをもらったとき、はじめて大和川の上りゅうのことをしりました。上りゅうは、とてもきれいでホタルもいるそうです。
わたしのちかくの大和川でも、おじいちゃんの子どものころは、ホタルもとんでいたしおよいだり、魚をとって食べたりできたそうです。わたしは、それをきいたときびっくりしました。そしてうらやましいとおもいました。
でもおかあさんが、およめに来たときよりは、今は水もきれいになってるし、テニスコートもできているし、さんぽもできる公園もできていて、多くの人が大和川にあつまってくるようになってきたと言っていました。
おじいちゃんや、ひいじいちゃんや、ずっとむかしから大和川はあるけれど、人によって大和川がきたなくなり、また人によって大和川がきれいになってきたのだと思います。
わたしが大きくなったとき、子どもたちに大和川のことを何て話すのかなぁ。やっぱりむかしはねと言っているのかなぁ。でも、やっぱりむねをはって、むかしはきたないこともあったけど、みんなの力できれいな大和川にかわってきたこと、そして、もうにどときたない大和川にしてはいけないことをつたえたい。
みんながあつまる大和川、みんなが大すきな大和川になってほしいなぁ。
わたしは、うりわりという大和川でも、下りゅうに、すんでいます。
昨年、しょうをもらったとき、はじめて大和川の上りゅうのことをしりました。上りゅうは、とてもきれいでホタルもいるそうです。
わたしのちかくの大和川でも、おじいちゃんの子どものころは、ホタルもとんでいたしおよいだり、魚をとって食べたりできたそうです。わたしは、それをきいたときびっくりしました。そしてうらやましいとおもいました。
でもおかあさんが、およめに来たときよりは、今は水もきれいになってるし、テニスコートもできているし、さんぽもできる公園もできていて、多くの人が大和川にあつまってくるようになってきたと言っていました。
おじいちゃんや、ひいじいちゃんや、ずっとむかしから大和川はあるけれど、人によって大和川がきたなくなり、また人によって大和川がきれいになってきたのだと思います。
わたしが大きくなったとき、子どもたちに大和川のことを何て話すのかなぁ。やっぱりむかしはねと言っているのかなぁ。でも、やっぱりむねをはって、むかしはきたないこともあったけど、みんなの力できれいな大和川にかわってきたこと、そして、もうにどときたない大和川にしてはいけないことをつたえたい。
みんながあつまる大和川、みんなが大すきな大和川になってほしいなぁ。
<大和川クリーンキャンペーン審査委員長賞>
「川のカニと海のカニ」
橿原市立畝傍東小学校2年
ぼくは、なつ休みに、友だちといっしょにバーベキューへ行きました。小さな川が山からながれ出ていて、すずしくてしずかなところでした。さいしょ、その川で少し足をちゃぽちゃぽとつけてあそんでいました。するとだれかが、
「あっ、カニだ。」
と見つけました。そこでぼくたちはカニをつかまえてあそびはじめました。なつなのにとてもつめたい水の中に、たまごをもったカニや、子ガニをまもっているははおやガニなどがいました。ぼくは、はじめて見たのでびっくりしました。山から出てきたばかりのきれいな水だから、こんなにたくさんのカニがすめるのかなあとおもいました。
そしてぼくは、その少しまえに行った海のことをおもい出しました。かぞくみんなでキャンプに行ったとき、テントをはったすぐよこに川の水がゆっくり海へながれこんでいるところがありました。そこにもたくさんのカニがいて、おとうさんといっしょにわりばしでつかまえました。
この川のカニと、あの海のカニは、同じ水をのんでいるのかなあ。そうだとしたら、同じあじがするのかなあ。山から出た川の水は、ぼくたちのすんでいる町をとおって、海へながれつく。川のカニと、海のカニが、同じ水をのもうとしたら、と中のぼくたちが少しでも、川のことを考えなくてはいけないなあとおもいました。
川のカニも海のカニも、もっとたくさんふえていってほしいなあ。できたらぼくのいえのちかくにも、カニがたくさんいてくれるようになったら、うれしいなあ。
ぼくは、なつ休みに、友だちといっしょにバーベキューへ行きました。小さな川が山からながれ出ていて、すずしくてしずかなところでした。さいしょ、その川で少し足をちゃぽちゃぽとつけてあそんでいました。するとだれかが、
「あっ、カニだ。」
と見つけました。そこでぼくたちはカニをつかまえてあそびはじめました。なつなのにとてもつめたい水の中に、たまごをもったカニや、子ガニをまもっているははおやガニなどがいました。ぼくは、はじめて見たのでびっくりしました。山から出てきたばかりのきれいな水だから、こんなにたくさんのカニがすめるのかなあとおもいました。
そしてぼくは、その少しまえに行った海のことをおもい出しました。かぞくみんなでキャンプに行ったとき、テントをはったすぐよこに川の水がゆっくり海へながれこんでいるところがありました。そこにもたくさんのカニがいて、おとうさんといっしょにわりばしでつかまえました。
この川のカニと、あの海のカニは、同じ水をのんでいるのかなあ。そうだとしたら、同じあじがするのかなあ。山から出た川の水は、ぼくたちのすんでいる町をとおって、海へながれつく。川のカニと、海のカニが、同じ水をのもうとしたら、と中のぼくたちが少しでも、川のことを考えなくてはいけないなあとおもいました。
川のカニも海のカニも、もっとたくさんふえていってほしいなあ。できたらぼくのいえのちかくにも、カニがたくさんいてくれるようになったら、うれしいなあ。
<大和川河川事務所長賞>
「大和川」
大阪市立矢田西中学校3年
私が小さかった頃、大和川にブタの死体が流れていたと聞いたことがある。聞いた話なので、本当かどうかはわからない。けれど、私が小さかった頃、すでに『汚い大和川』だったのは確かだ。
私は父と母と二人の姉と一緒に、大和川に石を拾いに行っていた。大和川は汚くても、その近くに落ちているたくさんの石は、とてもきれいに見えた。形がおもしろい石や、すべすべした石、しま模様になっている石もあり、私はもう石探しに夢中だった。石拾いに行ったのは、姉の宿題かなにかだったと思う。姉が拾い終え、手が汚れたからと言って大和川で手を洗おうとした時に、父が
「そんな所で洗うと、余計に汚くなるだけだよ。」
と言ったのを、今でもはっきり覚えている。
自分の家に一番近い川が汚いのは、本当にさみしいことだと思う。いつか、父の言葉を疑えるぐらいに、大和川がきれいな川になったらいいなと思う。
私が小さかった頃、大和川にブタの死体が流れていたと聞いたことがある。聞いた話なので、本当かどうかはわからない。けれど、私が小さかった頃、すでに『汚い大和川』だったのは確かだ。
私は父と母と二人の姉と一緒に、大和川に石を拾いに行っていた。大和川は汚くても、その近くに落ちているたくさんの石は、とてもきれいに見えた。形がおもしろい石や、すべすべした石、しま模様になっている石もあり、私はもう石探しに夢中だった。石拾いに行ったのは、姉の宿題かなにかだったと思う。姉が拾い終え、手が汚れたからと言って大和川で手を洗おうとした時に、父が
「そんな所で洗うと、余計に汚くなるだけだよ。」
と言ったのを、今でもはっきり覚えている。
自分の家に一番近い川が汚いのは、本当にさみしいことだと思う。いつか、父の言葉を疑えるぐらいに、大和川がきれいな川になったらいいなと思う。
<大和川河川事務所長賞>
「大和川の景色」
大阪市立矢田西中学校3年
この夏休み、自転車で遊びに行く事が多くて、よく大和川の橋を渡っていました。いつも汚くて、大和川を見ないように今日も渡ろうとしていました。でも、向こうの方から、まぶしいぐらいの夕焼けが私の目に飛びこんできました。その瞬間、自転車を止めて、その夕焼けに見いってしまいました。見ていると、すごく美しい光がでていて、大和川に反射して、大和川もすごくキレイな川に見えました。おどろきました・・・。昼間とは全く逆すぎる大和川に。もし、本来の大和川に戻ったら、もっとキレイに見えるんだろうなぁと思いました。それで、私はもっと大和川をキレイにしたいと思っています。クリーンキャンペーンも年に1、2回でなく、月1回はした方がいいんじゃないかと思います。で、もっと地域の人に呼びかけをして、大和川をキレイにしていきたいです。あの景色はとても忘れられない思い出になりました。自分自身もクリーン活動に頑張っていきたいです。昼間も夕方もいつでもキレイな川で気持ちいい気分になるような川にしていきたいです。
この夏休み、自転車で遊びに行く事が多くて、よく大和川の橋を渡っていました。いつも汚くて、大和川を見ないように今日も渡ろうとしていました。でも、向こうの方から、まぶしいぐらいの夕焼けが私の目に飛びこんできました。その瞬間、自転車を止めて、その夕焼けに見いってしまいました。見ていると、すごく美しい光がでていて、大和川に反射して、大和川もすごくキレイな川に見えました。おどろきました・・・。昼間とは全く逆すぎる大和川に。もし、本来の大和川に戻ったら、もっとキレイに見えるんだろうなぁと思いました。それで、私はもっと大和川をキレイにしたいと思っています。クリーンキャンペーンも年に1、2回でなく、月1回はした方がいいんじゃないかと思います。で、もっと地域の人に呼びかけをして、大和川をキレイにしていきたいです。あの景色はとても忘れられない思い出になりました。自分自身もクリーン活動に頑張っていきたいです。昼間も夕方もいつでもキレイな川で気持ちいい気分になるような川にしていきたいです。
<大和川河川事務所長賞>
「大和川と無洗米」
四天王寺羽曳丘中学校2年
大和川は、奈良県の笠置山地を源に、佐保川や竜田川、曽我川、石川など約百八十もの支流が合流して大阪湾に注ぎ込む全長約六十八キロメートルの川です
。
流域の奈良県、大阪府の四十一市町村に約二百十五万人の人が生活していますが、昔は泳いだり、うなぎやさわがにを見たり出来る水のきれいな川だったそうです。一級河川の中でも水の汚れた川になってしまいました。
水質悪化の主な原因は生活排水です。その中でもお米のとぎ汁に含まれるリン、チッソなどは”ヘドロ“の大きな原因となっています。
下水処理場では処理しきれず、水道水の臭いや赤潮などを発生させます。
湖や川を汚しているのがお米のとぎ汁である事を知った精米機作所の社長さんは、いろいろ苦心の末に簡単でおいしく栄養素もそこなわれず、節水も出来おまけに環境にやさしい良い事ずくめの無洗米を考え出したのです。製造過程で取れるたくさんの”ヌカ“は肥料として商品化もされているそうです。
大和川は毎年クリーンキャンペーンを行っていて今年で二十回目になり、皆の努力で少しずつきれいになっているそうです。
奈良県に住んでいる祖母は五、六年前からリュウマチで手が痛く手軽な無洗米を食べるようになりました。始めはいかにも主婦業をさぼっている様に思い、うしろめたい気持ちだったそうですが、こういう理由で無洗米が作られた事を知り、リュウマチの痛みがほとんどとれた今でも大威張りで無洗米を食べていると話していました。
この機会に私も環境問題に少しでも関心を持ち、自分に何が出来るか考える事が大切だと思いました。
大和川は、奈良県の笠置山地を源に、佐保川や竜田川、曽我川、石川など約百八十もの支流が合流して大阪湾に注ぎ込む全長約六十八キロメートルの川です
。
流域の奈良県、大阪府の四十一市町村に約二百十五万人の人が生活していますが、昔は泳いだり、うなぎやさわがにを見たり出来る水のきれいな川だったそうです。一級河川の中でも水の汚れた川になってしまいました。
水質悪化の主な原因は生活排水です。その中でもお米のとぎ汁に含まれるリン、チッソなどは”ヘドロ“の大きな原因となっています。
下水処理場では処理しきれず、水道水の臭いや赤潮などを発生させます。
湖や川を汚しているのがお米のとぎ汁である事を知った精米機作所の社長さんは、いろいろ苦心の末に簡単でおいしく栄養素もそこなわれず、節水も出来おまけに環境にやさしい良い事ずくめの無洗米を考え出したのです。製造過程で取れるたくさんの”ヌカ“は肥料として商品化もされているそうです。
大和川は毎年クリーンキャンペーンを行っていて今年で二十回目になり、皆の努力で少しずつきれいになっているそうです。
奈良県に住んでいる祖母は五、六年前からリュウマチで手が痛く手軽な無洗米を食べるようになりました。始めはいかにも主婦業をさぼっている様に思い、うしろめたい気持ちだったそうですが、こういう理由で無洗米が作られた事を知り、リュウマチの痛みがほとんどとれた今でも大威張りで無洗米を食べていると話していました。
この機会に私も環境問題に少しでも関心を持ち、自分に何が出来るか考える事が大切だと思いました。
<大和川河川事務所長賞>
「誇りをもって」
四天王寺羽曳丘中学校2年
ぼくの家は、大和川と西除川合流の近くにあり、大和川のほん近くです。だから大和川の行事などを、何度もしたことがあります。大和川には車のタイヤが捨ててあったり、パソコンが捨ててあったりしてすごくきたなくて、嫌なところもあるけれど、ぼくの家の近くでも、きれいなところなら、まだヘビがいたり、大きなコイがたくさん泳いでいるようなところがあります。それに最近大和川でアユが見かけられたなど大和川はみんなが思っているほど、きたない川ではなくなっています。『きたない川』イコール『大和川』ではなく、『きれいにしていたい川』イコール『大和川』に心を入れ替えて、心だけでなく、みんなで行動していって特別 な行事のときだけではなく、日々ゴミを見かけたら拾ってゴミ箱へ、これを時々でも一人一人がすれば、きっと大和川も昔のようなきれいな姿に戻れると思います。ゴミがゴミを呼ぶ。ゴミを捨てている人を見ると自分も捨てていいかと思ってしまうんだと思います。信号待ちと同じです。隣の人が無視すると自分もしてしまう。それを見た人が無視してしまう。これが大和川が汚れる原因の一つだと思います。でも逆に、前にゴミを拾っている人がいれば、ポイ捨てしようとしていても絶対できないと思います。
知らないかもしれませんが、大和川は今年で付替え300周年です。これは大和川が今の位 置になって300年もたっているってことです。だから大和川はとても歴史のある川です。
今、大和川は徐々にきれいになってます。それを継ぐのはぼく達です。ぼく達がこれからも大和川をきれいにしていくべきだと思います。大和川は、ぼく達の身近な『きれいにしたい川』です。『付替え300周年 誇りをもって 美しく』をみんなで目指そう。
ぼくの家は、大和川と西除川合流の近くにあり、大和川のほん近くです。だから大和川の行事などを、何度もしたことがあります。大和川には車のタイヤが捨ててあったり、パソコンが捨ててあったりしてすごくきたなくて、嫌なところもあるけれど、ぼくの家の近くでも、きれいなところなら、まだヘビがいたり、大きなコイがたくさん泳いでいるようなところがあります。それに最近大和川でアユが見かけられたなど大和川はみんなが思っているほど、きたない川ではなくなっています。『きたない川』イコール『大和川』ではなく、『きれいにしていたい川』イコール『大和川』に心を入れ替えて、心だけでなく、みんなで行動していって特別 な行事のときだけではなく、日々ゴミを見かけたら拾ってゴミ箱へ、これを時々でも一人一人がすれば、きっと大和川も昔のようなきれいな姿に戻れると思います。ゴミがゴミを呼ぶ。ゴミを捨てている人を見ると自分も捨てていいかと思ってしまうんだと思います。信号待ちと同じです。隣の人が無視すると自分もしてしまう。それを見た人が無視してしまう。これが大和川が汚れる原因の一つだと思います。でも逆に、前にゴミを拾っている人がいれば、ポイ捨てしようとしていても絶対できないと思います。
知らないかもしれませんが、大和川は今年で付替え300周年です。これは大和川が今の位 置になって300年もたっているってことです。だから大和川はとても歴史のある川です。
今、大和川は徐々にきれいになってます。それを継ぐのはぼく達です。ぼく達がこれからも大和川をきれいにしていくべきだと思います。大和川は、ぼく達の身近な『きれいにしたい川』です。『付替え300周年 誇りをもって 美しく』をみんなで目指そう。