2016年の入賞作品

作文部門

<大阪府知事賞>

「大和川との思い出」

大阪市立矢田東小学校 小学校6年
 
 ぼくは、大和川に毎年会っています。そして大和川とふれ合い、遊んでいます。
 まず、今までの学校生活六年間で毎年大和川に絵を描きに行きます。そして、一年たつごとに大和川はきれいになっていくのが少しづつだけど分かりました。
ほかにも、ぼくは、高学年から春ごとに参加するようになりました。春ごとでは、ほかの学校とも交流できて大和川ともふれあいました。
ほかにも、夏休みにPLの花火を大和川に見に行きました。川の流れの音と花火を観に行きます。ぼくは、大和川はとてもすばらしいと思います。大和川がないとすごくさびしいと思います。
 そして、四年生の時、大和川の事について学びました。大和川の過去などについて学びました。大和川は様々な人々のおかげで今の大和川があるんだと分かりました。大和川はみんなきたないイメージを持っていますが、だんだんきれいになっています。
 ぼくの大和川との思い出で一番、印象にのこっているのは学校よりも前の保育園でのマラソン大会です。年少、年中、年長できょりがちがいました。ぼくはきょりが長くなるほど毎年、新しい大和川が見れてとても楽しみでした。そして、新しい大和川が見えた時はとてもうれしかったです。川の流れの速さなどが分かってとてもおもしろかったです。そして大和川は川だけじゃなくて周りの草、木、花などをみるのも楽しみの一つでした。
そして学校に入っても学校で大和川の絵を描くことをしってぼくは
「同じ所をずっとみれる」
と思ってとってもおもしろかったです。そして描きにいったらよく風の音が聞こえ、川の音も大きく聞こえてよかったです。
ぼくはこれからも、大和川にお世話になると思うのでこれからもきれいになっていって美しい大和川になってほしいです。

<奈良県知事賞>

「アユのほう流」

川西町立川西小学校 小学校3年

 わたしは、毎日通学路で大和川を通ります。そのはしの上から見た大和川は、きたないと思います。なぜなら、川の中の草の所に、流れてきたごみがひっかかって、ごみの山になっていたり、ときどき大根やにんじん・ボールなどが、まるまる流れてきたりするからです。それを見てわたしはみんなが川にたくさんのゴミをすてて、大切にしていないと思いました。
わたしは、ようち園のねん長さんの時にきれいな海づくり大会PR活動のため大和川にアユをほう流しました。アユはきれいな川でしか、すめないと聞きました。ほう流する前にアユの赤ちゃんを見せてもらいました。その時わたしは、このこたちも大きくなったらもどってくるんだな。と思いました。もっと魚たちが長いきできますようにとねがいをこめてアユをほう流しました。わたしの年長の妹もこの間アユをほう流しました。この活動がずっとつづいて、大きくなったアユがまた大和川にもどって来て、会えたらいいなと思います。
 わたしは、今、三年生です。人間とアユのふれあいをもっと、もーっと大きくしたいとねがっています。わたしは、動物や魚が大すきです。だからもっと魚や動物とのふれあいを、わたしは、心から、
「もっとふやせる!!」
と思っています。


<近畿地方整備局長賞>

「楽しかった水辺教室」

大阪市立川辺小学校 小学校4年

「うわーうなぎやーっ」
と、わたしは、びっくりした。うなぎがとれたからです。いつのことかとゆうと、9月16日楽しい水辺教室のことです。かぐらちゃんとももちゃんと3人組でした。はじめは、なかなかとれませんでした。3人は、何かいも石をひっくりかえしました。わたしが、あみをセットして、かぐらちゃんがすなをけりました。けっかは、とれませんでした。こんどは、かぐらちゃんがあみをセットわたしがすなをけりました。かぐらちゃんが、
「うなぎとれた!」
と、うれしそうに言いました。
「うわー。うなぎやー」
と、わたしもびっくりしました。そのうなぎは、10センチメートルぐらいでした。色は、黒色でした。形は、まっすぐな形でした。うごきかたは、にょろにょろしていました。小さいうなぎでかわいかったです。はじめてのうなぎでした。大和川で、とれるとは思いませんでした。
水辺の教室は、とっても楽しかったです。またしたいです。たくさんの人にきょう力してもらってあんぜんにできました。ありがとうございました。
川をきれいにするために、わたしは、川をたいせつにしようと思います。ごみのぽいすては、ぜったいにしません。みそしるやぎゅうにゅうをのこさないようにしようと思いました。わたしは、まいにち、大和川をわたって学校にいきます。だから大和川が大すきです。これからも、たいせつにします。


<近畿地方整備局長賞>

「大和川をきれいにする」

生駒市立上中学校 中学校2年

「あっ、ゴミが落ちてる」そう思った僕はゴミを拾いゴミ箱に捨てました。これは、僕が大和川の横を自転車で通った時でした。いつもはゴミを見つけても素通りしてしまうのですが、最近大和川をきれいにする運動が行われているのを知っていたため、ゴミを見つけた時、素通りすることができませんでした。もし素通りしてしまうと、自分が捨てたゴミではないけれど、何か罪悪感といつも大和川をきれいにするように努力している人達に申し訳ないような気がしてなりませんでした。僕はボランティア活動をしている人を見るとこう思います。
「どうしてこんなにゴミを川に捨てるのか。昔の人と今の人では何が違うのか。いつになったらボランティアの人達が安心できるのか。昔の大和川に戻すにはどうしたらいいのか」
といろんな事を思います。僕が考えるに、今の大和川が汚くなったのは、人の心が変わったからだと思います。昔の人は、自然を大事にする心や人を思う心をたくさんの人が持っていて、今の人にはそんな心を持った人が少なくなったのではないかと思います。それが大和川の汚くなった一つの原因だと思います。
僕は大和川のゴミを拾った時以来、いつもボランティア活動をしている人達の助けになりたいと思って、自分が外で見つけたゴミは必ず拾って捨てるようにしています。この瞬間は、良いことしてると思いとても嬉しくなります。自分がこういう取り組みをしている時に、友達がポイ捨てをしていたりすると、とても腹が立ちます。その時に僕は、ボランティアの人達の気持ちが分かったと思いました。ボランティアの人達はこんな気持ちで川のそうじをしていたんだと。そう思うとますますボランティアの人達の役に立ちたいと思い、僕はクリーンキャンペーンに自ら参加するまでに成長しました。こんな成長をさせてくれたのは、大和川とボランティアの人達のおかげです。なので、この恩返しとして、これから大和川をきれいにする運動に参加し続けていきたいです。


<大和川クリーンキャンペーン審査委員長賞>

「めっちゃええやん!大和川」

大阪市立安立小学校 小学校6年

 みなさんは、精霊流しを知っていますか。
 精霊流しは、八月十三日から、お盆の最後の十五日までの間、家にお迎えした、ご先祖様や故人の霊を供養した後に、霊を見送り、川に流して返すために行われている行事です。
私の大好きな大和川でも、ご先祖様や故人を、お見送りする行事が毎年行われています。
 祖母から聞いた話ですが、
「以前は、お盆のお供え物のお菓子とかを、実際に、大和川に流していたよ。」
と、教えてもらいました。
それが、大和川を汚さない様に、環境を考えるようになり、きれいな水質の大和川になるように、実際に大和川に流すのを、私が幼稚園の頃からやめたそうです。
たまたま、私の家の前の会館が、その精霊流しを、毎年開催しています。会館の精霊流しに関する看板には、実際に流すことはしませんと明記されています。近くの他の地区でも、お線香を手向けて、お参りするだけの所もあるそうです。
 灯ろう流しも、死者の魂をとむらって、川に流す日本の行事ですが、やはり、川の下流で回収しているそうです。
私の大好きな大和川が、年々、水質が良くなって、あゆが棲める程に美しく輝く川になってきているのは、家庭の汚水を流さない様に努力している私達個々の家庭だけではなく、工場であったり、行事を開催する人々の努力のお蔭だと分かり、嬉しくなりました。
やわらかく、あたたかい、ろうそくのともしびの灯ろう流しは、大和川の水が美しいこその行事です。汚れた川での精霊流しや、灯ろう流しをご先祖様は、決して望んではいないと思います。きっと、ご先祖様は、子供の頃に、川遊びをした大和川、遊泳をした大和川を思い浮かべながら、お盆に帰ってゆけることを喜んでくれていると思います。
勿論、私たちも、大和川が美しくなってきている事を、とても喜んでいます。ご先祖様の頃の様に、川遊びをしたり、遊泳して楽しめる大和川になる日は、すぐそこまできているのだと信じています。
美しかった大和川を一度は、めちゃくちゃ汚い川にしてしまったけれど、これから先は、
「めっちゃええやん! 大和川」
と言われる程の美しく、輝く川に戻せるように、みんなで努力し続けてゆきましょう。


<大和川クリーンキャンペーン審査委員長賞>

「大和川のげん流 飛鳥川での一日」

上牧町立上牧第二小学校 小学校5年

 七月十八日大和川のげん流の飛鳥川に行きました。川を見た時、光が反しゃしているほどすきとおっていてきれいだなと思いました。かわべの石がたくさんつんであるところは、サワガニがいっぱいいました。その中にかたほうだけ大きなハサミを持つカニを見つけました。こんなカニを見つけれてラッキーだと思いました。ほかになにかいないかさがしていると、卵をかかえたメスのサワガニがいました。でもしんでいました。サワガニの卵はいくらより少しだけ小さかったです。またさがしていると、ホタルのえさとなるカワニナという貝がいっぱいひそんでいました。しかも、ゲンジボタルのようちゅうもいたので、ホタルがきれいなんだろうなと思いました。さらにさがしていると小さな貝がいました。家に帰って調べると、タイワンシジミという外来種だそうです。この貝はかん境の変化に強く、今までいたマシジミと交はいすると、すべてタイワンシジミになるそうです。もともといたマシジミがいなくなるのはさみしいなと思いました。
大和川のよごれの80%が家庭からの生活はい水だと聞きました。食事の時は食べる分だけ作る。おふろの水は植物にあげて、せんたくの時にはかんきょうにやさしいせんざいを使う。食器あらいの時はお皿のよごれをふいてからあらう。このことが大切だと知りました。
飛鳥川には、自然がいっぱいありました。しかし、人がすてたペットボトルや空きかんなどのゴミもありました。ごみがあると川がよごれ、すむ生き物も減ってしまうので、一人一人が気をつけなければいけないと思います。大和川に行けてよかったなと思いました。


<大和川水環境協議会賞>

「ぼくの好きな大和川」

藤井寺市立藤井寺小学校 小学校4年

 ぼくは、ふだん大和川の近くで、野球の、練習をしています。休けいをしている時は、いつも大和川を見ています。キレイな川だったら、心が落ち着きます。でも、川がよごれていたりしていたら、いやな気持ちに、なります。どうしてかというと、大和川は、キレイじゃないと、みんなの気分が悪くなるからです。というのは、ぼくの中には、大和川のいいとこが五こ以上あります。その中から三つこの作文に分かりやすくかいてよさを表します。
 一つ目の良さは、夏のPL花火の時、とても、川が美しいことです。花火が、打ち上げられ、パーンと鳴って、夜空に広がり消えます。美しいというのは、水面に写った花火と川がまるで、大和川が笑ったり、しゃべったり、おこったり、いろいろな表情を見せて、美しいし、見る人の心をおだやかにします。大和川は生きていると感じます。来年もぼくは、大和川の表情を見たいです。
二つ目の良さは、大和川の、大自然と、ふれ合い、めぐり合えることです。野球の練習が終わると、大和川に足をつけます。その時たまに、オイカワや、おたまじゃくしが、足に、当たります。可愛いなーと思いました。川が冷たい時は、とってもいい気持ちになります。人は、自然が多いほど気分が落ち着き、心がおだやかになると思います。
 三つ目の良さは、川の近くに、浅い所や、広場があることです。川が浅い所では、小さい子供も、大人の人と遊べるから、大和川は、とっても、楽しいです。虫や、野鳥も、たくさんすんでいます。大和川は、大阪の人の大切な宝物だと、ぼくは思います。ぼくは、これからも、川をよごさないようにしていきたいです。ぼくが、大人になったら、子供と大和川の広場であそびたいです。


<大和川水環境協議会賞>

「僕の身近の富雄川」

生駒市立上中学校 中学校2年

 奈良県北部の高山溜池から矢田丘陵に沿って流れ、生駒郡斑鳩町と安堵町の境界で大和川に合流します。富雄川はかつて「富の小川」とよばれ、古くからさまざまな歌に詠まれてきました。僕の卒業した真弓小学校にも、「富の小川のせせらぎに」としっかり入っていました。長さは二十二キロメートルで長いのか短いのか僕には分かりませんが僕は長くて立派な川だと思います。奈良県北部に住んでいる人にはとても関わりが深いと思います。僕も学校に通う時に毎日渡っていて毎日見ているし、お店も富雄川沿のが多く僕達からは切っても切れない存在だと思います。富雄川には(僕がいつも通る場所では)水の中に潜って餌を食べる鳥をよく見ます。そういうのは見てて気持ちが良いですが最近はゴミも増えてると思います。空き缶やレジの袋などが目立ちます。川のゴミ問題は世界共通でどこでもそうなので気をつけてほしいです。奈良は盆地であり海もないので昔から奈良県の水は全て池と川で何とかしていたと思います。奈良県民の生活のための「水」を支えていた。それが富雄川、大和川の「ええとこ」だと思います。いつの日も姿を変えずに僕たちを見守ってくれている富雄川。世界には幅が広いとか長さが長いとか様々の川があります。みんな近所の川があって、みんなその川の「ええとこ」を知っていて、みんなの思い出の中に川があると思います。僕はこの作文を書いて川の大切さを再確認しました。マンガや映画でも川をたどって家に帰ったり川の水を飲んだり、しています。他にも数多くの生物の住み場所にもなっています。山から川、そして海へ。川が汚れれば海も汚れる。地球は呼吸している感じがします。家からすぐそこにある川、その川が大きな大きな海に出ている。そんなことを思うとちょっとロマンチックな感じもします。いつも何気なく見ている富雄川、今度からはもっとしっかりとした気持ちを持ってながめてみたいと思います


<大和川河川事務所長賞>

「ぼくたちの大和川」

堺市立浅香山小学校 小学校4年

 ぼくたちの家から歩いて三分ぐらいの所に大和川があります。毎年、大和川祭りのよく日に、花火のゴミ拾いをすることがわが家のこう例行事です。サッカーの練習がある日にあったとしても、朝、早く起きて二十分だけでもゴミを拾いに行きました。
 今年は、三百五十発の花火を打ち上げていました。お祭りで、すずしい風をあびながら食べものを買ったり飲みものを飲みながら大和川の川辺から打ち上げられた花火を見ていました。花火がすごくきれいで緑やオレンジや黄色の花火が打ち上がりました。去年より、今年のほうがたかく上がってすごかったし、いろいろなしかけがたくさんありました。大和川祭りはいつも、もりあがっているから、楽しかったです。でも、と中に、雨やカミナリがなったからすこし、こわかったです。
 川辺りのすなの上で花火を打ち上げていたのでその日は暗いからよく日、七時半に花火のかすをひろいにいきました。さきに地いきのおとしよりの人が一人で花火のゴミをひろってくれていました。ぼくらは、すぐに川辺におりて一しょにゴミをひろっていました。花火の他に川辺りにはペットボトルやガラス、ラジカセ、チューペットのゴミなどがおちていました。お祭りのゴミだけではなく川から流れてきたゴミもありました。川辺りのすなからうんちのくさいにおいがしました。きっと川辺りにうんちがおちていると思いました。ゴミひろいの中で立ったりしゃがんだりのくりかえしがたいへんだったからあせをいっぱいかきました。ゴミぶくろをもってあがったとき、たくさんの地いきのろうじんの人たちがお祭りのあとかたずけをしていて、ぼくが見ると知っている人ばかり。見守りの人たちや学校のキーパーさんでした。ダンボールに花火のゴミをいれると五箱ぐらいのりょうでした。これからも、ぼくらの手で大和川をきれいにしていきたいです。


<大和川河川事務所長賞>

「めっちゃええやん!大和川」

王寺町立王寺南中学校 中学校2年

 大和川にぼくは、何回か魚などをつかまえにいったことがあります。その時に思ったことは、コイやドジョウ、スジエビ、ドンコ、オイカワなどの様々な生き物がすんでいるんやなぁということです。他にももっともっと大和川に住む生き物は、いると思います。なので、次に大和川へ行ったときには、まだ自分が大和川で見たことのない生き物を見つけてみたいです。
 そして、大和川下流に天然アユが数万匹そじょうしていることが分かり、かつて「日本一汚い川」と言われた大和川にきれいな川のシンボルでもあるアユがいるということは、大和川がとてもきれいになっているということでうれしいです。また、いつか大和川にアユをつりにいってたべたいです。
 それから、さっきもかいたように大和川は、「日本一汚い川」としてしられていましたが、大和川にかかわる色々な人の努力のおかげで、いまでは、きれいな川でしかすむことのできない生き物もすむことができるようになったのだとおもいます。
 これからも、この「めっちゃええやん! 大和川」を今よりももっとよくしていってほしいです。