2019年の入賞作品

作文部門

<大阪府知事賞>

「楽しかった水辺の教室」

大阪市立川辺小学校 小学校4年
 
 ぼくは、水辺の教室に行って、まず地引きあみをしました。魚がたくさん入っていたのでうれしかったです。ぼくは、小さい魚をつかめました。すごくうれしかったです。友達がアユをつかんでいたので、ぼくは大和川がきれいなんだな、と思いました。
 次に投あみ体験をしました。一回目は魚が1ぴきしかとれませんでした。二回目もありました。あみを持って川に入りました。深かったので、体そうズボンがぬれました。すなをけって魚が中に入るように追いたてました。ぼくが、
「三、二、一!」
とかけ声をしてあみを下ろしました。ひもを引っぱって地面まで持ってきました。中を見てみると何も入っていませんでした。とても残念でした。もう一度したかったけど、できませんでした。テントに帰るときに友達と話しました。
「一ぴきしかとられへんかった。」
「おれも一ぴきやった。」
投あみ体験では、そんなに魚がとれませんでした。
 次に水しつ調さをしました。0に近い数字ほど水がきれいで、0の色は、赤むらさきみたいな色です。まず、大和川そのままの水は、赤むらさきでした。ぼくは、だから大和川にアユがいるんだ、と思いました。次に、昔の大和川の水にしました。しょうゆを三てき大和川の水に入れました。すると、五十まできたなくなっていてびっくりしました。
 次にしかけていたあみをひきあげました。川に入って、くぎをぬきました。それを引っぱっておけまで持っていきました。手長エビが入っていました。とてもうれしかったです。ほかのチームがカメをつかまえました。すごいなぁと思いました。
 最後に、今日とった魚を大和川にかえしました。少し残念だったです。でも、また今日とった魚が子どもをうんで大和川の生き物がふえたらいいなと思いました。
 また、前までは大和川の水はきたないと思っていたけど、水辺の教室をやってみて、大和川の水はきれいなことが分かって、楽しかったのでまた行きたいです。大和川の水をきれいにするために、ごみのぽいすてはぜったいにしないようにしようと思いました。

<奈良県知事賞>

「みぃつけた!みんなの頑張り」

広陵町立真美ケ丘中学校 中学校3年

 今年も私の住む町で『大和川水系一斉クリーンキャンペーン』が行われた。
 残念ながら今年も参加できなかった。
 昨年と比べてゴミが減っているか、後から配布される広報でしか確認できないので、広報をとても心待ちにしていたのだが、待ちきれず、近くの川まで自分の目で確認しに行くことにした。
 我が家は、外出する際は行き先、用件、帰宅予定時間を言わなければいけないという決まりがあるので「にいにと川のゴミ見てくるね。ゴミが落ちてたら拾いたいから袋頂戴。一時間位で帰ります。」と母に伝えて行こうとしたら「川を綺麗にするのはとても良い事だし大切よね。でも、あなたは受験生なんだし勉強机の上を綺麗にするのもすっごく大事よ。」と嫌味を言われたが聞こえないふりをして、兄と二人で川に向かった。
 昨年はと言うと、三八七九名が参加し回収車三六台分、ゴミの量は一0、七五トン。
 今年はどのくらいかな?減ってるかな?とワクワクした。
 何故なら、大和川の水がキラキラ光る綺麗な水になれば、私が普段口にする地場産のお野菜やお米が美味しくなるからだ。
 兄と川に着き自転車を止めて川原に下りてみた。嬉しいことに目につくゴミはほとんどなかった。破れたスーパーの袋と、煙草の吸殻が幾つかだけ。そこで私のワクワク感はまた上がった。
 それから暫くして学校から帰宅すると「今朝広報が届いたよ。」と母に言われ、ドキドキしながら確認した。
 今年は、三九五四名が参加し回収車三一台分、ゴミの量は六、六九トンだった。
 参加者は昨年より七五名も増え、ゴミの量は四、0六トンも減っていた。思わず「すごーい。やったぁ。」と大声を上げた。
 大和川を鮎も泳ぐ綺麗な川にしたいというみんなの願いがクリーンキャンペーンになり、その結果川原のゴミが減り、少しずつではあるが水が綺麗になってきているのだ。
 やはり祖父の言葉通り「人が環境を作り、環境が人を作る。」のだ。
 頑張って啓発活動をした結果が数字に表れたのだ。
 みぃつけた!みんなの頑張り。
 クリーンキャンペーンの日が、たまたま私の誕生日だった。素晴らしい誕生日プレゼントを貰った気がした。


<近畿地方整備局長賞>

「初めての投あみと地びきあみ」

大阪市立川辺小学校 小学校4年

 9月6日は、大和川に行きました。きのうまでわたしは大和川はきたないと思ってたけど、来てみたら、思った以上にきれいで、びっくりしました。水辺の教室の人が、注意などを教えてくれました。
 話が終わると、最初は地びきあみをみんなで引きました。けっこう重くて、足に砂がたくさん入りました。引き終わると、小さな魚やアユがいました。アユがいるって思ってなかったから、すごくびっくりしました。
 次は投あみをしました。わたしは最初は、投あみって何だろうと思ってたけど、大人の人のを見ると、初めて見たので、すごくかっこいいし、きれいとびっくりして、みんな、
「わあ。」
「すげえ。」
と、さけびました。わたし達もやろうとしたら、あみのはしについているおもりがわたしにとってはすごく重くて、一回地面において、もう一回持って、みんなで川の方に行きました。ズボンがぬれるくらいまで奥に行きました。どこまで行くのとあせりました。けっ局ぬれたけど、みんなであみを広げて、みんなで、
「いっせいのーで。」
と言ってあみを川に落としました。水がバチャーンととびちったし、本当にこれで魚が入るのかな、と心配になりながら、あみをみんなで引きました。何の魚が入っているんだろうと、思いながら、引き終わって中を見ると、何もありませんでした。やっぱりかと思ったら、みんなが、
「もう一回したい。」
「もう一回してみたあい。」
とばっかり言ったので、
「分かった。もう一回だけやろう。」
と言ってくれました。みんなもわたしも大よろこびしました。一回目より、魚をとる自信がでてきて、一回目よりもっと川の奥へ行きました。みんなズボンがびしょびしょになりながら、またみんなで、
「いっせいのーで。」
と声を出して川へあみを落としました。すこし待って、またみんなであみを引きました。すると、オイカワという魚がとれました。わたしは大よろこびしました。みんなもうれしかったです。
 次にすることは水質調査でした。大和川はきれいだけど、どれくらいきれいなのか知りたくて、調べたら、よごれが全くなくてびっくりしました。でも、しょうゆを三てきくらい入れたら、すごく茶色くなりました。どういう結果になるんだろうと思いながら、調べると、すごくきたなくなっていました。めっちゃきたなくてびっくりしました。
 最後は、しかけのあみをしました。しかけのあみは、あんまり大変じゃなかったけど、あみの所が虫だらけでした。引き終わると、だっぴしているカニや、手ながエビやカメがいました。全部初めて見たので、みんなもわたしもびっくりしました。だっぴした後のカニがおいしそうでした。
 すごく楽しかったです。


<近畿地方整備局長賞>

「どんぶらこっこ大和川」

王寺町立王寺小学校 小学校3年

 わたしの家の前には、かつげ川がながれています。おととしの台風21号の時に家の前まで、はんらんしました。ゴミがいっぱいながれてきました。つぎの日、かんりにんさんといっしょに川ぞいをそうじして、きれいにしました。川には、フナとカメがたくさんいてカモや、白さぎがよくとんできます。生き物がいっぱいいる川はきれいだなと思います。
 わたしは、休みの日にママと時々大和川のかせんじきを自転車でポタリングします。道も広いし、車がとおらないから気持ちよく走れます。ゴミがないか、いっしょにかくにんしました。ゴミはなくきれいでした。その日は、すごく気おんがたかかったのでママは、あつそうでした。わたしは、楽しかったです。
 年に何回もおこなわれる川ぞいの、クリーンキャンペーンにママが仕事休みの日にいっしょにさんかします。みんなにあいさつをしたりすると、きんじょの人をいっぱいしることができます。
 わたしは、いつも大雨や台風のあと、家のベランダから川がぞうすいしているか見ます。これからも、川のようすを見てゴミがながれてないかみたり、鳥や魚をかんさつしたいと思います。 わたしの家の前には、かつげ川がながれています。おととしの台風21号の時に家の前まで、はんらんしました。ゴミがいっぱいながれてきました。つぎの日、かんりにんさんといっしょに川ぞいをそうじして、きれいにしました。川には、フナとカメがたくさんいてカモや、白さぎがよくとんできます。生き物がいっぱいいる川はきれいだなと思います。
 わたしは、休みの日にママと時々大和川のかせんじきを自転車でポタリングします。道も広いし、車がとおらないから気持ちよく走れます。ゴミがないか、いっしょにかくにんしました。ゴミはなくきれいでした。その日は、すごく気おんがたかかったのでママは、あつそうでした。わたしは、楽しかったです。
 年に何回もおこなわれる川ぞいの、クリーンキャンペーンにママが仕事休みの日にいっしょにさんかします。みんなにあいさつをしたりすると、きんじょの人をいっぱいしることができます。
 わたしは、いつも大雨や台風のあと、家のベランダから川がぞうすいしているか見ます。これからも、川のようすを見てゴミがながれてないかみたり、鳥や魚をかんさつしたいと思います。


<大和川水環境協議会賞>

「みぃつけた!私の大和川」

堺市立浅香山小学校 小学校6年

 8月18日気温35度10時ごろに大和川にある岸のところで観察しました。
 まず川をのぞいて感じたことが3つあります。1つ目は、大和川は意外にとうめいだったということです。ぼくは、大和川の遠くをみた感じ、ふかみどりの色だと思ったけど、とうめいのコップで水をすくってみると、すき通っていてとうめいに近いと思いました。2つ目は、川の流れが速いということです。ぼくは、浅瀬で観察していたら、何ヵ所だけか、すごく流れが速く、遠くをみても、川の流れが速いので、危ないと思いました。3つ目は、浅瀬にはすごくゴミがあるということです。周りのゴミを数えてみると、あきかんが、とにかくすごく多くて、半径6mぐらいさんさくすると、あきかんが21個もあったのでおどろきました。
 次に発見したことは、2つあります。1つ目は、思ったよりも魚がいたことです。ぼくは魚がいないか、探していたら、水面がすごく、「ぴちゃっ」と音がなったり、魚がうっすら見えたりするので、けっこう大和川には、魚が多いことが分かりました。2つ目は、けっこう上流から、ビニール製のゴミやその他のものが流れているということです。ぼくは、なぜ流れてくるのかを考えました。やはりいろんな人が、ゴミを川に捨てるとしか、考えられなかった。まだまだゴミを少なく捨てさせなくするには、程遠いと思いました。
 ぼくはこの事から、まだまだゴミを川に捨てている人がいると思うので、その人の意識もかえないといけないし、意識している人も、意識をしていない人に注意しないといけないと思いました。


<大和川水環境協議会賞>

「知ってほしいな!大和川のこんな事」

川西町立川西小学校 小学校6年

 私がみんなに知ってほしいことは、川をきれいにする活動が全国でたくさん行われているということです。その中で私は、大和川のクリーンキャンペーンと、大和川のアユの放流に参加したことがあります。大和川のクリーンキャンペーンは、主にゴミ拾いで、ゴミを拾うことで大和川をきれいにしようとする活動です。私が大和川のクリーンキャンペーンに参加したとき、大和川はあまりきれいではなかったです。それに、いくらゴミを集めても、人よりゴミが多すぎて、全部集めきれず、私は「もっと人が来てほしいなぁ~。」と思いました。そして、アユの放流は、町内のようち園、保育園に通う年長さんの子が、毎年大和川に行き、アユの赤ちゃんを放流する行事があります。私は、小さいころにやったので、くわしく覚えていませんが、私の妹、弟が年長になると、アユを放流しに行くのを見て、自分も昔やったことを思い出し、川がきれいになるのには、長い年月がかかるけど私が大人になったときには、きれいな大和川になっているといいなぁと思います。
 大和川のクリーンキャンペーンで、川をきれいにするけれど、見た目がきれいになるだけで、水のきれいさまでは分からないので、きれいな川でしか、棲めないアユが大人になって、もどってくることが、水がきれいになった、証拠だから、どっちもずっとず~っと続けていかなければいけない事で、そのためにはたくさんの人が、この川をきれいにする活動のことを知ってもらうために、私は家族や、友達をさそって、大和川のクリーンキャンペーンに参加し、どんどんきれいになって大人になったアユがたくさんもどってきて、昔みたいに、たくさんの人が大和川で遊び、笑顔になれるような、きれいな川にしたいです!!


<大和川河川事務所長賞>

「6年前の大和川」

大阪市立矢田東小学校 小学校6年

 私はようちえんの時、おじいちゃんに大和川につれていってもらいました。川に石をなげて遊んでいました。
「ここに大きい石あるでー。」
 とおじいちゃんが言ってくれました。
「おりゃー」
 新記録ってぐらい遠くになげることができて私はうれしくなりました。
「じいじなげてみてやー。」
「じゃあ石いっしょにさがしてー。」
私たちが石をさがしていると、とてもなげやすそうな平べったい石が見つかりました。
「なんか平べったい石見つかった!」
 と、石をおじいちゃんにわたすと、私の新記録よりはるかにこえて行くぐらい飛びました。
「じいじすげー石見えへんやん」
と、私が言うと、
「あんたも大人になったらこんぐらい飛ぶようになるよー」
っておじいちゃんが言ってくれたので、
「ほんま?じゃあ大人になってじいじの記録こせるかも…!」
 私は今でもきたいが高まっています。